日本でITシステムエンジニアが経営戦略を学ぶ!
18/12/12 15:45:52 19/01/15 22:31:20
ウェブエンジニアからのMBAシリーズです
今回は経営戦略とマーケティングの基礎講座に出た話です。
今回はQBハウスというなんというか身近、僕もお金がない時いっていたこのケース
とても親近感ありです。
さてさて経営戦略とは何ぞや?マーケティングとは??
目次
経営戦略マーケの話し合いには流れがある
ケーススタディという事でみんなで話すのですが、ホワイトボードで1問20分程度で話し合いをします。
すると、これぞという枠組み
市場は?
競合は?
自社は?
ってのをやります。
出典:グロービス知見録
市場はあるのか?知っていた、分かっていたけど、ここまで掘るのかーって位堀ります。
競合もここまでやるのか?ポジショニングやら参入の難易度やら深堀してくる人がいます。
ファイブフォース分析を行う
ここでも1回は聞いたことのある5フォース分析をします。
出典:グロービス知見録
新規参入
代替品
買い手の交渉力
売り手の交渉力
と細かくやっていきます。
もう予習が出来ている人の完璧さ具合ときたら半端ないです。
ここまでキレイに予習アサインメントを作れるのか?って位キレイ
僕はなんとか適当に調べて授業に臨むのでついていくのがやっと
その後先生がネタバレ
その後先生がQBハウスがうまくいった要因のネタバレに移るわけです。
聞くとあーそこかー、、、という内容なんですが。。
絶対自分では抽出できない回答
何かが途中で異なる。
何かが思考回路で異なる
どこかで思考のフローチャートがずれている
そんな感覚です。
まぁそもそも経営戦略が何か知らなかった僕なので、、、、もはやです
企業がうまくいく理由はそう簡単ではない
ネタバレになるのでQBハウスの話題はさけますが、例えば
・品揃えが圧倒的だったから
・卸抜きの流通形態だったから
これらが成功要因だと論述するじゃないですか?
で先生からこう来るわけです。
「えっでもなんで今までは卸がないといけなかったの?」
「品揃えが圧倒的だと売れ残るよね?」
そうなんです。
ケース読んで仮に答えはこうだーと出したとしても
「そんな事本当に出来るんかい_???」
って質問には回答出来ないわけです。
むしろ既存の業者も
「そんな事わかっとるわい」
となっているわけです。
例えば僕の実家の地域の店では出店店舗も価格も地域に意見を聞かないといけないんです。
理由は
「出店されると、似た様な飲食店が倒産する可能性があるので、出店させない」
「価格もその金額だと安すぎて、定食屋が倒産する可能性がある」
みたいな業者側の顧客視点ではない事情があり、参入出来なかったりします。
こんなの顧客視点じゃないじゃんと伝えてもそれで地域が成り立っているという視点から却下させられたりするんです。
このような理由から成功要因をケースから抽出してもそれを実現出来るにはどうするの?に回答できないと正式にケースを解いたことにはならないんです。
評論家の意見は当てにならない
こんな事をやっていると後付けでこの会社がうまくいった理由はこうですみたいな書籍を書いている大学教授などに悪意すら感じてしまう
「だからってできないですから」
と
実際ウェブ業界にいるとそれは痛感する
実際の内部からすると、遮二無二頑張ってサービスリリースしたり、クレーム対応したり、広告費削減するために社員総出で頑張ったり、何気に地道
というかひたすら地道
そんな中で奇跡的にうまくいったりする。
社内ではなんかうまくいったなーとか
ドラッカーさんは予期せぬ成功ともいっている
経営の神様のピータードラッカーさんも予期せぬ成功といっています。
予期せぬ成功、結構ベンチャーはここに該当するパターンも多いと思います。
昨今も有名なベンチャー企業が赤字決算になりましたが、
1年前は1億以上利益でてましたし
経営戦略やマーケティングは重要!でも踏ん張りが一番
なので経営戦略基礎の授業1回目に出て気づいたのは
「しっかり経営戦略やマーケティングの基礎を学ぶのは重要。それは軸がぶれない為、マクロ経済を抑え自社の強みを抑えるために重要」
「いい替えるなら外側の世界の自社のいう内側の力を合わせる為に重要」
「しかしそこからは踏んばりじゃー」
ってな学びでした。
学んだこと
経営戦略とは何か?何について考えると戦略を評価出来るのか?
戦略の外部の環境や内部のリソースを考える事が出来た。
QBハウスと他既存店のターゲット顧客の差異が分かった。
それに伴う顧客ニーズと成功要因の違いが分かった。
エンジニアとしてMBAに出る意味
そうですね、漠然とですが、
エンジニアってプログラムだけやっていると視野狭窄になると思うんです。
というか営業や経営者も同様かな。
経営者なら趣味の世界や漫画を読むとか、ゲームやるとか
営業ならプログラミングやったり、副業やってみるとか。
そうゆう違う分野ジャンルの事を学ぶときっと本業に何倍も価値として帰ってくる気がします。
そんな事を感じつつ、僕のMBA人生はまだまだ続きます。
ちょっとキャパオーバー
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