【PL/SQLのフリーランス求人・案件情報一覧】開発単価や仕事内容、将来性はどうか?
18/04/15 15:59:51 19/04/29 22:53:55
PL/SQLは、現在、商用のデータベース管理システムとして、業務用のシステムをはじめ広く使われているOracle Database用にSQLを拡張して作られた言語であることもあって、データベース、特にOracle Databaseを使うのであれば、是非とも使いこなせるようにしたい言語であると言われています。
そんな業務用のシステムをはじめ広く使われているPL/SQLについて、解説していきましょう。
目次
PL/SQLとは?その特徴は?
PL/SQLとは?
PL/SQLは、米Oracle社がOracle Database(以降、Oracle DB)用に、Structures Query Language(SQL)を拡張して開発したプログラミング言語です。初めてPL/SQLが導入されたのは1988年にリリースされたOracle v6で、それ以降のOracle Databaseで使われるようになっています。
PL/SQLは「Procedual Language」(手続き型言語)の名の通り、データベースの問い合わせ言語であるSQLに手続き型言語へと拡張することから命名された経緯を持っています。
また、PL/SQLを使えるデータベースはOracle Databaseの他にも、IBM Db2も挙げられます。IBM Db2では2009年にリリースされたIBM DB2 9.7よりサポートされています。
PL/SQLのほか、PostgreSQLもPL/SQLに類似した言語として、「PL/pgSQL」が1998年にリリースされているなど、その影響は決して小さくないことが伺えるでしょう。
PL/SQLの特徴は?
PL/SQLにはどのような特徴を持ち合わせているのでしょうか?ここではそれについて説明していきます。
手続き型言語へ拡張されたSQL
PL/SQLの大きな特徴として挙げられるのは、その名の通り、データベースの問い合わせ言語であるSQLが手続き型言語へと拡張されたということが挙げられます。
これによって、純粋なSQLにおいては行えず、呼び出し元のプログラムで行う必要のあったif/for/loopなどの制御や、データの加工、バリデーションなどの処理をPL/SQL上である程度実行できるようになっていると言えます。
また、PL/SQLで書かれたプログラムをデータベース上に格納することで、他の言語から必要に応じてPL/SQLのプログラムを呼び出すこともできます。
パフォーマンスに優れる
一般的なSQLでは、プログラムからデータベースにリクエストを行う場合、それに応じて複数回のSQL文を処理することになることから、アプリケーションとデータベースのネットワークの負荷がかかって処理が遅くなるという可能性があります。
一方で、PL/SQLでは、データベース上にプログラムを格納していれば、適切なプログラムを実行することによって、SQL分の通信を減らすことができることにより、パフォーマンスに勝れるようになる可能性があります。
互換性が高い
PL/SQLはOracle DBまたはIBM Db2上で動くことから、システム移行の際に新しいバージョンのそれを使うことになっても、根本的な仕様変更が必要な場合を除けば、大きな修正を加えることもなく動作する可能性が高いと言われています。
PL/SQLの仕事内容は?どんな開発で使われる?
PL/SQLは、基本的にはOracle DB上で動作するプログラミング言語であるため、Oracle DBを使ったシステム開発で使われる可能性が高いと考えられます。
その中でも、顧客関連管理(CRM)システムや金融系、流通系のシステムなど、可用性・信頼性の求められる分野で導入される傾向が強いようです。一方で、ウェブ系においてはコストの問題などで導入される傾向は弱いと言えます。
PL/SQLエンジニアの年収・単価・正社員とフリーランスでどれ位?
『PL/SQLでなにができるの?フリーエンジニアの最適PL/SQLおススメ案件!』(at-engineer)によれば、PL/SQLエンジニアの年収・単価は正規雇用・非正規雇用で500〜800万円ほど、フリーランスでは500〜900万円ほどとのことです。
PL/SQLおよびOracle DBを導入している企業が多く、なおかつ実績を求める傾向も強いこともあって、報酬も比較的高いと考えられています。
PL/SQLの需要は?将来性は?
PL/SQLは他の言語と比較して、データベースの設計・開発に関わる言語ということもあり、他の言語とはまた違った環境にあります。
その上で、データベースの問い合わせ言語としては、長らくSQLが事実上の標準として使われ続けていること、PL/SQLもまたSQLを拡張し他ものであるということ、Oracle DBも業務システムを中心に広く使われていることもあり、今後PL/SQLが一気に廃れるということは考えづらいでしょう。
一方で、クラウドサービスの普及やGUIのツールなどの普及により、データベースを取り巻く環境も変化していくことが考えられるため、エンジニアにとっては安心はできない状態と言えるでしょう。
このため、いかにしてエンジニアとして生き残るかの工夫が求められると考えられます。
PL/SQLの在宅案件はある?
PL/SQLはOracleがOracleデータベースのために開発したSQL言語の一種です。現在のデータベース操作で用いられることが多く、PL/SQLが扱えると会社員でもフリーランスでも一定の強みになります。
PL/SQL単体の案件は少ない
基本的にフリーランスだと幅広く作業するマルチスタック的な働き方が求められるため、データベース単体の仕事は少ないです。PL/SQLで簡易的なツールを作るような案件はあるのですが、単価が低く設定されており、なおかつそれほど多くはありません。
在宅案件を受注する場合あくまでもデータベースは補助的なスキルなので、プログラミング言語をメインに考えた方が良いです。会社員がプロジェクトに配属される場合は役割分担が明確なので、データベースだけに特化して作業している人もいるかもしれません。
会社員時代にデータベースに特化して作業していた方は、在宅で案件受注するに当たってプログラミングの勉強にも力を入れた方が良いでしょう。プログラミングの案件でデータベースも扱える人を募集しているケースは多いため、PL/SQLとプログラミングのセットスキルであれば役立ちます。
PL/SQLのスキルを磨くメリット
PL/SQLは上で説明した通りプログラミングスキルと組み合わさることで市場価値が上がるというメリットがありますが、それだけではありません。データベースはプログラミングよりも選択肢が少なく、SQL的にも操作内容的にも幅と変化が少ないです。
つまり、PL/SQLのスキルがあれば表面的なデータベース言語が変わっても対応できるということです。たとえばJavaのみの経験者がいきなりPHPに対応することは難しいですが、PL/SQLの経験者がMySQLに対応することはそれほど難しくありません。
またデータベースを直接操作するだけでなくプログラミングのなかにSQLを埋め込むこともできるため、仕事の幅が広がります。
PL/SQLエンジニアになるにはどんな勉強をすればいい?資格はある?
PL/SQLエンジニアになるには
PL/SQLエンジニアになるには、入門書や入門サイトなどを確認して、(可能であれば)実際にコードを書いてみて実行しながら学習していくことが望ましいでしょう。
また、PL/SQLはSQLの拡張言語であるということもあり、最低限SQLの知識はある程度持っているということが求められます。
入門書には以下が挙げられるでしょう。
- 『プロとしてのOracle PL/SQL入門 【第3版】(Oracle 12c、11g、10g対応)』 — SB Creative
- 『基礎からわかる PL/SQL』 — C&R研究所
PL/SQLを学習する際に、できれば実際に走らせるためにOracle Databaseも利用できればそれに越したことはないのですが、インストールまでが面倒なこともあり、無理はしない方が良いでしょう。
PL/SQLに関係する資格
PL/SQLに関連する資格としては、以下が挙げられます。
- ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer (Oracle PL/SQL Developer Certified Associate)
- ORACLE MASTER Gold Oracle PL/SQL Developer (Oracle Advanced PL/SQL Developer Certified Professional)
なお、Goldを取得するには、まずはSilverを取得することが必要になります。また、Oracle DBの資格をとるには、これとは別に「ORACLE MASTER Oracle Database」の資格をとる必要があります。
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