現役エンジニアのわたしが腕時計について本気で語ってみた
18/07/29 14:56:41 19/05/04 16:05:30
皆さんは腕時計をつけていますでしょうか?今日ではスマートフォンの普及も進んでいて、時刻を確認するときはスマートフォンを使えることもあり、腕時計をしない人もかなり増えています。
とはいえ、ちょっとした時刻を確認するときにはスマートフォンを取り出して確認するよりも、腕時計を使った方が気軽であることもあり、生活スタイルによっては、腕時計が非常に便利な時があります。
ここでは、エンジニアの視点から腕時計のことについて、色々語っていきます。
目次
エンジニアは腕時計をあまり必要としない
前提条件として、エンジニアが普段の業務をする上では、腕時計を必要とすることは決して多いとは言えません。
というのは、PCを使っている時であれば、画面上に時計を表示していることもあり、わざわざ腕時計を見て時刻を調べるのと比べても効率よく時刻を確認できるからです。
エンジニアにとっては、腕時計は必需品というよりも、どちらかというと趣味の範疇に入るものといえます。逆に言えば、自分の気に入ったものを選ぶということがしやすいとも言えるでしょう。
シンプルで実用的な腕時計は一個は持っていたい
とは言え、外部の打ち合わせや商談などで、腕時計が求められるケースはしばしばあります。また、その時の移動特などで時刻を確認したい時ではスマートフォンよりも気軽に確認できるという利点もあり、そのための腕時計はあった方が良いでしょう。
この時のために、ビジネスの場で通用するシンプルなデザインで実用性の高い腕時計は1個は持っておきたいですね。
スマートウォッチアプリ開発者ならスマートウォッチは必需品
ただし、スマートウォッチアプリ開発に関わっている場合は、スマートウォッチに限ってはほぼ必需品と言えます。
というのは、スマートウォッチアプリを開発するに当たって、UI/UXなどの学習や、アプリ開発に当たっての実機での動作確認など、学習する上でなくてはならないからです。
したがって、今スマートウォッチアプリを開発している方はもちろん、将来的にスマートウォッチアプリを開発したい方は、是非ともスマートウォッチは持っておきましょう。
どういう腕時計があるのか
その上で、エンジニアが腕時計を選ぶ時ですが、基本的にはちゃんと時計としての役割を果たしていて、その上で自分の気に入ったものを選ぶのが望ましいと言えます。その指標として、以下に書いていきます。
アナログ時計
アナログ時計は、時針・分針・秒針の向きで時刻を表す時計で、正確な時刻を見るには難があるものの、おおよその時刻を直感的に見ることができるという利点があります。典型的なアナログ時計では、時刻の設定を龍頭を回すことで行いますが、電波時計やデジタル時計併合型においては、デジタル時計に準拠するものもあります。
デザインも種類が多く、シンプルなものから、派手なものまで、多岐に渡ります。シンプルなものは、往訪や来訪の対応で十分に通用するものもありますので、是非とも1個は持っておきたいですね。
アナログ時計においては、大きく分けて以下があります。
クォーツ式
水晶振動子を使った時計で、デジタル時計も含めて、今日の時計の駆動方式としては主流の方式です。従来の機械式と比較して精度が高く、維持管理も容易という利点を持つ一方で、定期的な電池交換が必要であることや、電子部品を用いていることから、それが故障した時に部品の在庫がないと修理不可能になる可能性があるという難点があります。このため、ちゃんとメンテナンスをした場合でも、機械式と比較すると寿命が短いと言われています。
価格帯は1,000円以下の極めて安価なものから、高級モデルでは100,000円を大きく上回るものまで多岐に渡ります。機能面においても、時計機能のみ、カレンダー機能付き、デジタル併用、太陽電池つき、電波時計など多岐にわたっており、レパートリーもそれなりに多岐にわたっています。
気軽に使うのであれば、このタイプのものがオススメでしょう。
機械式
クォーツ式時計が登場する前は主流だった時計の駆動方式で、これはゼンマイの解ける力を動力源にテンプとヒゲゼンマイが動き出し、歯車とその軸に取り付けられた針を回転させることで動きます。このため、ゼンマイが伸びきると、時計が止まるので、使う時にはゼンマイを巻く必要があります。
自動巻では時計を優しく振る(乱暴に振ると故障の原因になる)ことで、手巻きでは龍頭を指定された方向に回転させることでゼンマイを巻くことができます(一般的な機械式腕時計では自動巻と手巻きの両方に対応しているが、一部自動巻のみ、または手巻きのみの場合がある)。
クォーツ式と比較すると精度が低く、衝撃に弱いほか、定期的にオーバーホールなどのメンテナンスを行うなど、維持管理にも気を遣う必要がある一方、電子部品を使用しないことで、電池を不要とするほか、クォーツ式と比較すると技術的に枯れていて、パーツの交換を行える場合も比較的多いため、ちゃんとメンテナンスをしていれば、クォーツ式よりも長く使っていけると言われています。
価格帯はクォーツ式と比較するとかなり高く、もっとも廉価なものでは数千円以上、普及帯では概ね20,000〜100,000円、高級なものでは1,000,000円をこえるものも珍しくないでしょう。
今日販売されている機械式腕時計の多くは、機械式特有のムーブメントを見ることができるように、あるいは偽物対策のために裏蓋が透明ガラスになっているものになっています(シースルーバック)。また、一部のモデルでは文字盤に穴などが空いていて、あるいは極端なものでは省略されていて機械が見えるスケルトンのものもあります。これは機械式特有で、これを眺めることも楽しみになるでしょう。
デジタル時計
デジタル時計は、液晶や有機ELディスプレイなどを用いて時刻を表示する時計で、数字などの文字を使って時刻を表示しています。時刻を具体的に見ることが容易で、なおかつ物によってはアラーム機能やストップウォッチなど、機能の豊富なものも少なくありません。一方で、操作上のシンプルさや、直感性は典型的なアナログ式と比べるとやや劣ります。
アナログ時計と比較すると、歯車などの可動部分がないため、メンテナンスへの要求度は低い一方、電子部品も多いため、液晶などが故障すると使えなくなってしまって修理が必要、場合によっては修理ができないリスクもあります。
全体的にはアナログ時計と比較して価格帯は安価なものに集中している傾向にあります。多くは30,000円以下におさまっており、それ以上になると高級モデルの立ち位置といえます。
スマートウォッチ
スマートウォッチは、腕時計というよりは、腕時計型のコンピューターといった方が適切で、時計機能の他、スマートフォンと連携してのメッセージのチェックや音楽プレーヤーの操作などが行える、アプリの動作などが行えるといった、非常に高機能なものとなっています。Android WearやApple Watchもこれに該当します。
価格帯としてもデジタル時計と比較するとかなり高めの設定が多く、極端なものを除けば概ね20,000〜100,000円ほどになります。
スマートウォッチアプリ開発を考えている方は、これは絶対に持っておきたいですね。
時計選びに悩んだら、まずは実物を見るのがおすすめ
とは言え、上記であげたように、時計にも色々種類がありますが、その種類を見た上で、デザインの違いも加わると、途轍もないほどの種類があり、選ぶだけでも非常に悩ましいですね。ウェブ上の情報を見てみると、実際に見た時とのギャップもあり、失敗してしまうかもしれません。
それを考えると、実際に時計専門店や家電量販店など、腕時計の品揃えの豊富な店舗に赴いて、実際に見てみるというのがオススメです。実際に見たり、手にとってみたりして、メインで考えていたものが実はイマイチだったり、逆にあまり検討していなかったものが「これは」と思ったりするので、是非とも見ることは大事ですね。とは言え、ここはお財布と相談することは重要です。
最後に
今回は、エンジニアの観点から腕時計のことについて色々述べてみました。実のところ、エンジニアにとっては、スマートウォッチアプリを開発するためというのを除けば、普段の業務の上では腕時計は決して必要であるとはいえず、むしろ趣味の要素が強いものであると言えます。その分、自分の好みにあったものを選ぶという余地はあり、その点では自由度は高いと言えるでしょう。一方で、外部との打ち合わせや商談などのために、ビジネスの場に使える腕時計1個は持っていることが望まれます。
スマートフォン全盛期の時代で腕時計を使う人もかなり減っていて、エンジニアでは開発においては必要性の薄いこともありなおさらですが、あった方がいい場面もしばしば遭遇するので、腕時計と上手く付き合っていくのも良いでしょう。
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