【WEBデザイナーのフリーランス求人・案件情報一覧】今後の需要やトレンド・年収や将来性について
18/03/25 13:48:58 19/04/30 13:59:54
目次
WEBデザイナーの最新案件情報<随時更新中>
Webサイトの制作になくてはならない「Webデザイン」制作を担当するWebデザイナーですが、最近ではデザインテンプレートや、フリー素材の普及によりデザインスキルがなくてもWebサイトを制作することができるようになりました。
そんな中、Webデザイナーという仕事に需要や将来性があるのか?詳しく調べてみました。
Webデザイナーの年収平均は今後上がるか?
Webデザイナーの年収の平均は300万~400万と言われています。
この収入は受託で依頼をうけているフリーランスのWebデザイナーや、会社に勤めて仕事をしているWebデザイナーの平均的な年収です。Webデザイナーの年収は何もしていなくても自然と上がるようなものではありません。もしもあなたが、今まで通りスキルに進化のない、ただWebの「視覚的なデザイン」だけに特化し続けるとしたら、今後の年収アップは少々難しいかもしれません。
しかし、業界の潮流としてはますます必要とされ、スキルの高いWebデザイナーの年収は上がる一方となって行くでしょう。その理由を事項より明らかにしていきましょう。
Webデザイナーに将来性はあるか?
「Web」の役割は状況により変わりますが、もっとも重要なものの1つとして、「マーケティングツール」としての役割があります。現在は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオに続く、5つ目のメディアとして、最重要視されているのがWebなのです。こうした業界の動向と同時にWebデザインに求められる要望も非常に高いものとなっています。
例えば、すこし前までは「ただ見た目がかっこよいサイト」が求められていました。これはブランディングの視点から、他社との差別化にあたって「見た目」が最重要と捉えられていたからです。一昔前までは、とにかくかっこよくトレンドを捉えたデザインを制作できることがWebデザイナーにも求められていました。
しかしながら、多くのサイトがビジュアルにも凝ったサイトとなりつつある今、ただ見た目がかっこいいだけでは他社との差別化が難しくなりつつあります。つまり、ただかっこいいデザインが作れる、だけではWebデザイナーに仕事を依頼する必要がなくなってしまうのです。Webデザイナーの将来性はこのような時代の変化にも柔軟に対応できるかどうか、にかかっているといっても過言ではないでしょう。
Webデザイナーが必要とされなくなる?
Webサイトに求められるものが「単なる見た目」から、「提供できる価値」へ変わりつつある今、「Webデザイナーという仕事がなくなる」という主張も聞こえてきます。それはどんな理由からなのでしょうか。
簡単なWeb制作ツールの拡充
Webサイトの需要が高いということは、Webサイトを誰もが気軽に、簡単に持つことのできるツールにも注目が集まることになります。例えば、スマホからでもおしゃれなサイトが簡単に、無料で作ることのできるサービスがすでに数多く存在し、広告費の予算が少ない中小企業や個人事業主などはこうしたサービスを使って「とりあえず」のサイトを持つこともできてしまうのです。
また、それらのサイトも年々進化し、専門的な知識がなくても、良質なデザインが安く手に入るようになっています。
良質なデザインテンプレートが飽和している
ツールの拡充とともに、デザインだけを販売する素材サイトも数多く存在しています。アイコンやイラスト、写真だけに止まらず、Webサイト全体のデザインやパーツを無料~数千円で販売している素材サイトの存在は過去のWebデザイナーが提供していた商品全てを安価で提供してしまいます。こうした商品はWebデザイナーにとって直接的な脅威になります。
どんなWebデザイナーに需要があるの?
それではこれからのWebデザイナーに求められるのはどんなスキルなのでしょうか。
それはツールやデザインテンプレートでは得られないスキルを持ったWebデザイナーということになるでしょう。具体的には、マーケティングやSEOの知識を持ち、htmlやcssのコーディングだけでなく、javascript やphpなどのコーディングスキル、ワードプレスなどのCMSとの紐づけを一手に担うことのできるようなスキルです。
その理由を考えていきましょう。
同じ「 A」というデザインを使って制作されたサイトでも、同じ検索ワードでの順位が1位のものと、50位のものとは当然アクセス数が違って来ます。
もしもWebデザイナーがSEOの知識を持ち、デザイン制作を行いながら、クライアントにSEOの視点からライティングやコーディングをすることができれば、そのWebデザイナーはデザイン以上の価値を提供したことになります。
さらに、サイト制作を行いながら、Twitter、Facebook、インスタグラムそれぞれのSNSを使ったマーケティングについて提案もできれば、それらに関連する制作~効果測定、分析、などデザインという枠にとらわれることなく依頼を受けることができます。
こうした状況はWebデザイナーにとってももちろんメリットがありますし、クライアント側には「さまざまな専門業者に依頼する手間が省ける」という視点からも非常に有利であると言えます。
このようなデザインだけにとらわれない提案は、あちこちで手に入る有料テンプレートを購入しても決して手に入れることはできません。デザインする対象についてよく理解し、提案までできるWebデザイナーだからこそ提供できる価値なのです。
WebデザイナーとUIデザイナーは違うもの?
WebデザイナーはWebに関わる全てのデザインを行うという認識で間違いありません。例えば、Webサイトに使用する写真や、テキスト、短いコピーなどもそれぞれに写真家、ライターという専門職がつくことは珍しいと思っていいでしょう。これら全てをレイアウトを含めて担当し、ときにディレクターやエンジニアなどと連携しながらビジュアルにまとめ上げるのがWebデザイナーの仕事です。
UIデザイナーもWebデザイナーと似た職種ではありますが、よりパーツ単位のデザインにフォーカスしたのがUIデザイナーです。
例えばアプリやWebサービスなどは大規模なものになると、似たような画面を何十、何百と量産する必要があります。このような場合、デザインを1画面ずつ起こしていくことは非常に手間と時間がかかってしまいますよね。そのため、画面の基本設定をベースとして、主要な画面パターンと、それらに必要となるパーツ単位のデザインバリエーションのみを起こし、そのほかの多くの画面を設計書とパーツだけを使って組み上げていく制作方法があります。
こうしたパーツ単位でのデザインにより特化しているのがUIデザイナーと呼ばれている職種といえそうです。ただし、UIデザインという言葉自体がごく最近注目を浴びたものであることや、実質、UIデザインだけを行うデザイナーはまだごく少数であり、多くがWebデザインとの兼任で担当していることを考えるとあまり大きな差はなさそうです。
Web業界の今後の動向やトレンドはどうなる?
スマートフォンの普及によりインターネットは世界中の人の生活になくてはならないものとなりました。そして、それまでPCからアクセスすることが当たり前だったWebサイトもスマートフォンに最適化された形へと進化していますよね。
Web業界の今後の動きとして注目されているのは「動画を使ったアプローチ」「アプリのようなWebサイト」「モバイルファースト」などです。どれもすでにWeb業界にいる方には当然のようなものですが、今後ますますこれら3つの重要性は高まりをみせると予想されています。
動画が使われたWebサイト
これまでWebデザイナーがデザインしていたサイトの多くは動きのないものだったのではないでしょうか?
もしもあなたがボタンのオンオフやホバーエフェクトが考慮されている程度のサイト制作を行なっている場合は、もうすこし動画を取り入れたトレンドに気を配る必要があるかもしれません。キャンペーンサイトなどでは背景全体に動画を使用するなど、動画によってユーザーを惹きつけるアプローチをとるサイトも多くなっています。
静止画を使ったデザインしか提案できないデザイナーは古くなる可能性があるということです。動画があればokというわけではありませんが、今後はターゲットユーザーやサイトの目的に合わせて「動画を使う」という選択肢も提案できるWebデザイナーが求められる時代になるでしょう。
アプリのようなWebサイト(PWA)
Webサイトでありながらまるでアプリのような機能を併せ持つWebサービスのことをプログレッシブウェブアプリ(PWA)と言います。アプリのような機能とはGoogle chromeのアプリで使われているような下記の機能のことをさしています。
- Andoroidデバイスのhomeにサービスのアイコンを設置することが可能
- オフラインでもキャッシュが保存されている範囲で動作可能
- プッシュ通知を送ることが可能
これらの機能はすべてのサイトに必要かと言われればそうではないかもしれませんし、デザインというよりはエンジニアリングに関連するトレンドと言えますが、デザインを行う際にhome画面のアイコンまで提案することができれば、クライアントにとって気の利いたデザイナーであることをアプローチできますね。
モバイルファーストインデックス
すでにスマホサイトの重要性は十分に認知されており、今やPCサイトしか取り扱っていないサイトも少なくなりつつありますが、今後ますますこの流れは顕著になっていく予想がされています。
若い世代を中心に、PCを持っていなくてもスマートフォンは持っているというユーザーが増えている今、スマホビューでの動作や視認性、操作性はますます重要視されています。sketchやXDのように、アプリなどに特化したUIデザインツールも注目されていますので、十分にアンテナをはってトレンドを逃さないようにしましょう。
Webデザイナーが抑えて置くべきデザインアワード
グッドデザイン賞
グッドデザイン賞はWebサイトに限らず、建築から日用品まで、生活をとりまく全てのプロダクト全般に対するデザインを評価、表彰する活動です。Webサイトが受賞した場合はサイトにグッドデザイン賞のロゴマークを掲載することができます。
コードアワード
こちらもWebサイトに限らず、デジタルコンテンツ全般に対するデザインや戦略を評価するアワードです。このアワードの特徴はコンテンツそのものの評価だけでなくマーケティング施策も含めた視点から評価される点です。
見た目や機能だけにとらわれず、どのようにファンを増やしていくかという点を重視していますのでデザイナー、エンジニア、マーケター、ディレクターなどどの役職であっても抑えておきたいアワードですね。
AWWWARDS
Webサイトデザインに特化した海外のデザインアワードです。
Webデザインのアワードとしてはもっとも有名で、かつ世界中からエントリーがあつまりますので、最新のトレンドを把握するには最適なアワードと言えそうです。
Webデザイナーになるには?
Webデザイナーになるためには、実際に手を動かしてWebデザインを制作していくことがもっとも重要な勉強となります。なぜなら、Webデザイナーの求人の多くが「ポートフォリオ」を重要視しているためです。
実務経験ももちろん重要ですが、「どんなものが作れるか」「どんなものを得意としているか」「どんな提案ができるか」を具体的なビジュアルと共に提示しなければ、雇用主やクライアントは仕事を依頼しようと思わないからです。
その他にデザイナーとしての勉強としておすすめなのは、現在のトレンドを把握するためにWebデザインに特化したまとめサイトなどを常に見て回り、トレンドをキャッチしつづけることや、サイトデザインに使用できるフォント、写真などをより多く見ておくことです。
特にフォントについてはグラフィックデザインで使えるフォントと、Webサイトで使用できる「Webフォント」で大きく異なりますので、サイトデザインを始めるにあたっては十分に注意が必要となります。
フォントに配慮されていないサイトは更新性に問題が出てしまう、視認性が悪くなる、など、情報の伝達という点でリスクを負ってしまうこともありますので、配慮と知識を持ってデザインするよう心がけて行きましょう。
Webデザイナーに資格は必要?
Webデザイナーになるための資格というものはありません。前述した通り、Webデザイナーが仕事を探すために最重要なのはポートフォリオです。
たとえ未経験であっても、ポートフォリオがあれば、それをもとに自分の実力を提示できますし、依頼する側も「どこまでできるか」がはっきりするため、不安をかかえることなくプロジェクトを進行できるためです。
ただし、Webデザイナーとして、持っておくと有利になる資格はたくさんありますので、いくつかご紹介しましょう。
Webクリエイター能力認定試験
Webサイトの制作に関わる基本的なスキルを測る試験です。受講資格などは特にありませんので、Web制作に関連する勉強の腕試し感覚で受けてみるのも良いかもしれません。
Webデザイン技能検定
こちらは厚生労働省が正式に認定するWebに関する唯一の国家資格です。試験内容が難しいため、認知度もたかい資格ですので、取得しておくとネームバリューにもなるでしょう。また、3級~1級までの3段階となりますが、2級と1級は実務経験などの条件をクリアしていないと受験できません。初めて受験する場合はまず3級から受けることを前提として試験勉強をして行きましょう。
試験内容は筆記試験と実技試験の2種類があり、認定されるには両方に受かる必要があります。
HTML5プロフェッショナル認定資格
こちらはデザインというよりはコーディングスキルに対しての資格です。
html5、css3、javascriptなどのスキルを2段階にわけて評価することが可能です。Webデザイナーでもこれらのスキルが必須という企業も少なくありませんので、持って置くと転職や起業の際にスキルをアピールできる資格です。
優秀なウェブデザイナーとは?
優秀なウェブデザイナーの定義は複数考えられますが、以下のような条件に当てはまるウェブデザイナーは優秀だと言えるでしょう。
- 基本的なウェブデザインスキル(ツールの使い方やデザインの基礎)をマスターしている。
- 細部のデザインにこだわりを持っており、完成度が高い。
- 勉強熱心で向上心がある。
- 自分の手掛けたデザインや人のデザインの魅力や問題点を言葉で説明することができる。
まず基本的なウェブデザインスキルについてですが、これは優秀かどうかの定義というよりは必須スキルです。ほとんどのウェブデザイナーが条件をクリアしており、これをクリアしていないと他が優れていてもウェブデザイナーとしてはNGです。
なので、まずはウェブデザインスキルをマスターしている必要があります。次に、細部のデザインにこだわりを持って完成度の高い成果物を生み出すウェブデザイナーは優秀と考えられます。
ウェブデザインは細かい部分が案外目立ち、特に知識のある人が見るとすぐにわかります。ウェブデザインの細部に粗があるとサイト全体のクオリティが低いように見え、せっかくコンテンツや機能が優れていてもその価値を引き下げてしまいます。
そのため、細部のデザインにこだわるウェブデザイナーは自分の役割をよく理解していると言えるでしょう。そして、当然勉強熱心で常に新しいデザイン、技術を学ぶ必要があります。
新しいツールを使用しないと非効率な場合もあり、また古臭いデザインになってしまうこともあるでしょう。そのため、向上心を持って勉強する必要があります。最後に、実は自分や他人の手掛けたデザインについて説明できるかどうかによってももっとも大きな差が付きます。
これは非常に重要なポイントなので、詳しく解説します。
こんなウェブデザイナーは重宝される
上記の通り、ウェブデザイナーにはウェブデザインスキルとそれを説明する能力の両方が求められるということでした。しかし、実は大きな差が出るのはデザインを言葉で説明する能力です。
一定のデザインレベルを超えるとそれをいかに人に伝えるかの方が重要で、ウェブデザインとともに語られる言葉次第でそれが良く見えたり悪く見えたりします。特にウェブデザインをウェブデザイナーに依頼するのはあまりウェブデザインに詳しくないクライアントが多いため、なおさら言葉が重要になります。
自分はウェブデザイナーだから説明は営業がやればいいと考えているウェブデザイナーもいるかもしれませんが、デザインした本人が語る言葉には影響力があります。デザインした本人がクライアントに説明すれば説得力が増すので、それができるウェブデザイナーは会社でもフリーランスでも重宝されます。
ウェブデザインを言葉で説明する方法はいろいろありますが、たとえば文章、対面でのコミュニケーション、プレゼンテーション、電話、メール、などが考えられます。どの手段においても、言葉でデザインを説明する重要性は常に意識しておいた方が良いでしょう。
自分はウェブデザイナーだから言葉では説明しない、という考えは仕事においてはNGです。
ウェブデザイナーのキャリアアップ
ウェブデザイナーのキャリアアップを大きく分けると、会社員としてのキャリアアップとフリーランスとしてのキャリアアップに分けられます。会社員だとキャリア年数に応じてマネジメント業務の割合が大きくなりますが、フリーランスの場合仕事の割合は自由です。
たとえば、デザイン業務に特化する人もいれば、プログラミング、ウェブマーケティング、ウェブディレクション、といった別のスキルと組み合わせた仕事の取り方をする人もいます。
もっとも年収アップにつながりやすい方法としては、フリーランス化してスキルの幅を広げる方法でしょう。デザインだけでなくアプリケーションのメイン処理を作りこんだり、ウェブサイトのコンテンツ作りもできた方が仕事の幅としても年収としてもメリットが大きいです。
ただし働き方は自由なので、好きな分野に集中することも仕事を楽しく続けるコツかもしれません。
まとめ
Webデザインを行うにあたり、制作ソフトを用意するなど制作に必要な環境を整えることはそれほど難しいことではありません。例えばツールはAdobeのクリエイティブクラウドを使えば簡単に高品質な制作ツールをそろえることができますし、 無料で使える便利なプロトタイピングツールも数多く提供されています。 こうしたツールはプロアマ問わず誰もが使いこなせるものです。
しかも、今の学生はこうしたツールがWeb上に存在することを認知しており、導入にためらいがありません。また、Webデザインの実績を上げるためのクラウドソーシングやWebスクールも充実しています。
Web業界では、こうした若くてスキルの高い人材が大量に参入してくるため、個人のスキルの差別化が難しくなっています。そんな中でWebデザイナーとして頭角を現す存在になるには、スキルや得意な分野をはっきりと意識してスキルアップを行うことが重要なのです。
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