SES営業の基礎!派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の違いとは?

SES業界に棲む男

【SES営業シリーズ】
1, SESとは?
2, SES営業の流れとコツ
3, SESの精算幅って何?
4, 派遣契約と業務委託契約の違い(この記事)

 

派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の違いが何かご存知ですか?

これはSES営業の基礎と言っても良いものであり、フリーランスのエンジニアにとっても非常に気になるテーマの一つと言えます。

かくいう私も、SES業界に来たての頃は、2つをごちゃ混ぜで覚えていました。

フリーランスエンジニアから「どちらの方がメリットがありますか?」と質問されて、返答に困ったこともあります。

そこで今回、SES業界に携わる者なら誰もが抱く疑問「派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の違い」について、できる限りわかりやすく解説していきます!

派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の最も大きな違い

派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の最も大きな違いは雇用関係の有り無しです。

派遣契約は派遣元が雇用する必要があります。
つまり派遣社員と派遣元(派遣会社)との間に雇用関係が生じます。

一方、業務委託契約(準委任契約)では雇用関係は生じません。

では法律上、派遣契約と業務委託契約(準委任契約)ではどのような違いがあるのでしょうか?

また、その観点からそれぞれのメリットを確認していきましょう。

派遣契約のメリット

まず、雇用関係のある派遣契約(派遣社員)には「労働基準法」が適用されます。ですので有給休暇も発生しますし、各種保険も適用されます。

各種保険とは、具体的には「労災保険・雇用保険・厚生年金・健康保険」の4つです。

このうち、労災保険は企業が100%支払いを行ないますし、その他の3つの保険も会社が半額負担してくれます。年末調整も企業が行なってくれます。

これらの法律の手厚い庇護のもとで働けるという点が、派遣契約をする際のメリットと言えます。

業務委託契約(準委任契約)のメリット

一方、雇用関係のない業務委託契約(準委任契約)では労災は利きません。

また、その他の各種保険もすべてフリーランスエンジニア自身で加入しなければいけません。

そして、派遣契約では企業がすべて行なってくれる年末調整(税金の徴収)も、業務委託契約(準委任契約)では自分自身で行なわなければいけません。その際、名称は確定申告となります。

でもこの手間な確定申告ですが、逆にメリットでもあります。

なぜなら企業に属していると、個人(自分自身)に経費を計上することはほとんどできませんが、業務委託契約(準委任契約)のフリーランスエンジニアであればうまく工夫することで税金をかなり控除することができます。

これにより、全く同じ年収の派遣社員とフリーランスがいた場合、可処分所得(使うことができるお金)を比べた時に、圧倒的にフリーランスの方がお得!といったことが起きます。

派遣契約と業務委託契約(準委任契約)の指揮命令系統の違い

派遣契約の場合、派遣法に則り派遣先の指揮命令下で仕事を行ないます。

一方、業務委託契約(準委任契約)では、基本的に誰かの指揮命令下にはいません。

そのため、(本来は)納期までに、予め定められた成果物(SES業界では「作業報告書/勤務表」であることがほとんどです)を提出できれば、本来は仕事の進め方は自由です。

もっとも常駐先の会社によっては、そこまで「自由!」という感じでもありませんが・・・。

まとめ

こうして見ると、派遣も業務委託契約(準委任契約)もメリットがあることがわかります。

派遣社員として一定の安定を得るも良し、業務委託契約(準委任契約)として可処分所得を増やすも良し。

いずれにせよ、エンジニアがどちらの選択肢を取るのか、自身の価値観に照らし合わせて選択できるように、SES営業はこれらの知識を持っていることが重要ですね。

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