ITエンジニアの年収は高い?1000万?20代、30代での平均は?

18/03/11 15:16:29     19/05/04 17:40:53

年収イメージ

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ITエンジニアの年収が高いかどうかですが、他の業種に比べて平均的には高めと言えます。しかし、これはIT業界に属する人みんなが高い収入を得ているというわけではありません。

IT業界は比較的格差が大きいので、高スキルのエンジニアは高い報酬を得て、逆にスキルが低いと残業をたくさんしているのに収入は少ない、といった状況になります。

また、残業時間が比較的長いこともIT業界の平均年収を押し上げています。

ITエンジニアの年収はどれ位?データからわかる他職種との違い

20代と30代の平均は?

マイナビ転職のデータによると、ITエンジニア全体の平均年収は「445万円」程度ですが、20代は「367万円」30代は「488万円」となっています。

スキルアップに比例して年収が上がっており、そのため年齢を重ねると平均年収は高くなっています。

特に顕著な傾向としては、コンサルタントやプロジェクトマネージャーの平均年収が高くなっています。

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これらの職種は技術力だけでなくドキュメントをわかりやすくまとめる能力、コミュニケーション能力、全体を把握しつつ統括する能力などが求められます。

責任が重く対人業務の割合が増えますが、その分年収は高くなります。
逆に、プログラマーやシステムエンジニアの平均年収はIT業界全体と比べると低めになっています。

もちろんプログラマーやシステムエンジニアも技術力だけでなくドキュメント作成能力や対人コミュニケーション能力が求められますが、コンサルタントやプロジェクトマネージャーほどではありません。

技術力が軽視されているわけではないのですが、やはり大規模プロジェクトになればなるほどプログラミングなどはマニュアル化されており、替えが利くようになっています。

また、技術が進歩すればするほど自動化できる部分が増え、人間が処理をする必要がなくなります。

2020年から全国の小学校でプログラミング教育が必修化され、誰でもある程度プログラミングできる状況になります。そうするとプログラマーの需要に対して供給が過多になるので、年収は下がる可能性が高いと言えるでしょう。

そして、AI等技術が進歩すればプログラマーの人員は削減することが可能で、またちょっとしたプログラミングは誰でもできる分専門性も下がります。
そういう意味でも、単に技術的な作業を行うだけのプログラマーやシステムエンジニアの年収は下がっていくと思われます。

技術に特化するのであればフリーランスでどんな案件にも対応できるスーパーエンジニアを目指すことで大幅な年収アップが期待できます。
会社員として年収アップを目指すのであれば、プロジェクトマネージャーやコンサルタントのような対人業務で管理側に回った方が年収が高くなる傾向にあります。

フリーランスは別として、IT業界は基本的に上流工程ほど年収が高くなる傾向です。

参照元
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/index

年収を計算する人

ハード系・ソフト系の年齢別の平均年収・最高年収の違い

ソフト系職種とは?

ソフト系のエンジニアは、プログラマー、システムエンジニア、インフラエンジニアのようにソフトウェアを扱う職種を指します。

インフラエンジニアは物理層を取り扱うことが多いのでハード系エンジニアと思われるかもしれませんが、ハードを作っているわけではありません。

インフラエンジニアはハードを組み立ててそこにOSなどのソフトを導入・管理するエンジニアなので、ソフト系のエンジニアに分類されます。

また、プロジェクトマネージャーやコンサルタントはそれほどプログラムには触れませんが、納品物のチェックやエクセルを扱うことは多いのでソフト系のエンジニアに含まれます。

ハード系職種とは?

ハード系のエンジニアは、半導体や機械設計・開発などを行うエンジニアのことです。
物理的な機器を作るエンジニアをハード系エンジニアと考えるとわかりやすいでしょう。ソフト系のエンジニアと比べると、機械いじりや組み立て作業のイメージになります。

ソフト系エンジニアがわりとゲーム感覚でプログラミングをするのに対し、ハード系のエンジニアはプラモデルや車の改造など物理的な作業が好きな方が多い印象です。

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年齢別の平均年収・最高年収

ソフト系とハード系の平均年収を比較すると、それほど差はありません。
ほぼ同じと言えます。

具体的な平均年収は、30代前半で「520万円」程度になります。
もちろんひとことにソフト系、ハード系と言ってもいろいろな職種があり、たとえばプロジェクトマネージャーは平均年収が「733万円」と高めです。

また同じエンジニアでも所属している業種によって年収が異なります。
たとえば、ハードでもソフトでも金融業界のエンジニアは平均年収が700万円超えです。

これは単純に金融業界の給料が高いということと、金融系のエンジニアは金融業務に関する知識を求められるからです。

私自身もともと金融機関のシステムエンジニアだったのですが、プログラミングスキルよりもむしろ金融業に関する知識を求められるケースが多かったです。
業務知識がないと顧客の要望を満たすシステムを構築することは不可能で、システムの内部で使用する部分に関しては顧客よりもむしろ詳しい必要があります。

このように、業界によってもエンジニアの年収は異なるということです。次に最高年収に関してですが、

ちなみに、今回紹介したデータはリクナビNEXTが統計を取ったもので、対象は会社員です。

つまり、フリーランスのエンジニアは含まれません。
同じスキルレベルだとフリーランスは会社員に比べて1.5倍~2倍程度の収入を得ている場合が多いのですが、フリーランスの人数はソフト系エンジニアの方が多いです。

ハード系のエンジニアは現場で働くケースがほとんど(今後クラウド化の推進で変わっていく可能性が高いが、現状は現場労働が多い。)なので、フリーで在宅やノマドといった働き方が選択しにくいです。

現場で働くフリーランスのエンジニアはソフト系同様それなりにいるのですが、在宅やノマドのフリーランスを含めると、ソフト系のエンジニアの方がフリーランスを選択しやすくなります。

そういう意味では、将来的にフリーランスとして収入を上げたい方はソフト系のエンジニアの方がおすすめになります。
ただしハード系エンジニアからソフト系エンジニアに転身することも可能なので、ハード系で物理層から経験してみてから将来的にソフト系でフリーランスエンジニアを目指すようなキャリアもありです。

参照元
https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=002284

キャリアと年収の相関図

 

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正社員においての年収の上げ方

エンジニア×何かを身につける

プログラミングスキルを含め、もちろん技術力は役立ちます。しかし、多くのシステム開発では手順やロジックがマニュアル化されており、そうでなくても技術力は代替の利きやすいものです。

つまり、技術だけでなく、それ以外の能力も身に付けることで差別化が図れます。

エンジニアとしてのスキルに別のスキルを組み合わせることでより自分自身の市場価値が高まり、結果的に年収が上がるのです。具体的に役立つスキルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 営業スキル
  • ウェブマーケティングスキル
  • 経営スキル
  • マネジメントスキル

これらは会社員としてももちろん役立ちますが、フリーランスになるには特に重要なスキルと言えるでしょう。

よくエンジニアは技術以外への視野が狭いと言われることがあり、実際それを危惧する意見を持つ人も多いです。

上述のようなスキルを持っていることで、技術以外にも視野が広く、コミュニケーション能力も備わっているというアピールになります。
技術力はもちろん重要ですが、それ以外にも目を向けてスキルアップすることをおすすめします。

まず営業スキルに関しては、IT営業やコンサルタントに役立ち、自分で開発する際にも良い条件で仕事を取りやすくなります。

会社員としてもフリーランスとしても役立つスキルと言えるでしょう。

ウェブマーケティングは特に今の時代に役立つスキルで、現在求められているスキルやシステムをリサーチすることができます。
市場に求められる人間に成長し、市場に価値のあるものを作るためにはウェブマーケティングスキルが重要です。

経営スキルに関しては、特に社内で幹部を目指す方やフリーランスとして活躍したい方におすすめのスキルです。特に個人事業主でも経営者でも独立開業するならある程度の経営スキルは必須と言えるでしょう。営業やマーケティングと併せて、起業の際に必要な法律や書類作成や市場動向について知っていると失敗を避け、経営を成功に導きやすくなります。

マネジメントスキルに関しては、特に会社員として出世を狙うなら必要不可欠のスキルです。大手企業はマネージメントを重視する傾向にあり、現場からなるべく離れて全体を統括するポジションを目指す人が多いです。

ITの開発現場ではプログラマーは下請け工程で、マネージメントなどの管理者が上流工程を担うことになります。平均的に上流工程になればなるほど年収は高くなるので、会社員ならマネジメントスキルはぜひ身に付けたいスキルになります。

フリーランスでも他社のエンジニアが下に付く可能性があり、また起業すれば他のエンジニアに指示を与える立場になります。そういう意味では、立場に関係なくマネジメントスキルがあるに越したことはありません。

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特化する

上述の通り技術力とそれ以外のスキルを組み合わせることで市場価値が高くなるのですが、もちろん技術力も重要です。最新技術に明るく技術を追求するのがエンジニアの仕事なので、やはり本業を疎かにするわけにはいかないと言えるでしょう。

また、営業やマネージメントをメインにする際にも、技術力があるのとないのとでは結果が変わってきます。
特にエンジニアと関わる際に技術に関する知識が不足しているとトラブルが発生する可能性が高くなります。

たとえば、大規模システムを開発する際には営業がクライアントと打ち合わせをして納期や工数や人員を設定することが多いのですが、そのときに営業が技術に関する知識を持っていないと無理な条件で契約してしまうことがあります。

クライアントはそれほど技術に対して知識がない場合も多いので、当然営業が実現できることとできないことを明確にする必要もあります。
システムに関する知識がない状態で営業やコンサルティングをやってしまうと、後々困ることになります。

営業にエンジニアが同行するケースもあるのですが、あまりにエンジニア頼りになると営業やコンサルタントの意味がなくなります。
そういう意味では、コミュニケーション能力をベースにしつつも技術周りの知識は必須ということです。

そして、もちろんエンジニアは技術が最重要です。他のスキルを高めると同時に、エンジニアとしての技術力を可能な限り高めることで年収がアップします。

年収の計画

転職する

会社内で年収が上がっていけば良いのですが、残念ながらそうはならないケースも多々あります。技術力が上がったりマネジメントスキルが上がることで仕事自体は増えていきますが、それが必ずしも年収に結びつくわけではありません。

会社によっては、役割や責任ばかりが増えて収入は全然変わらない、持久換算するとむしろ昇進して損をしている、なんてこともあります。

そういう場合は、自分のスキルに応じて適正な収入が得られる会社に転職してしまうのもおすすめです。

ただし、もちろんむやみやたらに転職すれば良いというわけではありません。スキルがあって初めて転職する価値があり、ない場合はスキルアップが先決です。スキルがない状態で転職しても年収は上がらないので、まずはスキルアップをし、そのスキルを活かすために転職するイメージになります。

フリーランスになる

フリーランスになると、正社員の頃と同じスキルで収入が1.5倍~2倍程度になることが多いです。会社員の場合はその会社がどのようにシステム開発を請け負っているかにもよるのですが、会社に仲介料が抜かれています。

一応多重請負は禁止されているのですが、IT業界では多重請負が行われることが多いです。その結果複数の会社に仲介料が抜かれてしまうので、エンジニアに入ってくる収入が少なくなります。

スキルアップすれば開発現場で活躍できますが、それが年収に結びつくとは限りません。ハイスキルのエンジニアに高い報酬を支払うよりも、それなりのエンジニアに低い報酬を支払って雇いたいと考える会社も多いです。
なぜなら多くの開発現場では業務がマニュアル化されているので、必ずしも高いスキルが必要なわけではないからです。

会社員の場合、ハイスキルのエンジニアよりも技術力もそれなりにあってマネージメント業務を中心に行うプロジェクトマネージャーに高い報酬を支払う傾向にあります。
技術力を売りにしていきたい方は、最終的にフリーランスを目指すのが効率的と言えます。

まずは会社員として働きながらスキルアップを図り、実力が付いたらフリーランスに移行していくイメージです。ちなみに、フリーランスと言っても開発現場に行くエンジニアもいれば、在宅やノマドで働くエンジニアもいます。

今後は在宅やノマドが増えていくと予想されますが、これは好みにもよるでしょう。

ITエンジニアの年収は高い?1000万?20代、30代での平均は?

 

年収から将来を予測

フリーランスなら1000万円も夢じゃない?

IT企業でも平均年収が1000万円を超えている企業は数えるほどしかありません。ソフトバンクグループや日本オラクルは平均年収が1000万円を超えていますが、エンジニアのなかでもこのような企業に所属できる人はごく一部です。

それでは年収1000万円を超えることはほぼ不可能なのか?という疑問が出てきます。しかし、フリーランスなら十分に1000万円超えを目指せます。フリーランスの場合、時間と労力が許す限りいくらでも仕事自体はあります。

仕事がないという声も耳にはしますが、それは一定以上の単価を望んだ場合仕事がないということなので、まったく仕事がないということはないのです。
あとは、ワークライフバランスを考えつつなるべく単価を上げていく形になるので、自分のペースで年収を上げていくことが可能なのです。

もちろんバリバリ働いて年収1000万円越えを狙う人もいれば、子育てや家族の時間も大切にしながら仕事をセーブしている人もいます。どちらが正解ということはないでしょう。

参照元
http://www.itranking.net/yearlyincome.php

年収計算をしっかりする人

IT企業の初任給って今どれくらい?安いの?30代の月給は?

IT企業の初任給は、20万円程度が目安になります。残業代を含めると、手取りで20万円は越える場合が多いでしょう。そして、30代の月給は30〜40万円程度が目安になります。初任給は比較的どこの企業も変わらないのですが、年齢を重ねるにつれて中小企業と大手企業で差が出てきます。

大手企業は役職が上がって現場を離れてマネージメントに回ると収入が上がっていくのですが、中小企業はマネージメントの枠が少なく、下請けでプログラミングやテストの工程をやり続ける傾向にあります。

そのため、中小企業のエンジニアこそスキルアップしてフリーランスを目指していくのがおすすめです。

具体的なITエンジニアの年収は?

ビズリーチが発表した「プログラミング言語別年収ランキング2018」に非常にわかりやすく年収がまとめられていたので引用します。

ランキング順位 言語 年収中央値 最大年収
1 Go言語 600万円 1600万円
2 Scala 600万円 1300万円
3 Python 575万円 1499万円
4 Kotlin 575万円 1200万円
5 TypeScript 575万円 1200万円
6 R言語 574万円 1000万円
7 Ruby 550万円 1200万円
8 Swift 550万円 1200万円
9 Perl 525万円 1200万円
10 C言語 525万円 1000万円
引用: ビズリーチ

いかがでしょう?こうして見ると、各言語の年収を高めと感じたでしょうか。それとも少ないと感じたでしょうか。

ちなみに長年フリーランスの就業支援をしている私としては、上記は結構少ないと感じてしまいます。どうしても正社員の年収には上限ができてしまう印象です。

では、フリーランスになるとどのくらいの年収になるのかというと、弊社調べとしては下記の通りです。

 

ランキング順位 言語 平均年収
1 Go言語 950万円
2 Scala 800万円
3 Python 900万円
4 Kotlin 850万円
5 TypeScript 750万円
6 R言語 850万円
7 Ruby 950万円
8 Swift 900万円
9 Perl 900万円
10 C言語 800万円
参考: アルマサーチ調べ

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