27歳女性Javaエンジニアが正社員からフリーランスになった話

19/03/17 18:09:39     19/03/19 12:00:07

インタビュー写真

男女ともに働き方が多様化してきていますが、結婚、妊娠、育児、などなどライフスタイルに応じて働き方が変化しやすい女性の方がより一層選択肢が増えています。

もちろん男性が育児をして女性が外で働く事例もありますが、それはまだ少数事例でしょう。エンジニアと聞くと激務、プライベートの時間を持てない、といったイメージを持たれる方もいるかもしれません。

しかし、実はフリーランスになれば自分の生活に合わせて仕事の分量を調整することもできるのです。そこで今回、仕事とプライベートの両立を考えて正社員からフリーランスになった女性エンジニアにインタビューしてみました。

女性はもちろん、働き方や生活スタイルに迷っている男性エンジニアにも参考になるのではないでしょうか。

ヒロ

さっそくですが、まずは「年齢/性別/所在地/現在のお仕事」などをおしえてください!

女性エンジニア

Aさん/27歳/女性/東京/フリーランスエンジニア兼主婦

私は大学を卒業後25歳まで正社員のエンジニアとして勤務していましたが、結婚を機に退職することに決めました。

ちなみに結婚よりも妊娠の方が先だったので、厳密には妊娠がわかって退職を決めたことになります(笑)

ヒロ

プライベートも仕事も、行動力があるんですね。

女性エンジニア

そうかもしれません。

自分がこうと決めたら突き詰めるタイプなので、結婚も退職も割と押し切ったところがあったかもしれません。

まあそれでも子供ができたら結婚する予定だったので、そこは無計画というわけではありません(笑)

ヒロ

そうですか(笑)現在はどのような形でお仕事されているんですか?

女性エンジニア
基本は在宅で、いただいた仕事をこなしています。先ほど25歳で退職したとお話しましたが、大変ありがたいことにその際職場の方からリモートのような形でお仕事をもらえることになったんです。

それで二つ返事でお仕事はもらうことにしました。もともとは結婚後はいったん専業主婦になるつもりだったのですが、理解していただいたうえでお仕事できるならちょっとでも家計の助けになると思いまして。

会社に籍を残しても独立してもどちらでも良いと言っていただけたのですが、旦那の転勤の可能性や育児がどのくらい忙しいかわからない面があったので、会社にぶら下がり続けるわけにはいかないと思い独立させていただくことにしました。

ヒロ

では現在は前の職場からもらったタスクをこなしているということですか?

女性エンジニア
基本的にはそうです。ただ最近はそれにプラスして個人でも仕事を受けていて、前の職場からもらっている案件と並行して進めています。

子供がまだ小さいのでフルで仕事をすることは難しいですが、育児が始まって間もない頃よりは余裕が出てきましたので。

ヒロ

家事、育児と両立されていて、なおかつ複数案件をこなすなんて尊敬します。

女性エンジニア
ありがとうございます(笑)ただもともと何かしていたい性分で、逆にやることがなくなるのが怖いのかもしれません。

ヒロ

ところで今までに経験した開発言語はなんですか?その中で一番得意な言語がどれなのかも教えて下さい。

女性エンジニア
Java、JavaScript、HTML、CSS、PHP、VBAです。一番得意なのは新卒当初から今までずっとやっているJavaです。

学生時代にも一応勉強していたので、トータルだとJavaとは8年くらいの付き合いです。ちなみにPHPは最近個人で仕事をもって、仕事を進めつつ勉強もしています。

ヒロ

今の仕事にやりがいを感じていますか?

女性エンジニア
今の仕事にはやりがいを感じています。やっぱり自分の技術に需要があって、納品した成果物に対して評価をもらえるのはありがたいことだと思います。

家事や子育てだけだとなかなか自分のやったことが数値化というか明確に評価できなくて、「これでいいのかな?」「ちゃんと主婦業できてるのかな?」って不安になってしまうこともあります。

でも仕事で評価されると、「きっと主婦業の方もちゃんとできてるんじゃないかな」って安心できるんです(笑)家事、育児だけでなく仕事もあって初めて私の生活は成り立つなんだと思います。

ヒロ

ぶっちゃけ、今の年収には満足していますか?

女性エンジニア
私自身の年収には満足しています。でも家計全体で考えるともうちょっと上がるといいな・・・なんて思ったりもします(笑)

ヒロ

つまり旦那さんにもっと頑張ってほしいということですか??

女性エンジニア
不満というわけではないのですが、ここで満足せずにもっと上を目指してほしいという期待も込めて、今はまだ完全に満足しているわけではないということです(笑)

あっ・・誤解がないように言っておくと、旦那は家事、育児も積極的に手伝ってくれるので旦那には不満はないですよ。今の状況に満足せずにより稼いでもらいたいだけです。

ヒロ

失礼しました。では次の質問ですが、今の働き方に将来性を感じますか?

女性エンジニア
将来性と言われると難しいですが、正直絶対安泰とは言えないと思います。

前の職場からの案件もいつまでもらえるかは未定ですし、個人的に受注してるのも将来的に継続するかと言われるとなんとも言えません。

AI化が進んでエンジニアの仕事が奪われるなんて話も出てますしね。さすがにエンジニアの仕事が完全になくなるとは考えにくいですが、今私がやっているみたいに下流の開発工程ばかりだとあまり良くないのかもしれませんね。

ヒロ

将来的に何か別のチャレンジをする予定はありますか?

女性エンジニア
今のところ明確なものはないのですが、個人開発やブログでも挑戦してみたいな、なんて漠然と考えてはいます。

子育てエンジニアのブログなんてどうでしょう?需要ないですかね(笑)

ヒロ

いやめちゃくちゃ需要あると思います。ぜひやってみてください!

では次なのですが、フリーランスに転向したのは何歳の時ですか?なぜフリーになろうと思ったんでしょう?

女性エンジニア
25歳で退職してそのままフリーランスになったので、退職の年齢と同じです。

よく考えたらまだ働き始めて3年ちょっとだったので、今考えると早いですね。それなのに仕事をいただけているので、前の職場には感謝しかありません。

「フリーランスになるぞ!」と意気込んでフリーランスになったのではなく、私の場合悪く言えば惰性でなったようなところがあります。こんなことを言うと志を持ってフリーランスエンジニアになった人に軽蔑されそうですが、恥ずかしながら目標意識など持たないままなんとなくフリーランスエンジニアになりました。

当時は新生活でいろいろお金が掛かることもあり、少しでも稼ぎたいという気持ちが先行していたのです。それでも専業主婦になるつもりだったのですが、棚からボタ餅のように会社からお話をいただけたので、結果的に今こうしてフリーランスエンジニアとして活動できています。

もしもあの時声が掛からなかったら今頃どうしていたのかはわかりませんね。個人でも仕事を受託できることを知って今みたいに働いているかもしれませんし、それに気づかなければどこかでパートでもしていたかもしれません。

それか子供が幼稚園に入るまでは完全に専業主婦だったかもしれませんね。

ヒロ

なるほど、当時フリーランスに転向することに躊躇はありませんでしたか?

女性エンジニア
フリーランスへの転向に躊躇はしませんでした。

私の場合結婚後に会社員を続けるつもりはなく、もともとは専業主婦になる予定でした。そこでたまたま前の職場から声を掛けていただいて結果的にフリーランスになったので、あまり考える余地はありませんでしたね。

そして、今でもこの選択肢で大正解だったと思っています。会社に籍を残していたらもしかするとたまに出勤することを求められたかもしれませんし、そもそも仕事を受けなければ今より金銭的に厳しく、また生活のなかでやりがいを感じることも難しかったかもしれません。

フリーランスエンジニアとして働くことでお金はもちろん、主婦業だけでは得られないやりがいや充実感を得られていると思います。もちろん家事や育児も好きなので、それにもやりがいは感じていますが(笑)

ヒロ

それはすばらしいですね。

ちょっと伺ってみたいのですが、エンジニアの仕事と家事や育児といったプライベートな仕事で何か共通点や違いはありますか?

女性エンジニア
まずエンジニアの仕事も家事、育児も先を見通しつつ目の前のことに集中していくという点では非常に似ていると思います。たとえばエンジニアの仕事であれば、設計を元に完成をイメージしながら作る作業が中心です。

家事や育児も一日のうちにやることを設計書のように計画しておいて、ゴールをイメージして作業に当たります。細分化していくと、家事全体よりも特に料理はエンジニアの仕事に似ていると感じますね。

よくプログラミングは料理にたとえられますが、私もそうだと思います。レシピを決めて、完成をイメージして、手順を組み立てて作業していく、この料理の流れはプログラミングとほぼ同じです。

あとエンジニアの仕事はバグなど突発的なトラブルが発生しますが、これは育児にも当てはまります(笑)子供が急に熱を出したりご飯を食べてくれなかったり泣き止んでくれなかったりしますが、システムエラーみたいなものかもしれませんね(笑)

一方で家事は突発的なトラブルが発生することがほとんどないので、その点は仕事で言うと事務作業的なのかもしれません。まとめると、作業の流れ的にはエンジニアの仕事と家事は似ていて、予期せぬ事態への対処としてはエンジニアの仕事と育児は似ています。

違いとしてはエンジニアの仕事は突発的な不具合等がありますが、家事にはそれがほとんどありません。またエンジニアの仕事はある程度計画を立てて流れ作業的に行いますが、育児は相手が子供なので流れ作業のようにはいきませんね。

ヒロ

非常に貴重なご意見でした。ありがとうございます。

では次の質問ですが、フリーランスに転向して困ったことはありませんか?

女性エンジニア
税金については年度の途中でフリーランスになったため、初年度の計算は少しややこしかったです。前職の事務の人に割と丁寧に教えてもらいました(笑)保険についても所得的に旦那の扶養に入るのは無理だったので、前職の保険を任意継続しています。

特に困ったわけではありませんが、正直その辺の話には疎かったので前職の事務にアドバイスをもらったり任せることが多かったかと思います。旦那に相談してもまったくわかっていなさそうなので、必要な部分は自分でネットで調べたりしました。

仕事や家事、育児もやりつつ事務手続きを行うのは大変でしたが、ある程度割り切ってやっていたので本当に最低限のことだけやった感じです。突き詰めていけばもっとこうした方が税金が安くなる、保険はこうした方がお得だ、といった情報もいろいろあるのかと思います。

私も凝り性な方なので調べれば調べるほどわからないこと、気になることが出てきて歯止めが利かなくなりそうでしたね(笑)でも他にもやらなければならないことがあったので、「私の仕事はエンジニアだ」「家のこともしっかりやらないと」と自分に言い聞かせて事務手続きは最低限で済ませました。

たぶん損をしている部分もあると思いますが、コストパフォーマンス的には損をしないことに時間を掛けるよりも、その分の時間仕事を頑張ろうと考えています。ある意味自分の都合の良いように解釈している部分もありますが(笑)

体調管理については、会社員時代よりも気を付けるようになりました。フリーランスになってすぐに気を付けるようになったわけではありませんが、自分が動けなくなったらいろいろな人に迷惑が掛かる、何より自分自身が一番困る、という意識が芽生えたのかもしれません。

あとは30歳が迫ってきたことや、結婚して子供がいることも関係していると思います。体調が悪い状態で仕事、家事、育児を並行するのは難しいので、体調を崩すことへの危機感は大きいです。

子どもが夜泣きするとき以外は独身時代のように夜遅くまでスマホゲームをしたりすることはなくなりました。食事に関しても気を付けるようになって、少しづつですが栄養の勉強なんかもやっています。

昔は5大栄養素がなんなのかもよくわかっていませんでしたから(笑)食べたいものをおいしく食べたいように食べるだけじゃダメみたいですね。

ヒロ

なるほど。それら諸々踏まえると、フリーランスになることを正社員のエンジニアに勧めたいですか?

女性エンジニア
その人の状況によると思うので、なんとも言えませんね。私自身もともとフリーランスになるつもりはなくてたまたまなりゆきでフリーランスになったので、まず絶対にフリーランスが良いとも思いません。

ただ私が正社員の頃想像していたよりはフリーランスも安定的に仕事をもらえますし、頑張れば会社員よりも稼げるとは思います。また仮に今の仕事がなくなっても、スキルアップしたり仕事を取りに行くためのリサーチを行って入ればフリーランスだから食べていけないことはないと思いますよ。

まあ私の場合主婦なので勝手なことを言えるのかもしれませんが(笑)ただ食べていけないことはなくて、もっと言えば可能性は無限なのかな、と思っています。

逆に自分が頑張らないと会社員のように勝手に給料が入ってくるわけではないので、ある程度の自制心、向上心、目標意識なんかは重要かもしれませんね。結局自分なりに目標を持って努力できる人であれば、会社員よりもフリーランスにメリットがあるかと思います。

会社員ももちろん頑張る必要がありますが、なかなか目標を持つのも難しいじゃないですか。なので、安定的に決まった仕事を担当したい方は会社員、自分なりの目標を決めて努力していきたい人はフリーランス、といった違いになるかな。

もちろんこれはあくまで私の考え方で、人によっては会社員の方が楽だから、フリーランスの方が楽だから、なんて理由もあるかもしれません。会社員とフリーランスのどっちがいいということではなく、その人の考え方や仕事へのスタンスによって変わってくるかと思います。

なので一概にフリーランスになるのがおすすめとは言えませんが、今会社員だけれどやりたいことができていない、もっと自分で目標に向かって取り組んでいきたい、でもリスクを恐れている、こんな人は勇気を出してフリーランスの世界に飛び込んでもいいんじゃないかと思います。

その代わり大変なことがあったり、モチベーション管理が難しかったりはします。結局どんなときも最強の敵は自分自身で、自分自身に打ち勝つことができれば環境に関係なく道は開けると思います!(笑)

ヒロ

いやー、本日はありがとうございました!

最後にひとこと、お願いします!

女性エンジニア
えーと、私はフリーランスになって良かったと思っています。

今正社員だけど理想とするような働き方が実現できていない、フリーランスに魅力は感じているけど今一歩踏み出す勇気が出ない、こんな人は思い切ってチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。

失敗したり多少は後悔することもあるかもしれませんが、自分の理想から目を背けていたらせっかく働いていても充実感がないと思うんです。努力し続ける大変さや責任は伴いますが、チャレンジする価値はありますよ!

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