40代PHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!

今回は40代にしてPHPからRubyエンジニアに転身したYさんにインタビューしていきたいと思います。

品川にある喫茶店でお話を伺いたいとお願いしたところ、快くお受けいただきました。

Yさん

RubyエンジニアにスキルチェンジしたYさん

Yさん

【Yさん】

・40歳、男性

・東京都千代田区 在住

・元PHPエンジニア

 

それではインタビューを開始します!

インタビュアー2

今日はYさんのこと、じっくりお聞きしたいと思ってます!

それでは、Yさんがエンジニアになった経緯を伺えればと思います。もともと学生の時からエンジニアを目指していたんでしょうか?

Yさん

いや、学生時代はエンジニアになろうとも、Webの仕事をしようとも全く思ってませんでした。

高校は電気科の工業高校、そして大学も工業大学だったので、電気工事士とか電気主任技術者の資格を取っていました。だからその道に行こうと思ってんですが、就職氷河期だったのでその道の仕事がまったくなくて・・。

インタビュアー2

なるほど、ちょうどそういう時代でしたね・・。

Yさん

なので、大学卒業時に神戸にある地元の小さな開発会社に入りました。

インタビュアー2

あ、たしかYさんは名古屋出身でしたね。それで神戸にある会社に入社して、それからエンジニアの第一歩を踏み出したんですね。

Yさん

いやそれが・・最初の会社は超絶ブラック会社だったんですよ。社名を言うとやばいくらいの。

入社してから開発の勉強をしながら、基本的には小間使いとして電話番や先輩のスケジュール管理などの雑務ばかりしていたんですね。で、あるとき先輩社員の席で鳴った電話を自分が取りまして、一通り話し終わって受話器を置いて、席に戻ろうとしたらいきなり怒鳴られたんですよ。

うわ、なにかやっちまったか?っと思ったんですが、先輩は大声で「お前何を見てんねん?」と怒鳴ってるんですね。それで足元見ろと言われて見てみたら、輪ゴムが落ちてたました。先輩は「なんで拾わへんの?」って、めちゃくちゃ怒られまして・・。

インタビュアー2

それはなかなか理不尽ですね・・。

Yさん

これが日常でしたからね。何かと理不尽に怒鳴られて。

当時、同期は7人いたんですが、みんな最初に辞めるのは恥ずかしいし嫌だなと思って牽制しあってました。

インタビュアー2

それで、最初に辞めたのは誰だったんですか?

Yさん

自分です(笑)。

もう流石にやってられないと思って、3ヶ月目で辞めました。

当時の風潮としては「入社したら3年くらいは辞めるな」と言われていたんですが、次の会社も決めずにやめてしまったんですよね。

インタビュアー2

3ヶ月ですか。ちょっと早いような気もしますが、でもよっぽどしんどかったんでしょうね。

Yさん

はい。休日になると近くの公園に出ていって放心状態になってました。

おかしいときって、自分では気づかないもんなんですね。でも地元だったんで、大学の友人がたまたま近くを通ったときに、公園でたたずむ姿を見られて、「おまえ何やっとんねん。やばいな」って、人に言われて自分がおかしい状態だって気付かされました。

当然、会社に辞めるといったらボロクソに言われました。お前のために言ってやってるんだぞって。ここで弱気になったら押し切られる!って思ったので、「もう無理です」と伝えてつっぱねて辞めました。

インタビュアー2

それは大変でしたね。でも今思えば辞めて正解だったかもしれませんね。

Yさん

いやホント、あの時辞めてなかったらどうなってたかなって思うとゾッとします。

当時の同期のその後は知らないんですが、幸せになってるといいなって思いますね・・。

ブラック企業の次に選んだのは?

インタビュアー2

それから、次こそ開発会社でエンジニアになったんですか?

Yさん

いえそれが、次を決めずに辞めてしまったのと、3ヶ月の会社務めでも多少はお金が貯まったんで、学生時代に取りそこねた運転免許を取ることにしました。

2ヶ月くらいで免許が取れたその頃、アウトソーシングの会社に務める友人から声がけされて、「おまえ東京に来る気はないか?」って言われまして。誘われるがままに東京に出てきました。

インタビュアー2

すごい積極的ですね。友人に誘われたとはいえ、東京に来ることに不安はなかったんですか?

Yさん

もともと東京に行きたいっていう思いはあったんですよ。実際、兄が東京の会社に務めてましたし。

ただ、大学が名古屋だったので、東京に就職面接に何度も行くのが交通費的に辛いと思って敬遠してしまったんですよね。そんな金銭的な理由で諦めてしまったことを若干公開してて、東京に行きたい気持ちはずっとあったんです。

それで友人に誘われて、その誘いにつられたまま人事の人に会わせてもらって、無事内定をもらったことで決心して、東京に出てくることにしました。

インタビュアー2

これでようやくエンジニア人生のスタートですね。

Yさん

いえそれが・・東京に来てはじめた仕事は、ハード側なんです。

具体的にはキャノンとかNECなどに出向して、携帯電話の開発やパソコンの開発をしていました。

インタビュアー2

えーと、ソフト側のシステム開発ではなく、携帯電話とかパソコンそのもの?

Yさん

はい。まぁ時期によっていろいろなんですが、例えば京セラに出向してたときはPHSそのものの開発の一部門で働きました。・・ところで今どきの人にPHSって伝わるんですかね?

その部署では、はんだ付けの練習とか仕事に必要な技術を教えてもらいました。ところが、やっていくうちに、面白くないなと思ってしまったんですよ。毎日毎日、携帯電池のもちを調べるために箱にコンデンサーを突っ込んで充電池を作ったり、もう年がら年中はんだ付けをして、充電量を調べて、みたいな毎日で・・・。

そうして半年経った頃に、自分はソフトウェアの方が向いてるんじゃないか?と思い、社内で部署異動はできますかと上司に聞いたら、意外とすんなり異動させてもらえました。

いよいよシステム開発に携わることに

インタビュアー2

ようやくシステム開発が始まったわけですね!

Yさん

はい。NECのJavaの仕事につかせてもらいました。ようやくシステム開発スタートです。やらせてもらったのは、貿易関税の書類の承認のシステムを作る仕事でした。

既存システムの改修でしたが、なにせ大企業なので、どういうバグが起こってるとか、どう直すというのは完璧に仕様書に書いてありました。自分は言語もまともに触ったことがない素人でしたが、それでも何とかなるくらいの内容でした。

それから半年くらい経った頃でしょうか。なぜか日産自動車の担当の方が自分を見初めてくれて、仕事を移ることになりました。

インタビュアー2

え、なぜそんな見初められたんでしょうか?

めちゃくちゃ優秀だったっててことですか?

Yさん

いえ、それがあとから分かったんですが、単に自分が工業系出身だったからのようで・・・。

だから移った先は工場の機械を作るような仕事だったんですよ。できればシステム開発をしたい自分としては、あまり嬉しい話ではありませんでした。

それからは工場の人が楽になるための試験機械を作ることもあるし、一部の通信部分をC言語で作ることもあるしで、決まった1つの仕事というよりは、現場の要望に合わせて仕事ができるような感じでした。

でもある日、工場機械のとあるデータをDBに貯め込むシステムを作ろうという話が持ち上がって、誰もそういうことをした人がいない環境の中で、たまたま手を上げた自分に「やらせてやるか」みたいな空気になりました。

そこで1から調べながら、PHPでWebサーバー立てる仕事を任されました。自分もPHPを触るのは初めてでしたが、やってみたらメチャクチャ馴染んで楽しかったのを今でもよく覚えています。

インタビュアー2

こうしてPHPエンジニアとしてのYさんがスタートしたんですね。

Yさん

そうなりますね(笑)。

当時、インターネットの流行り始めのころで、特別な世界に一歩踏み込んだ感じがしました。そして、世の中のほとんどのサイトのサーバ技術はPHPなんだ、と思って興味が尽きず、自分で参考書を自発的に買って勉強をするようになりました。

まさに水を得た魚のような感じで身体にPHPが馴染んでいったんですよね。

その頃はなんでこんなに馴染むんだろう?と、理由はわからなかったんですが、今思えば単純に「PHPが簡単だったから」だと思います(笑)。

正直、CとかJavaに比べて分かりやすくて簡単で、理解ができるから楽しいという好循環だったんですよね。もう、自分が世界の最先端のところにいるという気持ちがしてました。

日産から離れるきっかけとなった光景

Yさん

今でも覚えている光景がありまして、それが会社を辞めるきっかけになりました。

ある日、工場で自分の試験作業が遅れてしまって、昼休憩に他の人達から遅れて食堂に向かったんですね。

その時、工場の2階の窓から、食堂の建物の前にズラーッと並ぶ作業着の列を見てしまいまして。すっごく表現は悪いのですが、百人くらいの列がまるで蟻の行列のように見えたんですよ。

インタビュアー2

それは衝撃的ですね・・。

Yさん

はい、本当にそれがショックで。

自分はこの列の一人としてずっと過ごしていくのか、と思った時に「違う」と。

それで一念発起して、就活することにしました。

Yさん写真

熱っぽく語ってくれるYさん。

インターネットサービス会社への転職

インタビュアー2

転職活動をはじめて、すぐに次の会社は決まったんですか?

Yさん

はい、運良くすぐに決まりました。

当時、世の中にインターネットのシステム開発会社も、そんなに数はなかったんですが、たまたま求人の出ていたWebサービス運営の会社に受かりました。

求人に必須項目と書かれていたLAMP環境の開発経験は無かったんですが、勢いで応募してみたらトントン拍子で内定まで行きまして。後で聞いたら応募者がそもそもいなかったらしいです(笑)。それも時代ですね。

インタビュアー2

その会社でPHPエンジニアとしてのスキルを高めて行かれたのですね。

・・あれ?たしかYさんは起業もされてましたよね。それはいつ頃の話ですか?

Yさん

それは今話したWebサービス運営会社に移ってから、2年後の話です。

当時付き合ってた彼女の話で、ネイルサロンに目をつけたんですね。これ面白いなと思ったんですが、東京ではネイルサロンが流行ってたのに、神戸に帰省すると街に1つも無いんですよ。

これは・・・今は東京だけだけど、日本中で流行るんじゃないか?って思って。

それで、ぐるなびのネイルサロン版みたいなサイトを自分でPHPで作りまして。それがGoogleに高評価を受けて、検索で1位になりました。

これは・・・もしかしてこのアイデアは大当たりしたんじゃないか?って思って。自分でPHPのサイトを作れたことでも自信もつきまして、勢いで会社を辞めて会社を立ち上げました。

インタビュアー2

行動力がすごいですね!

そのサイトはその後どうなったんでしょう?

Yさん

それが、マネタイズの仕方が上手く行きませんでした・・・。

おかげでサイトからの収益はほぼない状態で、その頃どうやって生活したかと言うと、いろんなサロンに営業を掛けて、そこからたまにHP制作の仕事を請け負ったりしながらほそぼそ食い繋いでいました。

そんな時にSESの会社の記事を見つけて、フリーランスの働き方を知って、楽天とかを紹介受けて、初めて楽天に常駐しました。

フリーランスという働き方に対する思い

インタビュアー2

そうして、いわゆるフリーランス・個人事業主として常駐するスタイルに変わって行かれたのですね。

Yさん

はい、今ではフリーランスになって良かったと思っています。

インタビュアー2

でもフリーランスになったことで、困ったこともあるのでは?

Yさん

そうですね・・まぁ勉強は人一倍しなければいけないでしょうね。

正社員なら教えてもらえる立場ですが、フリーランスは基本的にアウトプットする側なので。

でもフリーランスは本当に自由ですよ。嫌な環境でも我慢する必要が無いし、いろいろな会社を見ることができますから。

インタビュアー2

なるほどですね。それらを踏まえて、やっぱりフリーランスになることを正社員のエンジニアに勧めたいですか?

Yさん

いやもう、逆にエンジニアなのに中小の正社員になることのメリットは何もないと思います。フリーになることを強く勧めたいですね。

むしろ、何で世の中の人は正社員を選ぶのか・・。よほどの大手じゃなければ、そこまで安定してないぞ、と。中小だったら給与も低いし、安定もしてないし、正社員で居続ける理由はほぼ無いとすら思います。

Rubyエンジニアにスキルチェンジすることに

インタビュアー2

さて、そんなYさんがRubyにスキルチェンジしたわけですが、以前からRubyには興味があったのでしょうか?

Yさん

いえ、ぶっちゃけRubyに対して、さほど興味がありませんでした。むしろPythonの方が興味があったくらいで。

というのもOSS(オープンソースソフトウェア)の分野で世界中で最も支持されているのがPythonだったんで。

ただ、Rubyは日本人が作ってるというのは知ってたので、気にはなっていました。クックパッドなどが導入しはじめているというニュースも見ていたので。

インタビュアー2

ではなぜ、当社がご紹介したRubyの案件に入ることにしたんでしょうか?

Yさん

タイミングですね。

だんだん世界的な目で見れば自分が携わってきたPHPは支持されていないと思えました。そんな中、もしかしたらこの先仕事がなくなるのかも?と思うこともありました。

でも、新しい言語の案件に行こうと思っても、未経験者は行けないじゃないですか。仮に行けるとしても単価はがくんと下がりますし・・。

でも、ご紹介いただいたRuby案件の現場は単価をさほど下げずに入れる環境だったというのが大きいです。なので思い切って入ってみようと思いました。

インタビュアー2

なるほど。そうしてRuby案件に就業したことで何か変化はありましたか?

Yさん

言語面では、特に困ることはありませんでした。

所詮スクリプト言語だし、PHPでできることはどんな言語でもできますし。やってみたら、ああこんなもんかという感じ。できるできる、勉強できてラッキー、みたいな。

というか、普通に分からないことがあればGoogleで検索すれば答えも出てきますからね。Rubyのコツは掴みましたから、今後はPythonでも勉強してみようかなと思っています。

Ruby案件に入ったことで今後の自信になりました。自分はPHP単一のスキルと思い込んでいたところがありましたが、気持ち的に幅ができて楽になったというか。今後、初めての言語の案件でも自信持ってアピールできると思います。

インタビュアー2

そう言っていただけると、ご紹介した私も嬉しいです。

では実際Rubyを触ってみて、Rubyが他の言語よりも優れているところは何だと思いますか?

Yさん

そうですね・・・言語として考え方が最初からしっかりしていると思いました。

GEMというライブラリ群がありまして、そこには世界中の誰かが考えた機能があるので、それを入れるだけでできてしまいます。Rubyが優れてるのは、そんなところでしょうか。

インタビュアー2

ありがとうございます。(時計を見たら2時間が経過していました・・)

もうお時間が来てしまったようなので、本日はこのへんで終わりたいと思います。

今日は長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

店の中

その後もしばらくお店にとどまったYさん。
今日はありがとうございました。m(_ _)m

エンジニアインタビューシリーズ
1, 30代のPHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
2,(この記事)40代PHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
3, 27歳女性Javaエンジニアが正社員からフリーランスになった話
4, 38歳Java男性エンジニアが正社員からフリーランスになった話
5, 29歳PHPエンジニアが正社員からフリーランス兼ブロガーになった話

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