38歳Java男性エンジニアが正社員からフリーランスになった話

38歳男性

正社員からフリーランスとして独立するエンジニアの人口は年々増加しており、今後もこの傾向が続くと考えられます。

その結果若手のエンジニアからベテランエンジニアまでいろいろなレベルのエンジニアが独立しています。

今回インタビューするのは中堅からベテランの間くらいのキャリアを持つエンジニアで、エンジニア歴は20年近くある方にお話を伺うことができました。

インタビュアー2

さっそくですが「年齢/性別/所在地/現在のお仕事」を教えてください!

38歳エンジニア

Tさん/38歳/男/東京/フリーランスエンジニア

私は現在客先常駐のプロジェクトにフリーランスとして在籍しつつ、個人でも仕事を受託しています。どちらも会社員時代のツテです。

インタビュアー2

自己紹介、ありがとうございます。

では、今までに経験した言語を教えてください。その中でも一番得意な言語も教えてください。

38歳エンジニア
けっこうあって、Java、PHP、VB、C言語、COBOL、C++、Perl、などです。他にも個人で少しSwiftやObjective-Cを触ったことがあります。一番得意な言語を聞かれると、回答は難しいかもしれません。

単純に一番長くやっているのはJavaなので、あえて一番得意な言語として挙げるならJavaということになるのでしょうか。ただプログラミングは表面的なコードであって、重要なのはその根底にあるロジックの考え方、アルゴリズムだと思います。

学生時代を含めると一応年以上プログラミングをやってきましたので、アルゴリズムを考え、次にそれをコードで実装する一連の流れには慣れてきました。たぶん初めての言語でも基本となる表面的なコードを学習すれば実装できるようになるので、正直表面的なプログラミング言語はなんでも変わらないかなと思っています。

日本語や英語といった自然言語のように複雑かつとっさに出てこないと使えないわけでもなく、プログラミング言語はコード自体はシンプルでまた覚える必要もありません。

ロジックさえ考えれば表面的なコードなんてちゃちゃっと調べればいいわけですよ。

インタビュアー2

なるほど。出来る方ならではのご意見の気もしますが・・。

では続いて、今の仕事にやりがいを感じていますか?

38歳エンジニア

うーん。やりがいという言葉は抽象的なのでなんとも言えませんが、タスクを明確化してただただこなしていくだけですね。やり切った達成感なんかはありますが、あくまでも作業と捉えています。

私が相手にしているのはお客さんや開発メンバーもありますが、基本的にはシステムです。システムはやりがいで動くわけではないので、動くシステムを作るための作業を具体化して、あとは淡々とこなしていくことが重要ですね。

インタビュアー2

なるほど。

では次の質問で、ちょっとぶしつけな話なのですが、今の年収に満足していますか?

38歳エンジニア

まあ私が今まで経験してきたこと、スキルなんかをトータルで考えると妥当だと思いますよ。もらえるならもっともらいたいですけどね(笑)

でもそのために生活を犠牲にして仕事するのは違うと思うんで、生活ができて、趣味にもお金を使える今の状況はそこそこ恵まれているのかと思います。

あとかっこいいこと言っちゃうと、金がすべてではないと私は思いますね。女の人は特にすぐに稼いでいる方がいい、金金って言いますけど、そんなに金が大事ですかね。生活できて多少貯金できればそれで良くないですか?

インタビュアー2

たしかにそうかも知れません。でも・・お金、女性関係で何かあったんですか?(笑)

38歳エンジニア

いや、別に何もないんですけどね(笑)世の中の風潮的にそんな気がして。

インタビュアー2

貴重なご意見ありがとうございます。

ちなみに、今の働き方に将来性を感じますか?

38歳エンジニア

うーん、将来性は特に感じません。でも別に将来性を感じる必要もないと思っています。市場の変化も激しいわけですし、同じことをやっていて安泰な人って今あんまいないわけじゃないですか。

安泰安泰って言われる公務員だって今後は怪しいですし、待遇が悪くなって辞めたときあの人たちって困りそうな感じしますよね。普通の会社員だって会社が続くとは限らないし、仮に会社が続いたとしても自分自身に需要がなくなれば切られるか、切られないとしても納得いく待遇で雇用され続けるのは難しいでしょう。

フリーランスだから今の仕事だから将来性がないということではなく、他の仕事も含めて全般的にそういう意味では将来性はないと思います。でも形は変われど技術に需要はありますし、また需要が出てきたところに合わせてスキルを積み重ねていくイメージでやっていけば大丈夫だと思いますよ。

どの仕事にも将来性はないと言いましたが、日常的にビジネスというか市場を考えているフリーランスはある意味会社員よりも将来性は高いかもしれません。会社員でも会社員以外の選択肢を視野に入れて努力している人なら問題ないんでしょうけど。

あとエンジニアの将来性に限って言えば、わかりません。

インタビュアー2

わかりませんというのはどういうことですか?今のスキルでは食べていけないということでしょうか?

38歳エンジニア

当然同じことだけやっていてもダメだと思いますけど、仮にたとえば新しい言語や新しい技術を身に付けたとして、そのサイクルがずっと回り続けるかどうかはわからないということです。

AI化が進めば人間が手を動かして技術力を発揮する必要はないですし、そうすると人間ならではの独自の視点を活かしたマーケティングや経営など、今とは別の役割が求められるはずです。

そうすると技術一本でやっていくことは難しいので、別の+αが必要になるでしょう。いつ技術一本で厳しくなるか、本当にそうなるかはわかりませんが、少なくともそういった可能性も考慮してなるべく幅広く視野は持っているつもりです。

もちろん技術の勉強も継続していきますが。

インタビュアー2

Tさんほどスキルの有る方でも、そんなふうに考えているのですね・・。

では続きまして、フリーランスに転向したのは何歳の時ですか?

38歳エンジニア

33歳の頃です。なので今フリーランス5年目です。

転向した理由は一言で言うのは難しいですが、まず第一にずっと会社員を続けていてもあまりメリットがないと感じたこと、あとはフリーランスの方が自分の理想とする働き方を実現しやすいこと、金銭的なことも一応はありますね。

インタビュアー2

よければ、それぞれ詳しくお伺いしたいのですが・・。

38歳エンジニア

最初に挙げた会社員のメリットですが、周知の通り会社員の安定性は今後より失われていくと思います。IT業界は特にその傾向が強くて、たとえば会社が求めているスキルを一生懸命身に付けたとしても、いらなくなればポイされます。

捨てられはしなくても、待遇が良くなることはないでしょう。自分の時間をほぼ犠牲にして会社に求められるエンジニアを一生懸命演じてたとしても、いらなくなったら一気に待遇は悪くなりますからね。

これにメリットがあるとはあまり思えません。それなら自分のルートは自分で決めて、自分の待遇が良くなるように努力した方がいいじゃないですか。会社ではなく自分のためということです。

会社員は基本的に会社のために働いてその結果お金をもらっているわけですが、フリーランスなら自分のために働いてお金をもらうことができます。スキルも自分で選定して働きながら自分磨きができるので、フリーランスの方がいいですね。

理想とする働き方というのも今説明したようなことで、自分のために方向性を決めて努力したいということです。あとは時間と場所に縛られないことも自分の理想です。

会社員だと決まった時間に決まった場所で作業する必要がありますが、フリーランスならそれも自由です。時間、場所、仕事内容、全部自分で自由に決めて計画実行していくことができます。

最後に金銭的なことですが、これはお金持ちになりたいとかフリーランスの方がいっぱい稼げるとかそういうことではないです。もちろんそれもないわけではないのですが、どちらかというと自分が頑張った分お金になることが自分にとっては重要です。

会社員だとどうしても「勉強してもどうせ金にはならないしな」「一生懸命プロジェクトに貢献してもせいぜい増えるのは残業代くらいか」といった気持が出てしまいます。

生きていくのはそんなもんだ、みんなそれで頑張っている、といった声は聞き飽きました。ある程度努力に比例してお金を稼いでいけるフリーランスの方が自分はやりがいがあると思いますし、そのリターンが原動力になると思うんです。

やっぱ人って見返りがないと頑張れないじゃないですか。会社員だと頑張っても会社が儲かるだけで、せいぜい自分の今の立場がいつまでかはわからないけどしばらくは守られるだけですよ。

そんなことのために頑張るよりは、フリーランスでスキルアップして、お金という形で返ってきた方が楽しいじゃないですか。

インタビュアー2

そもそもフリーランスに転向することを躊躇したことはありますか?

38歳エンジニア

33歳でフリーランスに転向したとお話しましたが、そのときは躊躇はしませんでした。ただ、それまでには躊躇というか葛藤はありました。最初にフリーランスを意識し出したのは20代後半の頃だったんですけど、その頃はまだ全然漠然としていましたね。

「フリーランスエンジニアってなんかかっこいいな」「すごい技術持ってる人がバリバリ稼ぐ実力主義の世界なのかな」「自分なんかが入っていっても食べていけなさそうだし憧れだけかな」といった考えを持っていました。

今考えると無知だっただけなんですけど、まずは知らないとダメですね。そこからなんだかんだで忙しくて会社員として頑張ってたんですけど、アサインされたプロジェクトでフリーランスのエンジニアと気が合って話すようになったんです。

その人はフリーでプロジェクトにアサインしていたんですが、給料聞いてびっくりしました。同じような仕事をしていても会社にかなり仲介料を取られていることがわかって、そこから本格的にフリーランスを意識するようになりました。

このときにはだいぶIT業界全般というかフリーランスの事情もわかっていたので、20代の頃のような間違った幻想はなくなっていました。結果的に自分もそこのプロジェクトにフリーで参入する形になって、会社は辞めましたね。フリーランスでやっていけるかどうか確証はなかったんですけど、少なくとも今後も一生会社のためだけに働く会社員よりはマシかな、なんて気持ちでした(笑)

もちろん会社員が悪いと言っているのではなく、あくまでも私自身の考えですよ。

インタビュアー2

なるほど。そうしてフリーランスに転向したあとに、何か困ったことはありますか?
38歳エンジニア

私の場合幸いにも完全に個人というよりは最初から所属してたプロジェクトで契約がフリーに切り替わっただけだったので、税金や保険関係の説明はそこで受けることができました。

自分でも調べてある程度把握はしていたのですが、そこで話してベストな方法というのが見えてきました。プロジェクト管理側の人と直接源泉徴収、年末調整、確定申告なんかの話はするので、不安や困ることは特になかったです。

体調管理についても最初は会社員の頃と生活サイクルが大きく変わったわけではなかったので、そんなに困るようなことはなかったです。というよりも、むしろフリーランスになった実感があまりありませんでした。

実感し出したのはプロジェクトに毎日足を運ばずに、在宅も作業させてもらったり、余裕が出てきたタイミングで別案件の仕事も個人でもらったりし始めた頃です。

このときはさじ加減がわからず仕事を受注しすぎて、本当に辛かったです。体調管理もできてなかったかもしれません。昼夜逆転は当たり前で、食事も適当、まとめ買いしたカップラーメンばかり食べていました(笑)

今は少しグレードアップして、出前ばっかりですね(笑)

インタビュアー2

健康に気を付けなくても大丈夫ですか?(笑)

38歳エンジニア

ここ数年は健康診断さぼってるので多少の不安はありますが、今のところ自覚している体調不良は特にありません。なんとなく体がだるいようなこともありますが、重大な病気は今のところないかと思います。

ただこのままだとまずいなという自覚はあるので、40歳までに運動習慣を身に付けたいですね。最近は日本でも運動がブームになっているようなので、ぜひ乗っかりたいと思っています。

あとは食事ですね。嫁ができればそれが一番良いのですが(笑)今まであまり料理はしてこなかったので、一から勉強して自分で作るのもなんだかなという感じはしています。

結婚すればその辺は任せられるので、食事面での体調管理はどちらかというと結婚して改良されればなと思っています。まあ相手はいないのですが(笑)

インタビュアー2

では最後の質問です。フリーランスになることを、正社員のエンジニアに勧めたいですか?

38歳エンジニア

正社員のエンジニア全員にフリーランスを勧めたいです。

もちろん全員が今すぐにフリーランスになるべきと言っているのではなく、少なくとも視野には入れておいた方が良いかと思います。

フリーランスという働き方があるんだ、こんなメリットがあるんだ、ということを知っていれば、たとえ正社員を続けるにしても見方が変わってくるはずです。

たとえば一生会社員という選択肢しかないと思っていると、会社に対する不満が多くても我慢するしか道はないと思ってしまうかもしれません。でもフリーランスという選択肢を知っていれば、どうしても会社に不満が多いようなら独立するという選択肢も出てくるわけです。

単純に可能性が広がるということもありますし、精神衛生上も選択肢は複数持っておいた方が良いのではないでしょうか。選択肢を持ったうえで正社員を選択するのであれば、それはそれで良いと思います。

正社員を選ぶにしてもフリーランスを選ぶにしても、それだけではないということをわかったうえで、客観的に比較して最終的にどうするか決められると良いですね。

あとは学生なんかだと就職という選択肢しか見えないかもしれませんが、新卒でいきなりフリーランスになってもいいと思いますよ。会社で社会人の基本を学ぶべきだ、社会人の基礎ができていないうちにフリーランスなんておかしい、っていう声もあるかと思いますが。

でも社会人の基礎はフリーランスで活動したり、自分で気を付けて調べれば身に付くことですし、細かい仕事の進め方なんかは会社それぞれ違っているはずです。

そしてたまたま入社した会社の方針が必ずしも合理的で正しいわけではないので、社会人の基礎という言葉も非常に曖昧ですよね。何も考えず会社に従うよりも、どうすればより良くビジネスを進められるか、仕事で人と関わる際にはどのように接するべきか、といったことはむしろフリーランスの方が自己責任な分しっかり考えて取り組めるのではないでしょうか。

そういうことで、最初からフリーランスで飛び込んでみてもまれるのもいいと思います。

インタビュアー2

本日はありがとうございました!

では、最後にひとこと、お願いします。

38歳エンジニア

どのような働き方が絶対に正解ということは特にありません。

フリーランスを選ぶのも正社員を選ぶのも個人の自由でしょう。

しかし選択肢を複数持って比較することは非常に重要で、そうすることで初めて自分にとってのベストな選択肢が見えてくると思います!

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3, 27歳女性Javaエンジニアが正社員からフリーランスになった話
4,(この記事)38歳Java男性エンジニアが正社員からフリーランスになった話
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