靴屋からフリーランスエンジニアに!華麗なスキルチェンジインタビュー

19/05/06 18:03:13     19/05/06 19:20:02

Yさん

今も昔も、他業種からエンジニアになってみたいという方が非常に多くいらっしゃいます。

とはいえ今までITと縁遠い職種だと、二の足を踏む方も多いのではないでしょうか?

そんな中、靴屋という全くの別業種からキャリアをスタートし、現在フリーランスエンジニアとして活躍するYさんにお話を伺う機会を得ることができました。

みなさんの今後のキャリア設計の参考になれば幸いです。

インタビュアー2

本日はよろしくお願いします!まずは「年齢/性別/所在地/現在のお仕事」から教えてください。

Yさんフォト

Yさん/28歳/埼玉県朝霞市/システムエンジニア

現在、Androidのフリーランスエンジニアとして現場に常駐しています。

今日は参考になるお話ができるかちょっと不安なままここにきました・・面白い話はできないと思いますよ?

インタビュアー2

そんな謙遜なさらず!私としては非常に面白い経歴をされているなと思ったものですから、ぜひにということでお願いした次第です。

本日は来て頂けてとても嬉しく思っています。

まず、エンジニアになる前に靴屋で仕事をされていたんですよね?

Yさんフォト

はい、革靴のお店で販売の仕事をしていました。

もともと大学2年の頃から卒業まで靴屋でアルバイトをしていたのですが、本当に靴が大好きになってしまいまして、就活もろくにせずこの道に進んでしまいました。今でも靴磨きが趣味なくらいです。

インタビュアー2

バイトをしていた靴屋に、そのまま就職されたのですか?

あと、その進路について誰かに相談はしなかったんですか?

Yさんフォト2

あ、バイトしてた靴屋とは別のところで就職しました。だから一応就活はしたことになるのかな?

相談に関しては、誰にも話さずに決めてしまいましたね。やりたいことをやるのに、誰の許可も必要ないだろと思ったんで。

インタビュアー2

なるほど。好きなことを仕事にするのはモチベーションも上がりますよね。

でも、それだけ大好きな靴屋を辞めようと思ったのは何故なんですか?

Yさんフォト

簡単に言えばお金の問題です。

25歳の頃に、10年先輩の給与の話を聞いたんですが、自分と1万円しか違わなかったんですよ。

具体的には、自分の手取りが16万くらいでした。その先輩は33歳で、手取り17万のうえに結婚して子持ちだったんですよね。

インタビュアー2

なるほど・・それってけっこう生活が厳しそうですね・・。

Yさんフォト2

はい。そう思いました。ただ、その先輩は実家がお金持ちだったんですよ。だから何とかなってたのかなって。

でも自分はそうはいかない。そう思った時に「他に手に職を!」って考えました。

インタビュアー2

それでエンジニアの道を検討したんですね。

もともとPCは得意だったんですか?

Yさんフォト3

いえ、もともとPCは苦手な方でした。

それでもプログラマーを選んだのは、一種の憧れに近いです。靴屋の自分に一番遠いものがプログラマーで、未知すぎたんですよ。

だから勝手に金額も高いんじゃないかと思いこんで、よしプログラマーになろう!と思いました。

インタビュアー2

凄い思い込みですね(笑)ただ、その思い込みもあながち間違いでも無かったという。

そんな未経験者としてのエンジニアの道は何から始まったんでしょうか?

Yさんフォト

未経験者でも研修してくれるという会社に、正社員として入社しました。

面接は3社受けて、2社は落ちました。受かった1社がSESの会社だったんですが、3ヶ月の研修の後にテスト案件にぶち込まれました。

結局その案件が1年半続いたんですが、今思えばその期間は無駄な時間だったなと思います。

インタビュアー2

うーん・・SES業界の悪しき習慣というか、もはや「あるある」の域ではありますが、大変でしたね・・。

Yさんフォト3

はい、この会社にいるとこれが続くと思ったので、思い切って辞めてしまい小さなベンチャー企業に入社し直しました。それが26歳のときです。

そこは自社サービス兼受託の会社で、少人数で受託を回すスタイルでした。

これからモバイルを始めたいというタイミングでもあったので、お前にはAndroidをやって欲しいと言われ、全く初めての状態でJavaを本格的に使い始めました。

当然会社としてもモバイルをやったことがないので、社内にAndroidが出来る人もおらず、残業しながら調べながらプログラミングを頑張りました。当時はピークで月240Hくらい働いていました。

結局この会社には1年2ヶ月くらい在籍していました。

インタビュアー2

なるほど。稼働時間は大変でしたが、それでも全くやったことがないAndroidJavaを任されたことは大きな一歩でしたね!

そんな経験をした後、なぜフリーになろうと思ったんですか?

Yさんフォト

はい、理由は2つあります。

1つ目は、開発が出来るようになってきて、もっと上を目指したいと思ったから。

社内に自分よりも出来る人がいない状態が続きました。もっとレビューしてもらわないと、自分のスキルがこれ以上にならないと思いました。

2つ目は、もっとお金を稼ぎたかったから。

大好きな靴関係の仕事を諦めたのは、お金のためでした。だったらもっと稼げるようにならないと、靴に対する思いの対価として釣り合わない!と思って、だったらフリーになろうと決意しました。

インタビュアー2

1つ目の理由は結構よく聞く話ですが、2つ目は非常にユニークですね。

とはいえ、フリーになることを不安視する方もいらっしゃいます。Yさんはその点について不安はなかったのでしょうか?

Yさんフォト2
不安ですか?うーん、そういうことを考えずにフリーになっちゃいましたね。みんな感じるものなんですか?

まぁ昔から自信家なのもあるのかな。何でもかんでも「どうにかなるさ」と思っているんですよね。だから正社員にこだわる理由もなかったんです。

インタビュアー2

なるほど。

確かに先ほど就職について誰かに相談したかという質問にも、誰にも話をせずに靴屋への就職を決めてしまったとおっしゃっていましたね。

Yさんフォト

そうなんです。もともと子供の頃から、親が干渉しない家庭だったのもあるのかな。中高と全く勉強してませんからね。地域でも一番偏差値が低い学校でした。

高校の頃は音楽もやっていて、これはHIPHOPの文化的なものかもしれないんですが、とにかく身体がでかくてガテン系なんですよ、だから将来は力仕事をしたいと思ったんですね。それで、高校卒業後にすぐ工場に就職しちゃいました。

インタビュアー2

あれ?そうなんですか?

でも大学卒業後に靴屋に就職されてるというお話でしたよね?

Yさんフォト2

はい、そうなんです。

まず高校卒業後に、造船工場に就職しました。で、自分が何を作ってるのか分からないんですが、なんかガス溶接の免許を取らされて、先輩と「これ何なんだろうね?」って言いながら溶接した部品を作っていました。

そうやって働きながら、HIPHOPの歌を何十曲も作ってたんですが、語彙力に限界を感じたんですよ。いい言葉が浮かばない!って。

何でかな?って思ったんですが、それは勉強してないから当たり前なんですよ。だから日本語をもっと学ぼうと思って、工場に入った3ヶ月後に、大学に入ろうと思ったんです。

そこから死ぬほど勉強をしました。携帯も解約して、受験までの間は彼女にも友達にも連絡取れないようにして一切会わず、毎日12時間ずっと勉強し続けました。

その結果、翌年無事に大学へ入学できました。

インタビュアー2

それは凄い熱量と意思の力ですね!

それだけ強い思いで大学へ入ったのでしたら、音楽関係の仕事に就こうとか思わなかったのですか?

Yさんフォト3

いやそれが・・・大学に入ったら音楽がどうでも良くなってしまったんですよ。

苦労して入ったからかもしれないんですが、音楽よりも大学生活自体の方が楽しくなってしまって・・。

だから、というのも変なのですが、ボランティアサークルに入って障害のある子どもたちと週に一回交流したり、教職を取るために勉強を必死にやったりしてました。

今思っても、その時々でやりたいことがコロコロ変わってきてますね。

インタビュアー2

こうして振り返ると、色んな思いに気づけるのも面白いですよね。

そうして興味の矛先が移り変わってきて今現在、プログラマーという仕事にやりがいを感じていらっしゃいますか?

Yさんフォト

はい、やりがいを感じています。

モバイルのエンジニアなので、少人数で自分がメインを張りながらやれているので、その頼られている感、メインでやれてる感があります。自分の承認欲求が満たされていると感じます。

特に今のモバイル案件は、普段から話しながら設計に口を出せる環境なので、上流に関われているとも感じることができています。環境としては非常に満足ですね。

あと、お金の面でも満足できていると感じます。当然もっと上げたいという思いはありますが、ほんの3〜4年前の手取りが16万とかだったので、断然上がりました。

インタビュアー2

それは何よりですね!

ちなみに、今の働き方に将来性は感じていますか?

Yさんフォト3

あー、それは微妙かもしれない。

というのも、一生このままモバイルエンジニアをできるとも、やろうとも思っていないんですよ。もっと上流への道を考えた方が良いと思っています。

自分よりも下の世代がどんどん出てくると思っているので、自分よりも基礎が出来ている下の世代と戦うよりも、その人達をマネジメントするような方向に持っていきたいと思っているんですよね。

インタビュアー2

28歳でしっかりした考え方をされていますね。ご自身の経歴も、そういう考え方に至った理由なんだろうなと推察します。

ところで、フリーランスに転向して困ったことはありますか?

Yさんフォト

それはありません!

ホントに何もなし。全く感じてません。これから感じるのかもしれないけど、その予感も無いですね。他の人は何か困ってるんですか?

インタビュアー2

そこまであっけらかんと何もないと言われると清々しいですね。みなさん色々有るみたいですよ?まぁその話はまた今度(笑)。

そんなフリーランスへの不安がないYさんに伺うのも何ですが・・・フリーランスになることを、正社員のエンジニアに勧めたいですか?

Yさんフォト3

うーん、なりたいならなれる時代なんだから、やってみても良いんじゃない?って感じですかね。自分は自分だから好き勝手やっているだけで、人にあれこれ言えないと思っています。

インタビュアー2

非常に誠実なコメントありがとうございます。

あくまで本人の自由意志に任せると。まぁそのお気持ち非常に良くわかります。

それでは、最後にこのインタビュー記事を読んで下さっている方へ、何か一言頂いて締めたいと思います。無茶振りっぽいですが、お願いします(笑)。

Yさんフォト

そうですね・・・自分は転職とかフリーへの転向などで、基本的に後ろ向きに考えたことは一度もありません。

シンプルに「この道に行きたいから、行こう」と考えた。そういう前向きな意思で新しい選択をすることが良い結果につながったと思います。

なので、今悩んでる方がいらっしゃるんであれば、自分がやりたいからやる、という選択の仕方が良いんじゃないかなと思います。

インタビュアー2

ありがとうございます!

本日はYさんのインタビューをお送りしました。閲覧ありがとうございます。

他の方へのインタビュー記事は下記からご覧頂けますので、気になるものがありましたら、どうぞご確認ください。

エンジニアインタビューシリーズ
1, 30代のPHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
2, 40代PHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
3, 27歳女性Javaエンジニアが正社員からフリーランスになった話
4, 38歳Java男性エンジニアが正社員からフリーランスになった話
5, 29歳PHPエンジニアが正社員からフリーランス兼ブロガーになった話
6,(この記事)靴屋からフリーランスエンジニアに!華麗なスキルチェンジインタビュー

 

颯爽と去っていくYさん。本日はありがとうございました m(_ _)m

帰っていくYさん

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