フリーランスエンジニアの貯金事情を聞いてみた

19/04/14 14:35:04     19/06/02 13:41:45

フリーランスエンジニアの貯金事情を聞いてみた

普段なかなかお金の話はしづらいものですが、フリーランスエンジニアに興味がある方は、フリーランスエンジニアの貯金事情にも興味があるかと思います。

そこで今回は、フリーランスエンジニアに貯金事情を聞いてみました。

口座の中身は確認していない

どういうこと?と思われるかもしれませんが、口座の中身を確認していないフリーランスエンジニアは多いようです。というのも、とりあえず生活できて好きなものを買えるお金は入っているだろうから、別に金額を確認する必要はないか、といった発想です。

特にこちらから貯金の話を振ったわけでもないのに、ふとした瞬間にこのような発言をしているフリーランスエンジニアは何人かいました。たとえば車の購入や引越しの話になったときに、予算とか言われても自分がいくら持ってるのかよくわからんし、まあ大丈夫だろう、といった感じです。

もちろんフリーランスエンジニアも仕事でやっている以上お金を稼ぐ必要がありますが、今の貯金額以上に自分のスキルアップであったり、そのスキルで将来的により稼ぐことに集中している人が多いです。

特に若手のフリーランスエンジニアにはこのような人が多いですね。とりあえず今の貯金額や収入はそこまで気にしていなくて、とにかくそれを増やせるだけのスキル、価値を自分に付けたいということです。

貯金はほとんどない:数万円~百万円程度

フリーランスエンジニアと言えば稼いでいるイメージがあるかもしれませんが、それは人それぞれです。また、稼いでいても散財する癖のある人もいます。収入自体が少ないパターンとしては、まだ駆け出しのフリーランスエンジニアで、フリーランスに必要なスキルを勉強しながら仕事を請け負っている状況の人です。

この場合今の貯金額は少ないですが、今後増えていくでしょう。次に散財癖のある人についてですが、これは年収が1,000万円を超えているにも関わらず、貯金がほとんどないといった状況です。

何に使っているかは人それぞれですが、エンジニアの場合ネットゲーム、ギャンブルなどで使い果たす人が多い印象です。他には、FXなどで溶かしてしまう人もいます。

投資は成功すればお金が増えますが、ネットゲームやギャンブルなどはあまり得策ではないかもしれません。実際それで楽しめるのならそれで良いのかもしれませんが、将来結婚したら困りそうな感じはしますね。

生きていくのにそこまで問題ない貯金額:数百万円

普通のサラリーマンと同程度の収入のフリーランスエンジニアに多い印象です。普通に安定的に仕事をしていて、たまに散財したり外食で普通にお金を使っているフリーランスエンジニアならだいたいこのくらいでしょう。

または、脱サラしたばかりのフリーランスエンジニアもこのくらいの人が多いです。サラリーマンとして数年働いて、一時的に収入が減っても大丈夫な額があるからそろそろ独立しよう、といった形です。

年齢的には20代後半くらいに多い印象です。こういったタイプの人もフリーランスエンジニアとして数年経験を積めば徐々に年収はアップし、30代になって1,000万円を超えてくるようです。

中には収入の増加に合わせて支出も増えていく人がいるので、収入の増加と貯金額の増加は必ずしも比例しません。これはあくまでも私の印象ですが、フリーランスエンジニアの人に節約家は少ないような気がします。

気にせずどんどん使うか、逆に節約しているわけではなく使うことにあまり興味がない人もいます。なので、ある程度収入の多いフリーランスエンジニアは知らない間にお金が増えているか、逆に覚えていない間にほとんど使っているかの両極端な気がします。

ちなみにアフィリエイトなどと並行している人はお金への関心が強いため、自分の収入をきっちり把握し、とにかく稼ぐことを考えているようです。お金についてどこまで意識しているかが人によってまったく異なるので、それはフリーランスエンジニアの面白いところかもしれません。

受注で成功している、もしくはある程度の不労所得がある:1.000万円~数千万円

エンジニアとしてのスキルが高くて受注業務で稼いでいる人は、年収が1,000万円~2,000万円程度あります。どのくらい使うかは人それぞれですが、だいたい何年か継続すれば貯金が1,000万円は超えるでしょう。

実際そのような人が多いです。次に、アプリ開発やサイト運営、副業の投資などで成功している人もいます。その場合勝手にどんどんお金が入ってくるので、貯金は数千万円になっているケースが多いです。

この段階でどのような行動を取るかは人それぞれですが、労働所得を辞めて不労所得の拡大に努めている人が多い印象です。受託業務もスキルアップできてやりがいはあるものの、やはり不労所得の方が魅力は大きいのでしょう。

投資以外の方法は失敗したときのリスクもあまり大きくないため、だいたいは成功してさらに資産を拡大しています。節税対策なのかどうかはわかりませんが、私の知っている例だと不労所得を築いて海外に移住している人が多いですね。

不労所得で成功している:1億円~数億円

このレベルになるとフリーランスと言っても法人化していて、一人法人のようになっている人もいます。働き方は人それぞれ異なりますが、億単位の年収になるとまず受注業務は行っていません。

何かしらの形で資産を構築しています。エンジニアでありながら開発するしていない場合もあり、設計だけして後はすべて外注化している人もいます。このくらいの資産があれば仮に外注化して失敗してもそれほど痛手ではないので、どんどん外注化でたとえばアプリを開発してリリースしていくことができます。

もちろん全部が全部成功するわけではなく失敗するものの方が多いのですが、資金が潤沢にあればリリースできる数も多いためどれかがヒットする可能性が高くなります。

ヒットしたものはどんどん収益を伸ばしていくので、他の赤字分を補填し、有り余る資金を呼び込みます。それを元手にさらに外注化してサービスを生み出すことができるので、資金力があれば良い意味での無限ループに突入するようです。

まさに無限ループで、falseなら少し損が発生しますが、そこから気付きを得てループを改善することができます。何回かに一回trueに入れば、大当たりでまたループを回せる回数が増えます。

説明するまでもありませんが、このループはサービスをリリースする回数で、falseは失敗、trueは成功を意味しています。本人はほとんど何もせずに資産が増えていくので、最高の無限ループです。

少し借金がある:~100万円程度

フリーランスエンジニアとしてみんながみんな成功しているわけではなく、収入が増えずに借金をしている人もいます。フリーランスエンジニアになってから生活が困窮した人もいれば、最初から借金があった人もいます。

原因としては収入が少ないこともあるのですが、収入に見合わない金額を使ってしまっているケースも多いです。割と自堕落な人も多いので、キャバクラや風俗やギャンブルで全部使ってしまっている、しかもほとんど仕事をしていない、といったケースもあります。

フリーランスエンジニアは不労所得のある人は別にして、そうでない人は作業をしないとお金が入りません。最初からあまり活動していない人もいれば途中でやる気を失ってしまった人もいますが、仕事をしないとお金は入りませんし、仕事をせずに使い続ければお金がなくなっていくのは当たり前です。

その結果、小額ながら借金があるというフリーランスエンジニアもいますね。

そこそこ借金がある:数百万円

数百万円の借金があるフリーランスエンジニアもいるようです。私の知り合いにはいないのですが、耳にはします。このレベルの借金になると、単に自堕落な生活をしただけではなく、何かしらトラブルを起こしているかと思います。

たとえばギャンブル依存症、投資で大失敗した、などです。これはフリーランスエンジニアかそうでないかは関係ありませんが、職業関係なくこのような形で借金のある人は存在するでしょう。

数百万円の借金がある人がどのような行動を取るべきかはわかりませんが、フリーランスエンジニアとして地道にスキルアップして稼いでいけば、返済できない金額ではないかと思います。

多額の借金がある:1,000万円~

私の直接の知り合いではありませんが、投資で一気に溶かした、起業して失敗した、といった理由からこのような借金額になってしまった人がいるようです。このレベルになってしまうと、フリーランスエンジニアとして地道に活動してすぐになんとかなる金額ではないかもしれません。

もともと高いスキルを持っていたり商才があれば復活できますが、その後どうなったのかはわかりません。フリーランスエンジニアに限った話ではありませんが、多額の借金がある状況から復活して億万長者になったような話を聞いたことのある人は多いかと思います。

ここまで借金が膨らむということは良くも悪くも常軌を逸した思考回路を持っている可能性が高いので、凡人には思いもよらない行動で挽回するのかもしれません。

行動力がないとこのような状況にはならないので、このままさらに悪化する行動を取って破滅していくか、逆に成功を収めるかは人それぞれかと思います。多少の借金がある人とは違ってちょっと自堕落というタイプの思考回路ではないでしょう。

根本的にコツコツ地道に稼いでいくタイプではないかもしれないので、失敗するときも成功するときも派手なのかもしれません。

まとめ

以上、フリーランスエンジニアの貯金事情を紹介しました。私の知り合いの事例もあれば、間接的に知っているだけの人の事例もあります。貯金額は人によってかなりばらつきがあり、準億万長者もいれば大貧民もいます。

人と比較する必要は特にないので、だいたいこんなことをしたらお金持ちになるんだ、逆にこんなことをしたら借金が膨らむんだ、と話半分に頭の片隅に置いておいてください。

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