【.NETのフリーランス求人・案件情報】年収や開発単価は?C#.netやVB.netとの違いは?
18/03/11 16:33:17 19/05/04 17:58:57
目次
.NET案件情報【随時更新中】
.NETとは?
Windows系の開発は、ご存知の通り.NETで行われます。.NETはプログラミング言語と間違われることがありますが、違います。
2002年に、SAOP/XMLという通信仕様に対応したソフトウェア開発環境として「Visual Studio .NET」が発表されたのですが、これが.NETの原型になりました。
Visual Studio.NETは、Windowsの開発環境ではありますが、もっと言えば統合開発環境と呼ばれるものです。何が統合的なのかというと、そこではライブラリや基盤となるフレームワークも一緒にサプライされているからです。
ここでは、.NETを構成する各要素を紹介しましょう。
.NET FrameWork
.NETアプリケーションを起動するためのライブラリーです。
.NET FrameWork は、Windows7以降、デフォルトで搭載されるようになりました。
もしあなたがWindows XPをお使いなら、Visual Studioを起動させるために.NET FrameWorkをインストールしなければなりません。
Visual Studioとの違いを説明しましょう。
Visual Studioは開発環境であり、.NET FrameWorkは基盤です。ですから、.NET FrameWorkこそ.NETそのものだと言うことが出来るでしょう。
ご存知の通り、これらはWindows系OSでしか動作しません。
ASP.NET
ASP.NETは、Windows系開発者にとってWebアプリケーション開発の必須ツールです。Web全盛の今の時代にあって、無くてはならないものです。
OSに対して文字でやり取りするものをCUI(キャラクターユーザーインターフェース)といい、その代表格はUnixですが、ASP.NETは、Visual BasicのようにGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ベースでの開発が可能です。
共通言語ランタイム (CLR)
.NET Framework上で、サービスやアプリケーションを実行するための、バーチャルマシンの名称です。Javaプラットフォーム上にはJavaバーチャルマシンがあり、これが中間言語をまずつくり本番のコンパイルをしますが、それと同じものです。JavaはどのOSでも開発できますが、.NETはWindows上でしか出来ません。
.NETエンジニアの種類と仕事内容や特徴は?
.NETエンジニアには、VB.NETとC#.NET を扱う2種類のエンジニアがおりますが、そうなった背景は次の通りです。
マイクロソフトは、一時期VB.NETを無くして、C#一本に絞ろうとした時期がありました。
C#がオブジェクト思考をベースに開発されたものであるのに対し、VB.NETは「過去の遺産を背負った言語」とまで言われていたりしますが、結局今でも生き残っています。
これら2つの言語の違いは何かというと、実のところ大差はないのです。実際に両方の言語が使えるエンジニアが言うには、VB.NETでもオブジェクト思考は書けると言います。
しかし、採用の現場ではVB.NETとC#は別案件ですし、難易度もかなり違ってくるという評価を受けています。
C#の方がより難易度が高い言語という評価を受けており、案件単価もかなり違ってきます。C#エンジニアの方がVB.NETよりも、10%近くも高額な報酬を受け取っている状態です。
あなたがもしVB.NETフリーランスならば、C#の習得も考えてみられるのが賢明だと言えるでしょう。
C#.NETの特徴は?
C#が登場したのは2002年で、マイクロソフトの開発言語として、C⁺⁺の次あたりに登場しました。
では、C#の優れた点を挙げていきましょう。
動的言語に似ている
静的言語(速度や処理能力を重視したもの、CやC⁺⁺、Java)でありながら動的言語(開発効率や生産性向上を重視したもの、型の具体的設定はコンピューターが行なう。変数は全てVar。
例えばPearl、Ruby、Javascript)に似た特徴を持つことです。動的言語に似ていることのメリットは、実際に変数が使われるまで型が分からないことがあるのですが、そういう時に取り合えず変数を動的にしておき後で適切な型に変換してあげることが可能になります。これによってコードがシンプルになります。
多岐にわたる分野に進出している
C#は、VB.NETと同じくデスクトップアプリなど、業務システム開発で多く使用されてきた言語ですが、最近ではwebサイトの制作や、ゲーム開発にも用いられるようになり注目を集めています。
C#で開発されたWebサイトを挙げてみると、「ニッセン」や「カカクコム」などが有名です。
また、Unityという開発環境でゲームも開発出来るようになり、「神獄のヴァルハラゲート」「幻塔戦記グリフォン」などの有名なゲームもC#とUnityで開発されているのです。
モバイル開発にも進出
またC#は近年、モバイルの開発現場においても使用されるようになりました。Visual Studioに無償でついてくるXamarinで、Android、iphone両用のアプリ開発が可能になっています。
例えば、ニンテンドーアプリ「ニンテンドーswitch online」は、Xamarinで書かれています。
Javaとの類似性
C#がJavaにとてもよく似ているというのも、大きな利点です。Javaは2018年も依然として世界最大のシェアを誇る言語です。(C#は5位)
参考:「TIOBE Index」
マイクロソフトの開発言語のC#と、世界最大シェアのJavaの両刀使いのフリーランスエンジニアになれたら、将来性が果てしなく明るいですね。
VB.NETと同じくC#は、国内外ともにまだまだ強大であるWindowsのシェアに大きく依存しています。
そこも強みであり、既にあるWindowsシステムの保守・改修を考えても、まだまだかなりの需要がある言語です。
しかし最近は「クロスプラットホーム」な開発環境も目指されており、先程言及したXamarinによるAndroid、iphone両用化アプリ開発などのように、Windowsを離れた開発も可能になってきています。
C#というとWindows、デスクトップアプリというイメージが浮かぶでしょうが、このように多岐な分野に進出を遂げているのです。
Web系も然りです。Web全盛期にある今、息の長いエンジニアになりたければweb系の開発スキル習得は必須になってきているわけですが、そのWeb系でなんといっても強いjavaと、C#は非常によく似ていて、基本的な構文で共通のものがたくさんあるのですからこれは本当に強みです。
世界シェアの観点からも既に申し上げましたが、C#とjavaの両刀使いのフリーランスエンジニアになる道も意識しながらスキルアップを図っていくことが賢明だといえます。
C#フリーランスエンジニアの年収は?
C#フリーランスエンジニアの月単価の相場を、実務経験ごとにまとめたサイトを見つけました。初心者と比べると5年以上のベテランフリーランスエンジニアの報酬は、3倍近くにもなるのですね。これは、どの言語にも言えることでしょう。
実務の経験値が、報酬額に直結していますね。
(※週5日勤務の場合)
実務未経験(プログラミングスクール卒業したて) | 20万円~25万円/月 |
実務経験半年 | 25万円~30万円/月 |
実務経験1年間 | 30万円~40万円/月 |
実務経験2年間 | 40万円~50万円/月 |
実務経験3年間以上 | 50万円~60万円/月 |
実務経験5年間以上 | 60万円以上/月 |
VB.netの特徴は?
VB.netもC#と同じで、デスクトップアプリなどの業務システム開発によく使われています。
VB.NETは2002年にVisual Studioと共に誕生し、当初はVBと呼ばれており、Visual StudioにVisual C++と共に搭載されていました。
VBの方は、生保や金融系などの業務システムの「UI」開発に主に使われ、当時バッヂ開発はC++で行われていました。
VB.NETになってからは、ASP.NETでweb開発も出来るようになりました。
VB.NETフリーランスエンジニアの需要は?
先述したように、保険や金融業界のシステム開発に主に用いられるVB.NETですが、新たな開発案件もまだまだ多く存在しますし、既存のシステムの保守・改修という業務はまだまだ発生するでしょうから、VB.NETの案件数が急激に激減するということはないでしょう。
C#が「クロスプラットフォーム化」により、業務システムからweb、ゲーム、スマホアプリとどんどん新分野に進出しているのに対し、VB.NETの市場は今後も大きな変化は加えられずに行くことは間違いなく、業務系開発を基軸に、web対応はASP.NETで対応していくでしょう。
IT業界全体の求人数を見てみると、最も多いのはやはりjavaで、次に多いのはwebの時代を反映してrubyやphpです。
これらの案件数にはVB.NETは決してかないませんが、rubyやphpらの言語が参入しにくい分野を抑えているという強みがあることで、これらに取って代わられ消滅していくことはないでしょう。
VB.NETフリーランスエンジニアの年収は?
VB.NETフリーランスエンジニアの報酬はどのくらいなのでしょうか。
C#フリーランスエンジニアよりも10%も低くなってしまうといわれるVB.NETですが、プログラマー、システムエンジニア、一人前のエンジニアで一般的な相場を出しているサイトを見つけました。それによるとこうなります。
<VB.NET 報酬>
- フリーランスプログラマー:約40~60万/月
- フリーランスシステムエンジニア:60~80万/月
- 一人前のフリーランスエンジニア:50万円〜高い方で90万円/月
このサイトは、年々深刻になると囁かれるIT業界のエンジニア不足の観点からも、VB.NETを開発言語に採用する企業が増加傾向にあることからも、VB.NETには将来性があり、今後も需要を伸ばしていく言語であると締めくくっています。
VB.netとVBの違い
VB.NETは、.NET にまだ対応していない旧来のVBの後を継いだものです。
先述したようにVB.NETは2002年にVisual Studioと共に誕生しました。VBは、6.0までバージョンアップされました。
VB.NETから、オブジェクト指向が本格的に取り入れられました。VB.NETとVBは、文法は似ていますが、全然異なったプログラミング言語になります。使うライブラリが異なるからです。
VB.NETは.NET Frameworkをライブラリーに使っているのに対し、VBはVBのクラスライブラリーを使用します。.NET Frameworkを採用したことでそれまでの様々な不便が克服されました。
VB.NETとC#.NETの違い
まず初めにC#.NETという表現について
C#は、マイクロソフトが.NETという開発環境下で使う言語として開発されました。
C#.NETとは、.NET(マイクロソフト環境)によるC#のことを指します。何だかよく分からない感じですが、ほぼ同じ意味だといえます。
これは私的解釈ですが、C#がリリースされたのは2002年なので、VB.NETと同じ年に誕生したことになるわけですが、C#は .NET Frameworkが既に存在する土台で誕生したので、あえてC#.NETとは呼ばないのでしょう。
以下より、C#と呼ばせて頂きます。
C#エンジニアには、VB.NETエンジニア出身の人も多いです。また、言語の類似性からかJavaの開発からC#に流れてきた人も多いのです。
C#とVB.NETの違い
扱う分野の広さが違う
新分野への進出の目覚ましいC#のエンジニアになると、業務システムに携わることもあれば、モバイルアプリ担当になることもあるし、webサイト制作を担当するかもしれないし、Unityでの開発に携わるかもしれません。
C#の未来の分野を語れば、FintechやAI、ロボットなどの先端技術にもマイクロソフトは取り組んでいるということなので、将来性からすればC#が優位なのは間違いありません。
しかし、先述した通りVB.NETの方も、保険や金融と言ったあまり変化の生じない業界に大きな基盤があるので、安定性がある言語と言えます。
オブジェクト指向の対応度が違う
C#こそ、オブジェクト指向満載のプログラミングとして開発された言語です。
しかし、VB.NETも全く対応していないわけではなく、オブジェクト指向を書くことは可能だというのはよく聞く話です。
言い換えれば、VB.NETとはオブジェクト指向を使わなくても、一定の成果物が出来てしまう言語だということが出来ます。
まとめ
.NETについて語るなら、Windowsの国内外の圧倒的なシェア(デスクトップの場合)に触れずにはいられません。近年多くの新興言語が誕生していますが、Windowsの盤石なる実績を見れば.NETでの開発に従事するフリーランスは手堅い業界にいると言えるでしょう。
また、C#とVB.NETの将来性についても考えてみました。VB.NETにもWindowsのシェアゆえの確かな実績があるのですが、フィールドを広げて進化を続けているのはC#であることは明らかです。
もしあなたがフリーランスエンジニアとして.NETエンジニアを考えているならば、VB.NETのみならずC#も視野に入れましょう。
C言語やC++、Javaのスキルを持っているならば、習得しやすいのは間違いないのですからなおさらです。
マイクロソフトや一般の有志の団体が様々なセミナーを行っておりますし、スキルテストも充実しております。
フリーランスエンジニアがスキルアップしていくために、十分な環境が整っておりますので是非活用しましょう。
.NET求人案件の単価相場(単位:万円)
実際.NETの技術者はどのくらいの単価で現場へ常駐しているのでしょうか?以下、現在のアルマサーチが取り扱う案件の単価相場をまとめてみました。
いかがでしょうか。右肩上がりになっていることが分かると思います。
ちなみに単価を決める一番の要素はスキルなのですが、年数が短くとも高単価の方など、必ずしもこの表に当てはまらない方もいらっしゃいます。
ですが、一般的には実務経験=スキルと判断される採用担当者が多く、市場的にも実務経験と単価の相関性は非常に高いです。アルマサーチでは、経験年数に見合った高単価案件を多数とりそろえています。
実務未経験者
25万円程度 /月
実務経験半年
30万円程度 /月
実務経験1年
40万円程度 /月
実務経験2年
50万円程度 /月
実務経験3年
60万円程度 /月
実務経験4年間以上
70万円以上 /月
.NET経験が少ない方にも朗報!
.NET案件は市場に非常に多くあふれており、新人でもOKという案件も増えてきています。
アルマサーチでは、今後.NETをやっていきたいという方や、.NETを学んだのでこれを仕事にしてみたい、自社である程度.NETをやったのでフリーランスになってみたい、という方たちが案件を獲得しやすい環境をご用意しています。
.NET案件は経験があればあるほど高単価を狙えます。アルマサーチでご紹介した新人向け案件で実績を積み、さらに単価を上げていきましょう。中には週5日常駐の案件以外にも週3〜4日勤務の案件や在宅でできるリモート案件も増えてきています。お気軽にお問い合わせください♪
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最後に、アルマサーチのご紹介!
アルマサーチはフリーランス向けに案件をご紹介することに特化したエージェントサービスです。豊富な案件量から、安定して継続的な案件のご紹介を実現しており、口コミから登録エンジニアが急増中です。
アルマサーチが選ばれる理由
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