顔も名前も覚えてもらうための名刺のワンポイント工夫術
18/08/15 11:45:51 19/05/17 17:07:06
目次
フリーランスにも名刺は必要!
フリーランスも会社員も仕事で人に会う度に名刺交換されていることと思います。名刺交換は挨拶のようなものなので仕方がないのですが、人に会う度に名刺交換していると顔と名前が一致しない、この名刺の人と交換したのはいつ?ということになりがちです。
自分がもらった名刺を整理することは重要ですが、当然他の人も名刺の顔と名前が一致しない状況に陥っているわけです。自分が渡した名刺も今頃顔と名前が一致しないまま埋もれてしまっているかもしれません。
そこで、名刺一枚渡しただけで顔と名前を覚えてもらえると一歩抜きんでることができます。あなたがかなり印象的な外見やキャラをしていて絶対に覚えられる自信があるなら例外ですが、だいたいの方はそうではないでしょう。
名刺を渡したところでその他大勢の名刺として埋もれてしまうのが実情です。では、どうすれば名刺を渡すだけで顔と名前を覚えてもらえるのでしょうか。顔と名前を覚えてもらえばその後の仕事につながりやすいので当然お得です。
このページでは、名刺を渡すだけで顔と名前を覚えてもらえる方法を紹介します。
顔写真入り名刺
名刺で顔と名前を覚えてもらうためには、名刺に顔写真を入れるのが一番です。顔写真を入れておけば、名刺を見る度に名刺を渡したときのことを覚えておいてもらえる可能性が高いです。
おそらく多くの方は、人を思い出すときに顔は思い出せるけど名前は思い出せないということが多いはずです。逆に名前だけ思い出せて顔が思い出せないということはあまりないかと思います。
普通は名前よりも動いている人間の方が印象に残りやすいので、記憶に残ります。逆に言えば、名前だけ見ても顔を思い出せないのは自然なことなのです。何度も会っている人は別にして、一度会った人の名前をすべて覚えるのは困難です。
つまり、名刺で自分のことを思い出してもらうためには名前よりもむしろ顔写真の方が重要と言えるでしょう。顔写真を見れば、仮に名前を思い出せなくても会ったときのことを思い出せる可能性が高いです。
ついでに名前も書かれていれば、顔写真とセットで覚えることができます。「自分のことを覚えてもらう、思い出してもらう。」という意味では顔写真は非常に重要で、記憶の残りやすさでは名前よりもむしろ重要ということです。
写真がないと損
名刺に顔写真を載せていない方は、相手の記憶に残りにくいという点で大きな損をしています。また、補助的な効果として顔写真入りの名刺は信用力アップにも役立ちます。顔写真入りの名刺を渡すということは、仕事の成果と一緒により鮮明に顔を覚えられることを意味します。
良い仕事をすれば顔写真とセットで良い印象を残せますが、逆に至らない仕事をすると顔写真とセットで悪い印象が残ってしまいます。顔写真入りの名刺を相手に渡すことで、「自分の顔が相手の記憶に残っても問題ない、むしろメリットのある仕事をする。」というアピールになるのです。
もちろん名刺をもらった人のみんながこのように解釈するわけではありませんが、少なくとも堂々と顔写真入りの名刺を渡せるほど仕事に責任を持っていることが伝わるでしょう。顔写真入りの名刺を渡すデメリットとしては、たとえば道に捨てられたときに顔と名前を関係ない人に見られてしまうという点です。
仕事の取引相手に渡した名刺がそのような扱いを受ける可能性は極めて低いのですが、消費者に対して名刺を配っているような方は少し危険かもしれません。特に路上で名刺を配っているようなスカウトマンはそのまま名刺がポイ捨てされる可能性も高いので、顔写真を入れるならデメリットも把握したうえで検討した方が良いでしょう。
似顔絵やスタンプを入れる
上記の通り「相手に自分の印象を残す」という点において顔写真入りの名刺は最強の効果を発揮します。しかし、どうしても顔写真入りの名刺を渡すのは抵抗があるという方もいるでしょう。
理由は人それぞれですが、なかにはプライバシーの問題や、自分の容姿に自信がないので名刺にまで載せて人に渡したくないという方もいるかと思います。たしかに自分の顔写真を載せた名刺を多くの人に配ることに抵抗感があるのは納得できるので、実際に顔写真を載せた名刺を持ち歩いている人が少ないのです。
そこで妥協案として、似顔絵やスタンプを入れた名刺を作るのがおすすめです。作ると言ってももちろん自分で自分の似顔絵を書いたりスタンプを自力で作るわけではありません。名刺に似顔絵やスタンプを載せている人は多いので、そういった業者があります。
ネットから依頼して送ってもらうこともできるので、試してみようと思われる方はぜひやってみてください。
小技も時に有効
上記の通り顔写真や似顔絵やスタンプは効果抜群です。顔と名前を覚えてもらうのであれば、顔を載せるのがもっとも手っ取り早く効果が高いことは言うまでもないでしょう。顔写真を載せることに比べれば効果は低いものの、ちょっとした小技も存在します。
具体的には以下のようなことです。
- 名刺に話し合った内容や重要事項を記載する。
- 名刺の上部にマーカーを付ける。
- デザインを個性的にする。
以上のような方法で名刺を目立たせることができます。
名刺への書き込み
まず名刺に相手にメリットのある書き込みを行えば、利益とセットで覚えてもらうことができます。会社員、フリーランスに関わらずビジネスマンは営利目的に行動しているので、利益とセットなら当然記憶に残りやすいでしょう。
マーカーを付ける
次に、名刺の上部にマーカーを付けるという方法もあります。名刺は名刺入れに入れて保管している方が多いかと思いますが、マーカーを付けておくことで上からでもすぐにわかります。
個性的なデザイン
デザインに関しては、他の名刺と違った点があればそれだけで名刺は目立ちます。以上のような方法で名刺を目立たせることが可能です。ただし、これらの小技の効果は限定的で、効果抜群というほどではありません。
また、顔写真と違って元の名刺に自分で手を加えた印象や、デザインに凝っていると無駄な部分にコストを割く印象にも取れます。まずマーカーや書き込みに関しては、几帳面な方は嫌います。
名刺をきちんと整理して保存している方に特に当てはまりますが、綺麗に保存したいから人工的に手を加えたものを嫌うのです。名刺の書き込みやマーカーを嫌う人に問題があるとも言えますが、そういった人が一定数存在することは知っておいた方が良いでしょう。
特に綺麗な名刺をコレクションのように集めている人もいるので、その場合書き込みやマーカーが付いているという理由で捨てられてしまうかもしれません。凝ったデザインに関しても賛否両論です。
まとめ
顔写真、似顔絵、スタンプはきちんと顔出しして覚えてもらうという目的とやり方が合致していますが、名刺のデザイン性に凝っても覚えてもらえるのは名刺です。名刺だけ目立っても仕方がないですし、相手には無駄なところに力を入れている、見た目ばかり気にする人、といった印象を与えてしまうかもしれません。
個性的なことはプラスに働く面もあれば、マイナスに働く面もあります。名刺も同じなので、無駄に目立たせるのではなくきちんと顔と名前を覚えてもらうために目立たせるという発想が重要です。
特にフリーランスで個性的過ぎる名刺を持っていると、印象が悪くなる可能性があります。フリーランスという時点で多少変わった人と思われている可能性もあるので、シンプルな顔写真入りの名刺などがベストでしょう。
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