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■CSSとは?
CSSは基本的にHTMLとセットで、なおかつHTMLの基本がわかってきたタイミングで学習するプログラミング言語です。役割としては、HTMLのタグで作成した文字や機能の「文字色」「文字サイズ」「背景の色」「レイアウト」などを変更するものです。

HTMLで記載しただけだと上記の要素はデフォルトの状態なので、CSSで書き換えていきます。厳密にはHTMLだけでカスタマイズしていくことも可能なのですが、CSSを使った方が効率的かつ少ないステップ数で済むため、HTMLファイルとCSSファイルを別に作って組み合わせてブラウザ表示する手法が一般的です。

CSSの書き方としてはHTML同様シンプルで、プロパティと値のセットで作っていきます。CSSファイルが別にある場合はHTMLファイルのどこに適用するのかCSSファイル内で記載しますが、それも特別難しいことはありません。

プロパティと値の書き方は、「color:blue;」のようにコロンとセミコロンで囲むイメージですが、ほぼそのまま英語表記のコードが多いです。英語表記でなくても英語で意味が推測できるものが多く、直感的にコーディングしやすいでしょう。

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CSSについて

CSSは上記の通りHTMLとセットで学習するものですが、HTML同様他のプログラミング言語とは性質が大きく異なります。書いたまま表示される、レイアウトされる、という表現がわかりやすく、ロジックやアルゴリズムを考える必要があまりないからです。

表示したい画面がそのまま設計図のようなもので、HTMLやCSSで記載した内容はそのまま画面に出てきます。コーディングの流れとしても直感的に画面表示を意識しながら書きやすいので、初めてのプログラミング言語としてHTMLとセットで学習されることは多いです。

HTMLはタグで囲んで画面に表示される内容を書き込んでいきますが、そのタグに対して細かい指示を与えるのがCSSです。

■CSSの資格について
CSSを含む資格はいくつかありますが、CSS単体の資格はありません。まずCSSはHTMLとセットで使われるため必ずHTMLを含むことになりますが、HTMLとCSSだけだとレイアウトができるだけなので、その他のシステム機能やデザインを含めた資格試験がほとんどです。

資格試験の例としては、「Webクリエイター能力認定試験」「ウェブデザイン技能検定」「ホームページ制作能力認定試験」などがあります。いずれも使用言語はHTML、CSS、JavaScriptです。

JavaScriptが入ってくる点が大きなポイントになります。HTMLとCSSだけだと少し学習すればある程度できるようになるため、資格試験としての価値が担保できなくなります。そのため、JavaScriptで機能的な実装もできてこそのフロントエンド側の実装スキルです。

なので、CSSの資格を取得したいのであれば、HTMLはもちろんのことJavaScriptも勉強してからになります。このなかだとHTMLが一番簡単かと思いますが、CSSとJavaScriptに関しては意見が分かれます。

JavaScriptはHTMLやCSSのように直感的な方法のみで実装することはできず、他のプログラミング言語同様アルゴリズムやロジックの考え方が必要になります。なのでJavaScriptの方が難しいという意見もあります。

しかし、個人的にはJavaScriptは意図通り動きやすいため、CSSの方がある意味難しいと感じています。というのも、CSSはコード同士が干渉して動きが変わったりすることが多いです。

HTMLのタグに対してCSSで命令を書くのですが、たとえばh1タグに対してCSSで命令を出していて、その中のh2タグに対して別の命令を出していた場合、この二つが干渉してどちらかが優先される、といったことがあるのです。

知らず知らずのうちにCSSの記述同士が邪魔をしてレイアウトが崩れたりすることが多いので、CSSは意外と難易度が高いように思います。なので、資格試験の際もある意味JavaScriptの方がCSSよりも難易度が低いという見方もできます。

JavaScriptはHTMLやCSSよりも本格的なプログラミングですが、基本ロジックを押さえれば特別難易度が高いわけではないため、資格試験の際も抵抗感を持たずに取り組むことが重要です。

逆にCSSは簡単と思っても意図した通りに動きにくいので、苦労するかもしれません。私はCSSのレイアウトがうまくいかずに何度も書き換えているうちに、ソースコードがごちゃごちゃになった経験があります。

■CSSの魅力・市場動向について
CSSの魅力は、唯一無二の存在であることです。HTMLとの関連において、CSSに変わる言語はありません。またHTMLは市場で絶対的な存在となっており、HTMLの代わりに別の言語でWebページの表面を実装することはないでしょう。

今ある世界中のWebページの表面のほとんどがHTMLとCSSで実装されています。ただし、CMS等でWebサイトがテンプレート化されており、その傾向は今後も加速するかもしれません。

個人だけでなく、法人、凝ったWebサイトを制作している企業ですらテンプレートをペースにWebページを作っている時代です。CMSやテンプレートを書き換えるにはHTMLやCSSの知識が必要ですが、デフォルトのまま使用するならHTMLやCSSの知識は不要です。

これらのCMSやテンプレートもHTMLやCSSで作られているので市場からHTMLやCSSが消えるわけではありませんが、あらかじめ作られたものを使えば事足りるので、HTML、CSSのスキルの必然性が減っているという見方もできなくはないです。

昔はWebサイトを作ろうと思ったらHTMLやCSSで実装する以外に選択肢がなかったので、Webサイトを持っている人は漏れなくコーディングできる状況でした。しかし、現在ワードプレスなどでブログを運営している人の多くはHTMLやCSSに触れたことがなく、なかには存在自体知らない人もいるかもしれません。

こういった状況ではありますが、コーディングできるとカスタマイズに便利で、またIT企業に就職するならなおさら使用する機会があるかもしれません。そこまで難しい言語ではないので、入り口として学んでおくメリットはまだまだ大きいです。

■CSSの勉強法について
CSSの勉強法は、アウトプットから入ることをおすすめします。一般的なプログラミング言語はある程度ロジックを学んでから実装に移りますが、CSSの場合直感的に書けばそのまま表示されます。

なので、実際に書いてみた方がわかりやすく定着も早いでしょう。そして、ある程度基本がわかればインプット中心に知識を入れても分量が少ない分覚えられます。アウトプット→インプット→アウトプット、の流れで実践し、ある程度のレベルに来たらあとはJavaScriptも入れてWebページをどんどん作っていくといいですね。

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