【ITアーキテクトの求人・案件情報一覧】年収や仕事内容、将来性や学習方法まで
18/03/25 14:28:07 19/04/30 14:13:55
目次
ITアーキテクトの最新案件情報<随時更新中>
ITアーキテクトとは?
ITアーキテクトとは、顧客に対してのシステムの提案や、プロジェクトメンバーに対する開発管理を行う職業のことです。位置づけとしては、プログラマーやシステムエンジニアの上流工程になります。
プロジェクトマネージャーやITコンサルタントとの違いは後述しますが、被る部分も多いです。
ITアーキテクトの仕事内容や役割は?
ITアーキテクトは、システムの提案から基本設計までを行います。そのため、顧客や開発者に対してのプレゼンテーションや業務改善策の提案が必須です。システム開発の上流工程での提案、まとめ役と考えるとわかりやすいでしょう。
厳密には会社やプロジェクトによって何をどこまで担当するのか異なってきます。たとえば、すでに稼働しているシステムを修正するプロジェクトであれば、顧客からの要望を吸い上げて人員の選定や工数の見積もりを行っていくイメージです。
しかし、まったくの新しいプロジェクトであれば、最初に顧客にシステムの提案営業を行う必要があります。そういう意味では、ITアーキテクトはIT営業の役割を担う場合もあります。
また、プロジェクトに関わる割合が多くなれば、サービスマネージメントの役割も担うので、システム開発の上流工程を幅広く担う立場と言えます。具体的な作業はプロジェクトによって異なるものの、システム、開発の流れを把握し、全体を統括していくという点はどのプロジェクトでも共通になります。
ITアーキテクトとITコンサルタントは違う?
ITアーキテクトとITコンサルタントは定義の上では少し異なります。ITアーキテクトはシステム全体を把握し、プロジェクト全体をコーディネートしていくのが主な仕事です。一方で、ITコンサルタントは顧客側への提案が主な仕事になります。ただし、顧客に伝えた内容は当然プロジェクトマネージャーや開発メンバーにも共有する必要があります。そして、そもそもシステムのことを把握していないと顧客に提案できません。
つまり、ITアーキテクトとITコンサルタントは定義の上では業務内容が異なりますが、実際の業務ではほぼ重複するということです。少なくとも、同じプロジェクトでITアーキテクトとITコンサルタントが役割分担しながら作業するケースは耳にしません。
もちろん会社によってITアーキテクトとして採用していたりITコンサルタントとして採用していたりするので、それらの役職の人が一つのプロジェクトで一緒になる可能性はあります。特に大規模システム開発だと多くの企業の人が関わることになり、提案の段階から役割分担が行われます。
しかし、ITアーキテクトだからプロジェクト寄り、ITコンサルタントだから顧客寄り、といった役割分担は行われません。会社の立ち位置によって、それぞれ必要なドキュメント作成やプレゼンテーションを行います。
大規模システム開発では上流工程に外資系のIT企業が入るケースが多いのですが、そこでの役職の多くはITコンサルタントです。ITアーキテクトという役職よりもITコンサルタントの方がわかりやすく一般的でもあるのですが、ほぼ同じと考えて問題ないでしょう。
ちなみに、プロジェクトマネージャーとも業務内容はかなり重複します。プロジェクトマネージャーも開発メンバー、顧客の双方とやり取りして現場を統括する立場なので、ITアーキテクトやITコンサルタントと業務が重複する場合が多いです。
ただし、プロジェクトマネージャーの方がイメージとして現場寄りです。同じプロジェクトにプロジェクトマネージャーとITアーキテクトやITコンサルタントが混在する場合、ITアーキテクトやITコンサルタントの方が上流になります。
顧客→ITアーキテクト→プロジェクトマネージャー→システムエンジニア、という流れで情報伝達され、最終的にプログラマーが実装するケースが多いです。ITアーキテクトとプロジェクトマネージャーが一緒に顧客との打ち合わせに参加するケースは多いですが、割合としてはITアーキテクトは顧客対応優先、プロジェクトマネージャーは現場への参加が優先、といった感じです。
ITアーキテクトの年収平均は?正社員はどれ位?
ITアーキテクトの平均年収は600万~700万円程度で、1000万円を越える年収を得ている人も珍しくないといったところです。IT業界のなかでも特に業務系のシステム開発では上流工程ほど年収が高い傾向にありますが、ITアーキテクトは上流工程なので年収が高めです。
また正社員の割合の統計データはありませんが、プログラマーに比べると正社員の割合は高いでしょう。業務システム開発の上流工程は会社単位で行い、担当者が複数います。コミュニケーションが特に重要なので、フリーランスが単体で入るというよりは会社内で明確に担当者が決まっているイメージになります。
プログラマーのように自分の技術で勝負するというだけでなく社内でのコミュニケーションや人間関係が重要視されるので、フリーランスよりは会社員が多いです。ちなみに、プログラマーのフリーランスがコミュニケーション能力不要という意味ではありません。
プログラマーも仕事を取るにはコミュニケーション能力必須ですが、ITアーキテクトと比べると組織的に動く必要性は少ないと言えます。ITアーキテクトは業務のためのコミュニケーション以外にも社内の付き合い等多めなので、そういったことに耐えられる人の方が良いでしょう。
外資系だと飲み会をしている暇もないほど激務と言われますが、その分年収は1,000万円越えが一般的です。
ITアーキテクトの必要な能力や素養は?
プログラミングをはじめ、システム全体を把握する能力と、それを自然言語で伝える能力が求められます。つまり、既存のシステムを見て把握する、自分でシステムを設計する、それを日本語、もしくは英語で人に伝える能力が必要ということです。
特に外資系企業の場合外国人に対して説明するケースもあるので、英語力が求められます。また、システムに関するスキルやプログラミングスキルに関しては実は人によってかなり差があります。
外資系のITアーキテクトと言えばプログラミングスキルが高そうなイメージですが、実際は高い人とそうでもない人がいます。最低限設計書を見てシステム全体を把握して伝える必要はありますが、詳細にプログラミングできる必要は必ずしもないということです。
ただし、プログラミングスキルが低いと設計する際に実現できることとできないことがわからない、ステップ数の予測が立たないのでコンサルティングの際に実態と大幅にずれた数字を提案してしまう、といった事態になりえます。
その結果エンジニアにしわ寄せがいってしまうので、やはりITアーキテクトもプログラミングやITスキルが高いに越したことはありません。なかにはコミュニケーションスキルが抜群に高くて、IT知識の不足を補って魅力的なプレゼンテーションを行う人もいます。
特に英語、日本語両方で魅力的なプレゼンテーションができると海外案件でも評価が上がるのですが、IT知識が不足していて肝心の中身がずれていると残念な結果を招きます。表面的な魅力だけではなく、深い知識を有していた方が良いでしょう。
しかし、逆にいくらITスキルが高くてもコミュニケーションスキルが低いとITアーキテクトは務まりません。プレゼンテーションももちろん重要ですが、日々多くの人と関わりながら仕事をすることになるので、周囲の人と人間関係を築くスキルが必須になります。
ITアーキテクトの将来性は?どんな人が需要がたかい?
ITアーキテクトはIT業界のなかでも将来性があります。最近はAI化を含め、システム開発がどんどん効率化されています。効率化されることで人員を削減することが可能で、そうするとプログラマーなどの必要数は減ります。
2020年から小学校でプログラミングが必修化されますが、その結果プログラミングできる人口は増えます。一見プログラマーが増えるように思われますが、その効果は一時的と予測されます。
みんながプログラミングでき、AIでプログラミングが自動化されれば、結果的に大まかには自動的にシステムが構築され、ちょっとした改修は各業界のIT担当がささっとやるような時代になるでしょう。
要するに、プログラマーというカテゴリーでわざわざ職種を作らなくても、システムと担当者だけでできるようになるということです。パソコンに向かって作業を行うだけの人員には限界がありますが、ITアーキテクトはそのなかでも活躍すると予想されます。
システムの提案やプレゼンテーションはAIが自動的に行うことはできず、人間の仕事のままです。ITアーキテクトやITコンサルタントは人間相手の仕事なので、今後しばらくは需要は大きいままでしょう。
ただし、数十年単位で見れば需要が縮小していく可能性もあります。というのも、システムの提案や管理まで人工知能でできるようになると、アーキテクトやコンサルタントも不要になるからです。
人間が人間に説明するのではなくて、AIが人間に説明するということです。そうなればITアーキテクトやコンサルタントのように説明する人も不要になります。AIは今後も進化していき、2045年には人間の知能を上回るとも言われています。
そうなるとコンサルティングやアーキテクトも含めてすべて人工知能ができるので、IT業界における人間の役割はほとんどなくなります。これはあくあまでも仮説ですが、起こりうることではあるので、ITアーキテクトだから安泰とは思わない方が良いでしょう。
ITアーキテクトはどんな勉強をすればいい?
ITアーキテクトには、いろいろな要素が絡みますが、ざっくりと言えばITスキルとコミュニケーションスキルが必要です。まず要件定義や設計スキルは必須ですが、そのためにはプログラミングの知識もあった方が良いでしょう。
そして、ITアーキテクトは自分で開発するよりは顧客や開発メンバーに説明する機会が多いので、資料作成やプレゼン能力が必須です。エクセルやパワーポイントを扱う時間が圧倒的に長いのでエクセルエンジニアと揶揄されることも多いのですが、非常に重要な仕事です。
また、ITアーキテクトは高度な知識を持って顧客の問題をシステムで解決する職業なので、IT業界でも花形のように思われます。上流工程なのでそれは事実ですが、実際は地味な作業の方が圧倒的に多くなります。
説得力を持たせるために矛盾ない資料を作らなければならないことはもちろん、万が一バグが発生した際には資料を洗って責任を追及されます。こういった対応業務も多いので、泥臭い仕事が多いと言えます。
作った資料が無駄になる、営業を掛け続けていたが話が流れる、トラブルに見舞われて休日返上、徹夜で復旧のために尽力する、といったことも多いです。外資系企業は特に成果主義で激務なので、給料が多い分大変さもあります。
システムに関してもコミュニケーションの面でも優秀さは求められますが、地道な作業に根気強く粘って取り組む力が求められる場面も多いので、そういった意味でも大変です。
ITアーキテクトの資格は?未経験でもなれる?
ITアーキテクトを目指すのであれば、システムアーキテクトという国家資格が最適と言えます。IT業界は資格があまり重要視されない傾向にありますが、それはあくまでも技術に関する部分の話です。
システムアーキテクトは技術だけでなく顧客への提案やシステムの全体設計の考え方等広い部分での知識を問う試験です。難易度も高いのですが、その分評価も高い資格になります。
同様に国家資格であるプロジェクトマネージャーも難易度が高い分評価が高いので、国家資格を複数取得する場合システムアーキテクトとプロジェクトマネージャーがおすすめです。
ただし、現在IT系の資格をまったく持っていない方は、基本情報技術者、もしくは応用情報技術者から取得するのがおすすめになります。ITの国家資格のなかでも基礎的なものが基本情報技術者試験、その上に応用情報技術者試験があり、さらにその上にシステムアーキテクトやプロジェクトマネージャー試験が位置します。
基本情報技術者は飛ばしても問題ありませんが、応用情報技術者に関しては取得しておくことをおすすめします。応用情報技術者試験を先に取得することで、その上の上位資格試験は一部試験免除になります。
ただでさえ上位資格は記述式で分量が多く大変なので、試験科目はなるべく免除しておいた方が良いです。システムアーキテクトやプロジェクトマネージャーに比べたら応用情報技術者試験は難易度が低いので、取得しないメリットはないと言えます。
未経験からITアーキテクトを目指すのであれば、先にシステムエンジニアから経験するか、大学院でIT関連の学習をしていると望ましいでしょう。ITの勉強も業務経験もまったくないままにいきなりITアーキテクトを目指すのは難しいので、業務系システム開発を行っている会社で営業やエンジニアからステップアップするのがおすすめです。
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