40代からのフリーランスエンジニアのキャリアについて50代のフリーランスに話を聞いてみた

19/04/14 15:11:58     19/12/15 13:59:35

40代からのフリーランスエンジニアのキャリアについて50代のフリーランスに話を聞いてみた

フリーランスエンジニアの年齢は幅広くて、最年少は10代、上は私の知っている限りでも60代の方がいます。実際はもっと上の年齢の方もいるかもしれません。

プラス
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年齢に関わらず好きな仕事を選べるのがフリーランスエンジニアの良いところ。言ってしまえば年齢は関係ない!
とはいえ、比較的高齢のフリーランスエンジニアがどのようなキャリアパスをたどっているのかは気になる方も多いですよね
アルマシャチ
アルマシャチ

エンジニア35歳定年説などもあるので、フリーランスエンジニアの場合はどうなの?と疑問を持たれている方もいるでしょう。

そこでこのページでは、40代からのフリーランスエンジニアのキャリアパスについて、50代のフリーランスエンジニアに聞いてみた内容を紹介します。

まずは自分が仕事とどのように向き合いたいのかを決める

40代であれば、すでに社会人として長く働いているはずです。そこで重要になるのは、これからどのように仕事と向き合っていきたいのかということです。

もっと具体的に言えば、そもそも仕事が好きかどうか、今後もバリバリ技術を使って仕事をしていきたいのか、それともセミリタイアしたいのか、といったことです。

セミリタイアしたいなら不労所得を作る方向で動く必要がありますが、そうでないなら技術志向で技術を極めていけば良いでしょう。

40代であれば技術だけでなくビジネス全般に関する知識もある程度備わっているかと思うので、まずは自分の方針を決めることが重要です。

上流工程、下流工程は気にしない

もともと会社員だった人は、ある程度下流工程と上流工程を意識しているかと思います。中高年になってから下流工程ばかりやっているエンジニアは危険、上流工程に移行すべきだ、といったことを耳にする機会も多いでしょう。

しかし、フリーランスの場合は話が別です。会社員の場合ウォーターフォールで上から下に降りてきますが、フリーランスの場合必ずしもそのような形にはなっていません。

設計があってないような状況で開発が進んだり、プログラミングをしてから後付けで設計が作られるようなことも多々あります。またシステム的には素人のクライアントがざっくりとした設計を行い、プロの目線から設計を実現可能なものに書き換えて実装してください、といった依頼もあるのです。

会社員時代には考えられないような状況かもしれませんが、結果的に上流工程だから報酬が高い、下流工程だから報酬が低いということはなくなります。なので工程は気にせずスキルアップを狙っていけば良いでしょう。

ただし、なるべく広範囲に受注することをおすすめします。プログラミングが好きな人はプログランミングばかりに集中したいと思いますが、フリーランスになって間もないうちはそれでも問題ありません。

プログラミング以外の案件

あえてプログラミング以外の案件を受注しにいくこともないでしょう。しかし、ある程度継続していると余裕が出てきてマンネリ化しますし、そのくらいのタイミングでプログラミング以外の設計やコンサルなどの依頼も増えると思います。

普段やっていない仕事内容で依頼が来ると面倒に感じるかもしれませんが、後々のキャリアを考えると積極的に受注するべきでしょう。たしかに最初は単価の割に時間が掛かって金銭的にはメリットが少ないかもしれません。

しかしそこから仕事の幅を広げていくことで新たな選択肢が増え、なおかつそっちの方が稼げるようになるかもしれません。特に設計を受注すると短時間で稼ぎやすくなるので、フリーランスは工程を気にする必要がないとはいえ上流工程を受注するのはおすすめできます。

不労所得を作りたいなら元手資金を決める

フリーランスエンジニアは不労所得を作りやすいスキルを持っているため、その方向に動く人も多いです。特に中高年になればだいぶ技術に対してもマンネリ化してきており、若い頃よりも家族やプライベートの時間を大切にしたい、スローライフを送りたい、と思うかもしれません。

30代まではひたすら仕事の人生でも充実感を感じたかもしれませんが、40代以降は周囲もセミリアイアする人が増えてきます。もちろん人それぞれなので50代になっても技術一本でひたすら受注案件をこなすのもありです。

技術志向がまだまだ強いという方であっても、技術以外にも目を向けることはおすすめできます。特に技術との関連性が強いところでは、たとえば今持っている案件を外注化するようなところから始めてみてはいかがでしょうか。

最初は自分でやった方が早いと感じるかもしれませんが、外注化から納品までの一連の流れができてくると非常に効率的です。

フリーランスでも会社員でも若手のうちはどんどん自分で手を動かして作っていくのがベストかもしれませんが、それが簡単にこなせるようになったら次のステップとして外注化、マネージメントといった部分にフォーカスしてみるのも面白みがあり、なおかつ自分にとってメリットが大きいです。

考え方を変えていく

今はまだ体が元気でも、いつ体調を崩すかわかりません。40代はまだまだ元気かもしれませんが、若い頃に比べると勢いと体力だけで受注しすぎた案件をこなすようなやり方は厳しくなってくるでしょう。

仮にそれが可能であったとしても、より長期的な視点で考えればなるべく自分が楽をできる仕組み作りに力を入れていった方が良いです。そのための第一歩が今持っている作業の外注化で、外注化すればさらに案件を受注することができます。

少しずつでも、自分で作らないことを意識してみると良いでしょう。技術でずっとやってきた人は自分で作ってこそ価値があると思われるかもしれませんが、それには限界があります。

仮に人の2倍、3倍こなせるエンジニアであっても、収入も人の2倍、3倍くらいが限度です。そして、体調不良等で仕事ができなくなれば収入はゼロです。会社員と違って保障がないため、自分で作業した分しか入ってきません。

保障を作るという意味でも、自分がほとんど手を加えなくてもシステム開発が進んでいく仕組みを作っておくと良いですね。

アプリ開発にチャレンジしてみる

会社員でもフリーランスでも技術が好きで長年エンジニアを続けている人は、自分自身でアプリケーションを作ってみたいと思ったことがあるかもしれません。

現実的に考えたことはなくても、憧れはあるのではないでしょうか。憧れを持っているのなら、早い段階でチャレンジしてみるべきです。受注をセーブすれば収入は落ちてしまいますが、これまで真面目に仕事をしてきた方であれば貯蓄的に余裕もあるでしょう。

このまま受注だけで地道に貯蓄を増やしていくのもありですが、せっかくエンジニアをやっているのであれば自分の資産を作る方向に動いてみた方が成功した際のメリットは大きいです。

また長年受注で様々な案件をこなしているフリーランスエンジニアは、自分で思っているよりも相対的に高い技術を持っているケースが多いです。自分ではまだまだ大したことない、こんな技術力でサービスを作っても役立つものを一人では作れないだろう。と思われているかもしれません。

しかし実際プログラミングの勉強を始めて数年程度の人がアプリを作ってリリースしてみたら、思いのほかヒットしたということも多々あります。今持っているもので十分チャレンジできるので、完璧主義になりすぎないことが重要かもしれません。

先になればまた腰が重くなるかもしれないので、金銭的に多少収入が下がってもやっていける余裕があるのなら、早めにチャレンジしてみた方が良いでしょう。

うまくいけば受注なしで自分の作りたいアプリケーションだけに集中できる人生が待っています。また自分の資産を持つことができれば、それを元手に新しいアプリ開発に着手し、外注化することも可能です。

ブログを運営してみる

40代以降のフリーランスエンジニアは、ブログを運営してみるのがおすすめです。理由としては二つあって、まず一つは収益化できる可能性があるからです。長年培ってきた技術に関する知識は他のエンジニアにとって役立つもので、特に若手にとっては重宝されます。

それを発信する術がブログで、ブログで情報発信すれば他の人の役に立ちながら収益化できる可能性があります。収益化の方法としては書籍やプログラミンッグスクールの広告を掲載する等多少意に沿わない形になるかもしれませんが、アクセスが集まれば本業以上の収入を得ることも十分可能です。

技術というコアなテーマがすでに固まっているので、ブログを始めることは容易かと思います。またブログを始める際にはサーバーやデータベースの概念がわからずに混乱したり挫折したりする人がいますが、エンジニアであればまずそのようなことはないでしょう。

そしてブログ自体は初心者のうちからサイトのソースコードをいじったり自由にできる技術を持っているため、明らかに他のブログ初心者よりもアドバンテージを持っています。

ブログで収益化できなくても

仮に収益化まではいかなかったとしても、自分自身の技術の整理、やりたいことの整理に役立ちます。普段自分の技術を文章化することはあまりないかと思いますが、人にそれを伝えることで自分に何ができるのか、何が足りないのかといったことが客観的にわかりやすくなります。

そして技術ブログをやっていると、技術的なテーマだけでなくエンジニアのライフスタイルやビジネスプランなどについても書きたくなってきます。書きたくなってくるというよりは、執筆するテーマを選ぶにあたって他の技術ブログを見ていればそのような記事が出てきます。

それなら自分も書いてみようという気になるので、若手エンジニアにとって役立つ情報を発信できるでしょう。もちろん自分自身の意思を整理することにもなるので、ブログはお金にもなり、それと同時に自分のためにもなります。

アルマシャチ
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