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■C#とは?
C#はマイクロソフト社が2000年にリリースしたプログラミング言語で、C++とJavaをベースに作られたものです。名前が似ているという点ではC言語やC++と比較されることが多いですが、その3つのなかではC#が一番後に作られました。

これは言うまでもないかもしれませんが、C#はオブジェクト指向で、クラスからインスタンス生成、インスタンス同士を相互連携させることで全体構造を作り込んでいきます。C#を学習する前にJavaやC言語を学習する人が多いかと思いますが、この2つを学習していればおそらくC#で苦労することはあまりないでしょう。

C#はJavaとC++を基に作られていますが、C++はC言語を基に作られています。つまり、元をたどればC#はJavaとC言語の影響を受けています。この2つの言語を学習しておけばC#に取っつきやすくなるのは、自然の流れです。

プログラムの実行環境は.NET Frameworkで、これはWindows7以降なら標準搭載されているものです。Windowsのプログラム一覧のなかからこの.NET Frameworkを確認したことのある方は多いかと思います。

.NET Frameworkが何かわからないまま削除してしまう場合もあるようですが、C#が動かなくなるのでご注意ください。

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C#について

C#は上記の通りC言語やJavaから派生した言語で.NET Framework上で動きます。この.NET FrameworkはWindowsにしかないのですが、実は他のOSでもC#を扱うことは可能です。

Monoというサービスが無料で提供されており、インターネットで検索すればすぐに出てきます。これをダウンロードすれば、OSに関係なく簡単にC#をプログラミングすることができるのです。

またC#はデスクトップアプリだけでなくスマホアプリやwebアプリにも対応しており、用途の幅が広いことも特徴です。C++やPHPは基本的にスマホアプリには対応していないので、C#はJava並みの汎用性があると言えます。

■C#の資格について
C#の資格試験は複数ありますが、マイクロソフトが主催している資格試験がもっとも評価が高い印象です。C#を開発したのはマイクロソフトなので、マイクロソフトはC#について知り尽くした上で試験を出題しています。

マイクロソフトの主催する資格試験の勉強をすれば、C#のスキルアップにも結び付くでしょう。マイクロソフトが主催するC#の資格試験は複数あり、プログラミングに関する試験、フレームワークに関する試験などがあります。

最初に受験するのであれば、プログラミングに関する試験がベストでしょう。プログラミングスキルがないとフレームワークについて知っていても使いこなせず、逆にプログラミングスキルがあれば実践を通してフレームワークスキルを身に付けることも可能です。

なので、まずはプログラミングスキルに関する資格試験の勉強を進めつつ、スキルアップしていくのが良いです。ただし、資格はあくまでも一つの目安でしかありません。C#に限らずプログラミング技術の使い方は多種多様で、当然開発しているシステムによって書いているコードがまったく異なります。

資格試験に出題される内容はあくまでも一般的なコーディングなので、最終的には自分の開発したいものに応じてその部分を学ぶことが必須です。またC#の資格を持っているからといって必ずしも評価が上がるわけではなく、評価するかどうかは会社によるでしょう。

SIerは社員の月単価を挙げて開発現場に高く売るために資格を重視する傾向にありますが、C#のスキルが評価に結びつく事例はあまり多くありません。SIerでは資格を持っていることで給与に反映されることが多いのですが、C#の資格が対象の資格に含まれているケースは少ないということです。

多い事例としては、国家資格やJavaやデータベース系の資格です。そういう意味では、C#の資格は評価や給与のためではなく、純粋にスキルを身に付けるための学習用に受験すると良いです。

資格試験の内容をある程度見た上で、自分のスキルアップに役立つと判断したら受験してください。スキルアップに役立たないのに評価のためだけに取得するメリットはあまりないので、とにかくスキルアップを第一に考えるのがおすすめです。

■C#の魅力・市場動向について
C#の市場動向は、今後も変わらず活躍すると思われます。C#は上記の通りスマホアプリの開発にも使用でき、実際iOSやAndroid開発で積極的に使用されています。なので、C#の学習をするならぜひともスマホアプリの開発にチャレンジしておきたいところです。

個人でも簡単なアプリなら独学のC#で実装可能なので、やってみると良いでしょう。C#でのスマホアプリ開発に関する書籍やwebサイト上でも情報は多いので、学習環境は整っています。

また、スマホアプリは個人受託できる案件も多いため、フリーランスエンジニアにとってもメリットが大きいです。C#はJavaに比べると在宅やノマドで取れる仕事も多いので、将来的にそういった働き方を理想としている人にはコストパフォーマンスが良いです。

■C#の勉強法について
C#の勉強法は、基礎を書籍、ウェブサイト、動画などで学習し、そこからは実際にシステム開発に取り組むと良いです。他のプログラミング言語の経験がどの程度あるかによっても変わってきますが、他の言語経験がある程度あるならいきなり実装に取り掛かっても良いでしょう。

わからない点はその都度調べながら実装すれば問題なく、またその方が必要な情報が効率的に入手でき、なおかつ記憶にも定着しやすいです。プログラミングは書籍やwebサイトからのインプットだけだと頭に入ってきにくいので、手を動かしながら身に付けることをおすすめします。

ただし、たとえばHello worldやif文やループをいちいち試しに書いてみる必要はありません。書籍を見てわかることはいちいち実行しても時間の無駄なので、書いているものをそのままタイピングするのではなくて、あくまでも実際に自分で考えてコーディングすることが重要です。

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