フリーランスエンジニアの現実!仕事の仕方を1週間分まとめてみた
19/04/14 14:47:37 19/06/02 13:38:11
フリーランスエンジニアを目指している方にとっては、実際のところフリーランスエンジニアがどのように働いているのか気になるかと思います。そこでこのページでは、フリーランスエンジニアの1週間の仕事を紹介します。
ただし人によって仕事内容は異なるので、いろいろなパターンを紹介します。
目次
受託開発一本で生計を立てている場合
フリーランスエンジニアの働き方は多種多様ですが、受託開発を在宅でこなしているフリーランスエンジニアは多いです。要するに開発案件を募集しているものを見つけて自分から応募する、もしくは依頼を受ける、といった形で仕事をもらいます。
そしてその受けた仕事を納期までにこなし、それを納品することで報酬をもらいます。仕事のもらい方はいろいろありますが、ネット上の受発注サービスを利用したり、SNSを利用したり、あとは個人的にメッセージをもらって契約を交わすこともあります。
こういった働き方だと基本的に開発のみに特化することになります。たまにあるスカイプミーティングなどを除けば、ほぼすべての作業がプログラミングです。
設計書を多少書いたりすることもあるかもしれませんが、プログラミングの付随作業のようなイメージです。クライアントから受けた仕様に従ってひたすら作業をこなしていくことになるのでしょう。
スケジュールは特にない
なので1週間のうちのどの日にどんな作業を行うかというスケジュールは特になくて、ひたすら受けた案件をこなします。ただし複数の案件を並行して進めることにはなるので、納期を見て自分でスケジュールを組む必要はあります。
スケジュールの組み方としては非常に単純になります。会社員エンジニアとの違いは、周囲とのコミュニケーションが少ない、事務作業が少ない、自宅で作業に集中できる、といったことです。
クライアントと必要なやり取りを行うことはありますが、基本的に作業中は一人です。会社員の場合複数人で作業するためコミュニケーションが発生することも多いかと思いますが、一人で黙々と作業を進めることになります。
事務的なこともない
また会社員エンジニアの場合社内への報告資料作成など事務的な作業が発生することが多いですが、フリーランスの場合そういった事務的な作業はありません。
強いて言うなら確定申告のための帳簿作成などがありますが、これはエンジニアの仕事というよりはフリーランスであれば誰しもやっていることです。また在宅で作業できるという点も、大きな魅力でしょう。
わざわざ出社したり帰宅したりしなくても良いので、部屋着のまま作業に没頭することができます。もちろんカフェや図書館などで作業しても問題ありません。1週間ひたすら開発ということでした。
個人開発のアプリ一本で生計を立てている場合
フリーランスエンジニアの中には、個人でアプリ開発を行っている人も多いです。個人で開発したアプリは、販売したり、有料や無料でリリースします。無料でリリースした場合は広告収入が収入源になります。
個人でアプリ開発を行っていて、それがヒットしている場合はアプリ開発一本で生計を立てることができます。もちろん一つのアプリだけに依存するのは危険ですが、一つアプリがヒットすればそこから入る不労所得で生計を立てることが可能なので、余裕を持って次のアプリ開発に取り組めます。
資金に余裕があれば、外注化することも可能でしょう。このようにアプリ開発で成功しているフリーランスエンジニアは、そこまで働く必要がなくなります。さらに上を目指して1週間フルに新たなアプリ開発にチャレンジする人もいますが、そうではなくたとえば毎日午前中だけ、週に2、3日だけ作業するといった人も多いです。
作業内容としては新規のアプリ開発や外注のための連絡やチェック、既存のアプリのメンテナンスなどです。1週間のうち2、3日だけ働く場合、後の曜日は趣味に充てていたり、ビジネスのための勉強などに充てている人もいます。
成功する人はだいたい勉強熱心なので、新しい技術の勉強であったり、起業の手続きをしていたり、あとは資産運用を始めていたりします。
アプリ開発をしながら受託業務もこなしている場合
アプリ開発一本で生計が立てば理想的ですが、そこまでうまくいっている人は少数派です。だいたいの場合アプリ開発にチャレンジするものの鳴かず飛ばずで、結局受注業務も並行しています。
受注業務で安定的に収入を稼ぎながら、空いた時間で個人でアプリ開発に勤しんでいるイメージになります。スケジュールの割り当ては個人個人異なりますが、曜日や時間を決めてそのときだけは個人開発に充てている人、受注作業をメインにして、受注作業が終わったタイミングで個人開発に取り組む人、それぞれです。
いずれにしても受注しすぎると個人開発に充てられる時間がなくなるので、ある程度セーブしながら受注する必要があります。個人開発する人はある程度のスキルを持っているため、たくさん受注しようと思えばいくらでも仕事をもらえる状況ではあります。
しかし多くのフリーランスエンジニアはどちらかというと個人開発で成功したいと考えているので、そのバランスが難しいところですね。個人でアプリ開発したいけど生活費の問題もあるから受注が多くなってしまう、受注の作業で疲れてしまってなかなか個人でのアプリ開発に充てる時間がない、受注の量を減らすと案件が途切れてしまうのではないかと不安に思っている、といった声は頻繁に耳にします。
考え方としては、なるべく短時間で効率的に受注で稼ぎ、できる限り個人でのアプリ開発の時間に充てるのが良いのではないでしょうか。
ライター業と兼任している場合
インターネット上では技術に関する記事を見る機会が多いかと思いますが、フリーランスエンジニアと兼任でライター業を行っている人も多いです。理由としては、技術のことを発信することで自分の頭の中を整理できる、ライティングでも収入を得ることができる、といったことでしょう。
またもっと単純にどちらもパソコンに向かって集中して作業する仕事なので、似ている部分が多いです。プログラミングもライティングも苦手な人はそもそもパソコンに向かって長時間集中することが苦手かと思うので、それをクリアしているという点でエンジニアはある程度ライティングに向いているでしょう。
そしてライター業についても、個人でブログを運営している人もいれば受託開発と同じ流れでライティング業務を受託している人もいます。個人でのブログ運営はアプリ開発と同じで、ヒットすれば広告収入になります。
ライティングの受託業務はプログラミングの受託案件と同じで、納期までに納品することでその分の報酬をもらえます。なのでビジネスの仕組みとしてもプログラミング業務とライティング業務は似ています。
スケジュールに関して
そして1週間のスケジュールについてですが、ライティングとプログラミングの割合は人それぞれです。どちらかと言えば、プログラミング主体にやっている人の方が多いでしょう。
時間や日にちの割り当ても人それぞれで、曜日で区切っている人、午前と午後で区切っている人、特に決めずに臨機応変に対応している人、と様々です。一番多いのは、おそらく臨機応変に対応している人です。
単純にプログラミング案件が忙しいときはそっちに集中して、ライティングの納期があるならそっちに集中する、といった形です。後はどちらかの作業をしていて集中力が切れたら切り替えているような人もいるでしょう。
プログラミングで疲れていたらライティングをやるのも大変なのですが、この二つは脳の使い方や手を動かす量が異なります。プログラミングの方がじっくり考える分手を動かす量は少ないので、じっくり考えたいときはプログラミング、どんどん手を動かしたいときはライティング、といった切り分けも良いかもしれません。
納期や自分の今のテンションとの相談になるでしょう。
ビジネスを多角的に展開している場合
成功して稼いでいるフリーランスエンジニアは集中力があって積極的に仕事をしているので、エンジニアから派生していろいろな分野に参入しています。いろいろなことをやっているから技術力が低いというわけではなく、私の知る限りむしろ技術力も高くて他のジャンルのビジネスと相乗効果を生み出しているように思います。
一昔前は一つのことに集中してこそ成長が早まるという考え方が主流でしたが、よくよく考えるとそうでもないことがわかります。学校の勉強で考えるとわかりやすいですが、だいたいの場合どれかの科目が得意な場合他の科目も伸びますし、逆に勉強自体苦手だとすべての科目の偏差値が低くなります。
極端に数学だけ苦手、英語だけ苦手、といった人もいるかもしれませんが、だいたいは平均的に高いか低いかです。フリーランスの仕事はここまで単純に割り切れるものではないのですが、仕事熱心な人は技術も含めて多角的に成功し、逆に仕事熱心でない人は技術力も低く、なおかつビジネスの幅もなくなります。
1日24時間あって食事と睡眠以外全部プログラミングに充てて集中できるかと言えばそうでもなくて、むしろ他の勉強も並行した方が気分転換にもなって相乗効果が表れることもあります。
期間が長くなればなるほどその傾向は顕著でしょう。ちなみに多角的に活動している人は、アプリ開発、ブログ運営、YouTube投稿、投資、M&Aなどを行っているケースが多いです。
個人名は出しませんが、もともと受託の開発業務から始め、そこからブログ運営、投資、YouTube投稿、といった流れで成功しているフリーランスエンジニアがいます。
最終的にいろいろやっているのでフリーランスエンジニアと言えるのかどうかは微妙ですが、フリーランスエンジニアを含めていろいろな分野で成功していることは間違いありません。
一つの事業に特化すれば必ず成功するわけではないので、ある程度幅を広げて成功率を上げる、相乗効果を持たせる、といったことも重要でしょう。
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