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■C++とは?
C++は、C言語を拡張してオブジェクト指向にしたものです。JavaもC言語をオブジェクト指向にしたような言語なので、C++とJavaは似ています。C++が使用される機会はかなり多く、たとえばWebシステム、スマホアプリ、業務システム、とどこにでも噛んでいます。

スマホアプリはAndroidはJavaやKotlin、iOSはObjective-C、Swiftが一般的ですが、いずれもC++でも実装できます。AndroidにもiOSにも対応させたいので、C++を選択する、といったケースも多々あります。

なかでもゲームはC++で作られることが多く、C++にはゲーム開発用のライブラリが豊富です。WebシステムはLinuxにもWindowsにも当然対応しており、問題点もありません。このように、C++はどこでも使える便利なプログラミング言語と言えます。

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C++について

C++は汎用性が高くどのような開発にも使える優れものですが、その割にはシェアが少ない気がする、と感じている方も多いかもしれません。たしかにC++はどの開発でも使えますが、逆に言えばどの開発でもC++はメインに使用されていないのです。

その理由は、C++が難しいからです。たとえばSwiftはiOSに特化しており、PHPはWebシステムに特化しています。特化して無駄な記述を極力減らしているため、扱いやすいのです。

C++は汎用性が高いですが、汎用性がそこまで高くなくてもそれぞれの環境に合ったより書きやすいプログラミング言語を選択すれば問題ないため、C++が選ばれる機会が少なくなってしまっています。

オブジェクト指向は主流のWeb系言語でも使用されるため同じなのですが、ポインタなどの概念はC言語特有のものです。C++はC言語を引き継いでいますが、難しさまで引き継いでいます。

逆にJavaは難しさを排除して極力簡単にしてあるので、その点でC++との差が出たと言えます。Javaが市場シェアNo.1なのに対してC++はそこまででもありませんが、JavaとC++の差は機能性ではなく簡単かどうかです。

■C++の資格について
残念ながらC++の資格試験はないようです。C言語なら資格試験があるので、C++については資格が求められていないということです。たしかにC++の資格試験があったとしても、Javaなどの資格を優先する人が大半でしょう。

C++上記の通りどのような開発にも対応できる柔軟性がありますが、器用貧乏状態で、難しいあまりに使用する人があまり多くないのが現状です。資格のことだけでなく、C++は市場を考えると学習は後回しにした方が良いかもしれません。

■C++の魅力・市場動向について
C++の魅力は、どのような開発にも対応できるということです。ただし、それについてはJavaも同じで、なおかつJavaの方がコーディングしやすいというメリットがあります。結果的に、C++のシェアはJavaに奪われているのがここ何年もの傾向になります。

また今後もこの状況は変わらないでしょう。C++の市場動向としては、今後もJavaの方が優位で、なおかつ各開発環境に対応したプログラミング言語が台頭してきています。たとえばPHPやSwiftやkotlinのシェアは急激に伸びており、今後もより簡易的で便利なプログラミング言語が誕生するかもしれません。

そうすると、当然C++が使用される機会はますます減っていきます。C++はC言語を拡張したということでポインタなど物理層を意識したプログラミングを学ぶ上では非常に有効です。

C++は、プログラミングの学習ツールとして最適なもので、現在や今後の市場を考えると開発向きではないかもしれません。勉強ならC++のように難易度の高いプログラミング言語でも良いのですが、特にチームで行うシステム開発となるとなるべく簡易的に実装できた方が便利です。

勉強以外の意味合いでC++を選択するメリットはあまりないので、結果的に今後もあまり選ばれないでしょう。高度なプログラミングよりも実践で役立つ知識を身に付けたい、ということであれば、入社したい会社で扱っているプロジェクトや、自分が個人で開発したい環境を調べてプログラミング言語を選択するのがベストでしょう。

たとえば、iOSのアプリを開発したいならSwift、Androidのアプリを開発したいならJava、kotlin、といったイメージです。ここで開発環境に依存する汎用性の低い言語を選ばない方が良いのではないか、という疑問が出てくるかもしれません。

しかし、その点についてはあまり心配しなくても大丈夫です。なぜなら、新しいプログラミング言語ほど効率性を追求しているため、結果的に似ている部分が多いからです。たとえばSwiftやkotlinはもろにOSに依存しますが、これらのプログラミング言語を学習していれば環境や言語が変わっても大丈夫です。

SwiftでiOS開発の経験がある人はAndroidでkotlinになっても習得は早いですし、逆も同じです。またWebシステムでJava、といった環境になっても対応できます。なので、作りたいものに応じてプログラミング言語を選択すると良いです。

汎用性が高いという理由でC++を選ぶのはあまりおすすめできません。物理層から意識したプログラミングを学びたいからC++を選ぶというのであれば、おすすめです。

■C++の勉強法について
C++の学習方法は、他のプログラミング言語と同じです。まずは書籍、Webサイト、動画などでインプット中心に学習し、インプットだけでは頭に入りにくくなってきたタイミングでアウトプットに移行します。

人によっては単純出力や演算処理も試してみたいかもしれませんし、逆に実際のアプリ開発まではアウトプットは不要だ、という方もいるでしょう。アウトプットをどこから取り入れるかは人それぞれですが、一通りインプットしなければならないカリキュラムが完了したら実際のアプリ開発に取り掛かります。

作成するものは人によって異なりますが、C++は上記の通り汎用性が高いのでなんでも作れます。Webシステムでもスマホアプリでも良いので、簡単なものから試してみると良いでしょう。

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