29歳PHPエンジニアが正社員からフリーランス兼ブロガーになった話

19/03/19 11:56:18     19/04/14 13:48:17

Uさん

IT業界では比較的若手でフリーランスとして独立する人も多く、人によっては新卒でそのままフリーランスとして活躍している方がいます。

今回インタビューするのは、20代という若手で独立してフリーランスになったエンジニアです。フリーになるだけでなく、ブロガーとしても活躍されているとのことで、お話を伺うのが非常に楽しみです。

インタビュアー2

本日はよろしくお願いします!

まずは「年齢/性別/所在地/現在のお仕事」から教えてください。

Uさんインタビュー写真

Uさん/29歳/男性/東京/フリーランスエンジニア兼ブロガー

現在フリーランスエンジニアとして活動しつつ、ブログ運営でも収益を得ています。

もともと技術志向が強くて、技術をより深く勉強するために独立したのですが、結果的にビジネス全般に関心を持つようになりました。

今はエンジニアの仕事とブログ運営の仕事を両立できているので、当初理想としていた働き方とは少し異なるものの、うまくいっている方だと思います。

インタビュアー2

エンジニアとブロガーの両立というのは珍しいと思います。

ちなみに今までに経験した言語はなんですか?得意な言語も教えてください。

Uさんインタビュー写真

節操なくいろいろやっていて・・Java、C言語、PHP、Python、Swift、kotlin、といった人気の言語から、Go、COBOL、Perl、アセンブリ、といったややマイナーな言語まで経験しています。これを言うと、年齢の割に珍しいねとか言われます。

他にはVBAで個人的にツールを作ったりなどもしています。得意な言語と聞かれると難しいんですが、最近はワードプレスのカスタマイズにPHPをいろいろいじっていることが多いですかね。

あとは受注案件なんかでもPHPが比較的多いので、一番得意なのはPHPと言えるかもしれません。でも特別特定の言語にこだわっているわけではなくて、必要ならなんでもコードを調べて実装できると思います。

インタビュアー2

SESでは一番重宝がられるスキルセットかも知れませんね!

ところで、今の仕事にやりがいを感じていらっしゃいますか?

Uさんインタビュー写真

やりがいは感じています。

働く目的、仕事に対するモチベーションは人それぞれ異なるかと思いますが、私の場合はとにかく学習欲が強いと思います。新しい技術を学びたいという気持ちがあり、また最近ではビジネス全般に関しても独自に研究しています。

そういう意味では、今の労働環境は自分ですべて決めて勉強できるメリットがあります。会社員の頃はどうしても決められたことをやらなければならず、それに対して自分が興味を持てるかどうかは無関係でした。

インタビュアー2

さきほど勉強を突き詰めるためにフリーになったと仰ってましたよね。

Uさんインタビュー写真

はい。だから今は自分の興味のある仕事に集中し、より上位のレベルにいきたければ勉強してそれを仕事にできます。

また、技術の勉強をしてそれをブログとして配信すればそれがお金になり、今はある程度貯まった貯蓄を元に投資にもチャレンジしようと考えています。

お金儲けというよりは、とにかくいろいろな角度からビジネスにチャレンジできる今の環境が気に入っています。

インタビュアー2

すばらしいと思います。

ちょっとぶしつけな質問になってしまいますが、今の年収には満足していますか?

Uさんインタビュー写真

そうですね・・生活していく基準値や、自分が使いたい分稼げているかという観点で言えば、満足しています。逆に仕事のレベルや取り組み方と収入が比例するのであればまだまだだと思います。

フリーランスとして食べていけないわけではないのでその点はありがたいことですが、より上を目指していきたいという気持ちが今は強いです。

でもお金を稼いでお金持ちになりたいということではなく、収入という目に見える形で成果が出た方が自分が勉強してきたことや、そのアウトプットである仕事が評価されている、努力が実っている、という実感を強く感じることができます。

もちろん何を勉強するか決めるのも仕事に対して満足いくかどうかも自分次第なのですが、やっぱり収入という客観的な指標が加わった方がより満足度は上がりますね。

インタビュアー2

確かに。収入がすべてではないですが、1つの指標になりますよね。

ところでフリーランスという今の働き方に将来性を感じますか?

Uさんインタビュー写真

そうですね。私の働き方のなかには常に変化があって、変化しないものにはむしろ将来性を感じません。

だから単にエンジニアの作業、ブログ運営を続けるだけであればそこまで将来性は感じません。

なぜなら技術が変わればエンジニアの仕事も変わり、今の需要が継続するとは限らないからです。ブログについてもまったく同じで、媒体が変われば表現の方法も変わるでしょうし。

私が将来性を感じるものがあるとするなら、それは変化をいち早くキャッチしてそこに集中していく力です。この力は普遍的なもので、時代や市場が変わっても変わりません。

インタビュアー2

なるほど。その点、もう少し具体的に教えてもらえますか?

Uさんインタビュー写真

はい。これはフリーランスになってから気づいたことですが、技術だけでなく、需要と供給を見て最適なビジネスを考えるスキルがもっとも大切だと思います。このスキルさえあれば、将来的に市場がどうなっても生きていけるのではないでしょうか。

私が将来エンジニアを続けているか、起業して経営に専念しているか、またはまったくの別業界、別職種でやっているか、それは私にもわかりません。周囲から見るとエンジニア以外のことをやっている時点でぶれているように見えるかもしれませんが、私自身は核となる部分は変わらないつもりです。

世の中のニーズを見て必要なスキルアップをしてそれを供給していくのがベストだと考えているので、常に新しいものを学び、既存の考え方に捉われずに新たなチャレンジをしていきたいです。

そうすれば将来も大丈夫だと思ってますね。

インタビュアー2

非常に参考になるご意見でした。お若いのにしっかり考えてらっしゃいますね。

そういえば、現在29歳のUさんがフリーランスに転向したのは何歳の時でしたか?

Uさんインタビュー写真

フリーランスに転向したのは3年前の26歳の頃です。

フリーランスに転向した理由は先ほど軽く触れましたが、自分の仕事を自分で決めて、そのために取り組むべきことやスケジュールなどを自分で決めたいと思ったからです。

しかしこれは26歳の頃に急に思いついたことではなくて、学生時代から考えていたことです。私が新卒の頃も学生起業家や新卒フリーランスは存在しました。でも今に比べるとまだ新卒は「まず就職する」という流れが一般的で、私も例に漏れずいったんは就職することにしたんです。

インタビュアー2

「今に比べると」というほど昔の話では無い気がしますし、今も同じような風潮はまだまだある気がしますけど・・。

Uさんインタビュー写真

そうですかね(笑)。

正直に言えば、新卒の頃から企業に就職することに対しては違和感がありました。もちろん企業で働いていても生きていくうえで重要なコミュニケーションスキルであったり、仕事を進めるスキルは身に付くとは思います。

でも私は将来的により自由で仕事に縛られないが、仕事に集中できる人生を歩みたいと考えていました。ちょっとうまく説明するのが難しいのですが、端的に言えば嫌々やらされて仕事をするのではなく、自分で決めて納得のいく形で仕事をしたかったということですね。

インタビュアー2

おっしゃりたいことは良くわかります。

でも、そこに至るまでが人より早い気がしますけど。

Uさんインタビュー写真

だから組織に属するよりもフリーランスか起業するのがベストだと、それこそ学生時代の頃から思っていました。

まあそれでも周囲や身内の意見をまったく無視することはできなかったので、とりあえずいったん就職するような気持ちで企業に就職しましたね。

結果的には企業のなかで働くということが多少わかったと思うので、いきなりフリーランスになるよりも良かったと思っています。でももう一度その頃をやり直すなら、迷わずいきなりフリーランスになりますね(笑)。

インタビュアー2

ちょっとお聞きしたいんですが、実際に企業に就職してみて、ご自身の理想的な働き方とはかけ離れていましたか?

Uさんインタビュー写真

はい。いろいろと理想的な働き方、目標などの話をしましたが、結局のところ毎朝起きて出勤したり、嫌々残業したりするのが無理なんですよね(笑)・・初めてのインタビューだったので、さっきの物言いは少しかっこ付けすぎていたかもしれません(笑)。

正直に言えば、毎日会社に言われたことをするのは面倒だから嫌だ、どうせ働くなら自分で決めて、自分のために働きたい、その方がメリットのあるスキルが身に付いて将来自分のためになる、といった考え方なんです。

同じ努力をするなら自分の将来にメリットが大きい方がいいじゃないですか(笑)。これを言うとゆとり世代とかって思われるからあまり強くは言いたくないのですが、会社の将来ではなく自分の将来のために勉強や仕事を頑張りたいです。

インタビュアー2

まぁゆとり世代という一括りの言い方はどうかと思いますが、もしかしたら人によっては利己的な考え方だと感じる人もいるかもしれませんね。

実際、企業に所属していてもスキルは身に付くと思いますが、その点フリーランスとは異なりますか?

Uさんインタビュー写真

たしかに企業に所属していても技術力は身に付きますし、ビジネス全般の流れを学ぶことができるかもしれません。

でも単純に効率が悪いと思います。技術を学べると言っても選べるわけではないですし、ビジネスにしても下っ端は言われたことをこなすのが中心でしょう。

自分で回すようになるまで5年も10年も掛けるのは明らかに人生の時間がもったいないと思います。それなら最初から自分で考えて全部決めちゃった方が後々得だと考えました。

インタビュアー2

なるほど、確かに一理ありますね。

Uさんインタビュー写真

将来的にどのように働いていきたいかは人それぞれ異なると思いますが、私の場合、常に労働力を売って収入を得るよりは不労所得を作ったり、技術力を高めることで短時間で高収入を稼ぎたいと思ったのです。

まあやっぱり一番は不労所得を作って、空いた時間勉強して次の不労所得を作る時間に充てることだと思いますけどね(笑)そうすれば収入もどんどん伸びて自分の時間が持てます。

結局は自分の時間を持つためにお金を稼ぎたいと考えているので、労働力を売り続けるスタイルはなんか違うなと感じました。

インタビュアー2

なるほど。でもその労働についてくる形でスキルは身につくことになりますよね?その点いかがですか。

Uさんインタビュー写真

確かにスキルも身につきますが、企業で身に付くスキルはあくまでも企業が求めているものなので、将来的に自分にメリットが大きいとは限りません。

たとえば個人でシステムを開発して不労所得ができる状態になれば最高ですが、企業で担当している言語がCOBOLだと、そのスキルではゴールは遠いでしょうね(笑)。

同じ技術を学ぶにしても、将来的に役立つ言語であったりスキルであったりを自分で選定して身に付けていった方がお得です。

フリーランスなら自分が身に付けたいスキル、身に付けたらお得だと思うスキルに合わせて仕事を選んでいくことができるので、これも大きなメリットだと思います。

インタビュアー2

そこまでフリーランスにこだわりを持つUさんにとって、フリーに転向することに躊躇はありませんでしたか?

Uさんインタビュー写真

はい、学生時代から考えていたことなので躊躇はいっさいありませんでした。むしろもっと早くフリーランスになれば良かったなと思っていました(笑)

そういう意味では、躊躇はなかったんですがくすぶっている時期はありました。フリーランスになったときに何でもっと早くフリーランスにならなかったのかを後から考えてみたのですが、多分「会社員の癖」が付いていたんだと思います。

インタビュアー2

「会社員の癖」ですか?それってどういうことでしょう。

Uさんインタビュー写真

何かで聞いたことがあるのですが、人間には本能的に変化を嫌う脳の働きがあって、たとえ現状がきつくても生きていけるのであればあえてリスクを冒さない本能があるといった話だったと思います。

現状ではどうしようもなくなって初めて変化を受け入れて行動するのであって、たとえ会社員という私にとって納得のいっていない形であったにしても、収入があって生活できている今の環境を手放す気にすぐにはなれなかったのかもしれません。

インタビュアー2

なるほど。ある種の安定があったわけですね。

Uさんインタビュー写真

はい。新卒にしては給料も高くて自由にお金を使えたので、だから数年間会社員を続けていたのかもしれません。

人間には好奇心もあって私自身会社員の頃からフリーランスについていろいろ調べていたのですが、好奇心はリスクを冒す原動力にはなかなかならないのかもしれません。

調べるのは楽しくて好奇心を持って取り組めたのですが、いざ会社を辞めて独立するとなると防衛本能の方が働いてしまって。

こんなに葛藤してくすぶった経験は今までなかったので、それはそれで良い経験になったと思うことにしています(笑)

インタビュアー2

そうしてフリーランスに転向したUさんですが、フリーランスになってから何か困ったことはありますか?

Uさんインタビュー写真

そうですね。税金関係は最初はよくわからなくて困りました。

保険も同じくよく分からず、気付いた頃には選択肢がなくなっていました(笑)たしか前職の健康保険を継続するには退職後比較的早い段階で役所で手続きしなければならなかったと思うのですが、私はそれを知らずに放置していました。

インタビュアー2

任意継続保険、のことですね。

退職から20日以内に届け出ると、会社で加入していた健康保険を最大2年間継続できるという制度がありますね。

→参考: 知らないと損する?!健康保険の任意継続とは!

Uさんインタビュー写真

そうなんです。その結果、自分には国民健康保険しか選択肢がなくなったので、ある意味何も考えなくてすんで楽でもありましたね(笑)結果的に任意継続と国民健康保険のどちらが安かったのかはわかりません。

まあどっちにしてもそれを考える分働いて稼げばいいかなと考えています(笑)税金も最初はよくわからなかったので白色申告で言われるがままに払っていました。今もすごく得をするようにいろいろやっているわけではありませんが、最低限の帳簿は付けて、青色申告しています。

インタビュアー2

保険や税関係以外でも困ったことはありますか?

Uさんインタビュー写真

他には体調管理系ですかね。最初まったく何も考えていませんでした(笑)会社員時代はタバコも普通に吸っていて、フリーランスになってもしばらくは喫煙者でしたね。

食事も自宅での作業の気分転換に好きなものを食べに外食したり、そうでないときはカップラーメンで済ませたりしていました。一日お菓子なんて日もあったかもしれません。

徹夜をしたり生活リズムもバラバラで、今考えたら体調管理に無関心すぎたと思います。特にそれで大きく体調を崩したということもありませんでしたが、今思うとなんとなく常に体がだるかった感じはあったかもしれません。

当時はそれが普通だと思っていたので気にしていませんでしたが、今になって思うと体調が優れていないと仕事の生産性も落ちると思います。今はある程度栄養管理や生活リズムに気を付けています。

毎日絶対に自炊をするわけではありませんが、一応栄養バランスは考えて、一日三食ラーメンを食べるようなことはなくなりました(笑)

インタビュアー2

いろいろ伺ってきましたが、フリーランスになることを、今正社員のエンジニアで悩んでる方にも勧めたいですか?

Uさんインタビュー写真

エンジニアにとってフリーランスの方がメリットが大きいと思いますが、人に勧めたいかと言われるとそれは相手によります。誰でもフリーランスになるべきだとは思いません。

というのも、人それぞれ性格や仕事に対する価値観が違うので、誰にとってもフリーランスの方が良いとは断言できないからです。

強いて言えば技術志向が強かったり向上心や目標意識がある人はフリーランスの方が良いかと思います。

でもどちらかというとある程度安定した立場で、決まった時間に決まった作業をする方が得意な人もいるでしょう。その場合は、正社員の方が向いていると思います。

インタビュアー2

なるほど、冷静なご意見ですね。

Uさんインタビュー写真

フリーランスの場合自分が努力すればするだけ結果が付いてきやすいですが、逆に言えば怠ければ怠けるだけ自分に返ってきます。

正社員がみんなさぼっているというわけではありませんが、たとえば正社員であれば会社に所属しているだけでもお金は入ってきます。

フリーランスはやらないと収入にもならなければ不労所得を作ることだってできないので、自分でモチベーション管理をしながら努力できる人限定でおすすめできる働き方です。

インタビュアー2

貴重なご意見ありがとうございます。

それではそろそろお時間ですので、最後にひとことお願いします!

Uさんインタビュー写真

私の場合フリーランスという働き方が自分に合っていて、会社員よりもメリットを感じています。

エンジニアとしてもっとスキルアップしたい、自分で考えて幅広く仕事をやってみたい、といった方はぜひフリーランスを目指してみてはいかがでしょうか。

もちろん万人にフリーランスをおすすめしているわけではなくて、向き不向きがあると思います。しかしフリーランスのメリットは大きく、自分が努力すればするだけ将来が明るくなりやすいのも事実です。

なので、現在正社員でそこまでフリーランスを意識していない方であっても、フリーランスという選択肢を頭の片隅には置いておくと良いかと思います。

 

エンジニアインタビューシリーズ
1, 30代のPHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
2, 40代PHPエンジニアがRubyエンジニアへスキルチェンジ成功!
3, 27歳女性Javaエンジニアが正社員からフリーランスになった話
4, 38歳Java男性エンジニアが正社員からフリーランスになった話
5, (この記事)29歳PHPエンジニアが正社員からフリーランス兼ブロガーになった話

 

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