プロジェクトリーダーになるエンジニアが知っておきたいチームハック術

18/07/22 14:56:27     19/04/27 12:37:57

良いチームワーク

プロジェクトリーダーの動き次第でプロジェクトの生産性が大きく変わり、またメンバーの働きやすさも決定することになります。

そこでプロジェクトリーダーにはチームハック術が求められるのですが、具体的に何を意識してどのような行動に移せば良いのでしょうか。

このページでは、プロジェクトリーダーに求められるチームハック術と具体的な方法について紹介します。

二種類のチームハック術

チームハック術のノウハウを細かく分けるといろいろありますが、大きく分けると二種類です。具体的には、スケジュールやタスク管理といった機械的なチームハック術と、モチベーション管理や人間関係の最適化といった人に関するチームハック術です。

そしてどちらがより重要かというと、人に関するチームハック術になります。スケジュール管理やタスク管理はツールの使い方に慣れてノウハウを知ればある程度誰がやっても同じような結果になります。

しかし、人に関するチームハックはプロジェクトリーダーごとに大きく結果が異なり、そもそも重視していないプロジェクトリーダーも存在します。機械的にExcelで線を引いて成果物をチェックするだけがプロジェクトリーダーの仕事ではないので、メンバーのモチベーションやプロジェクト内の人間関係にも必ず目を向ける必要があります。

エンジニアはプロラムではないので、タスクさえ割り振れば勝手にそれ通りに動くわけではありません。人間はシステムと違って良くも悪くも精神面に影響され、それによって役割以上の力を発揮することも、逆に役割分の仕事もできないこともあります。

その点を踏まえ、このページでは主に人に重点を置いたチームハック術を紹介します。

グッドチームワーク

プロジェクトを円滑にするためのチームハック術

人間関係に重きを置いたチームハック術を行うことで、プロジェクトの進行を円滑にすることができます。プロジェクト内のメンバーとは毎日顔を合わせることになるので、人間関係が悪いとデメリットの大きさは尋常ではないと言えるでしょう。

また特定のメンバーだけが楽しめれば良いわけではなく、新人や新しいメンバーを含めて全員が人間関係で嫌な思いをせずにプロジェクトに参加できることが理想です。そして、プロジェクト内の人間関係はプロジェクトリーダーの責任です。

スケジュールを決めて成果物さえ確認できればそれで良いといった態度のプロジェクトリーダーも存在しますが、それではプロジェクトリーダーの役割を半分も果たしていないと言えるでしょう。

プロジェクトリーダーがメンバーを追い込むことは論外として、メンバー間の人間関係が悪化しているのにそれを放置するのも論外です。最近は飲みにケーションのようなものも減っているので必ずしも飲みに行く必要はありませんが、メンバーで食事に行ったり、いつでも気軽に相談できる体制を作っておくことは必須でしょう。

チームマネジメント

SIerは人間関係のチームハック術が特に難しい

Web系の自社開発企業であれば、実は人間関係に関するチームハック術はそれほど難しくありません。というのもほとんど自社のメンバーなので、新人が入ってきてもいろいろ教えたり周囲のメンバーでサポートしていく体制を作りやすいからです。

仕事においても安心して一歩ずつスキルアップができ、プライベートでも話せる関係になるまでにそう時間は掛からないでしょう。一方で、SIerの場合トラブルが発生しやすいです。

その理由としては、SIerではプロジェクト内にいろいろな会社のメンバーが入ってるケースが多々あるからです。本来多重請負は法律で禁じられていますが、開発現場では多重請負が多発しているのが現状です。

その結果、プロジェクトリーダーが所属する会社の下請けやパートナー会社の新人がプロジェクトに入ってくるケースや、プロジェクトの途中でフリーのベテランエンジニアが参加するようなケースもあるのです。

良いチームワークを発揮するチーム

この際に、プロジェクトリーダーとしては他社の人との距離感に悩みます。たとえば新メンバーのスキルが不足している場合、どこまでプロジェクトリーダーがサポートすべきかも難しいでしょう。

自社の新メンバーであればプライベートの話も含めて比較的近い距離感で接すれば良いのですが、他社となると話は別です。会社としてもお金を支払って協力を仰いでいるので、サポートしすぎることにも違和感を感じるはずです。

またプロジェクトリーダーが所属する本社は協力会社のメンバーのスキルが不足していたらプロジェクトから外すことも考えているので、自社メンバーとは根本的に扱いが異なります。

協力会社の人のサポートに時間や手間を掛け過ぎるとプロジェクトリーダーに上から圧力が掛かる可能性も高いので、バランスが難しいです。多くの場合協力会社内でもベテランエンジニアから新人までいますが、そのなかの人間関係がうまくいっていないケースも多々あります。

プロジェクトリーダーとしては他社の内部事情まで首を突っ込むべきではないかとしり込みしていると、結局そこからプロジェクト崩壊につながってしまうケースもあります。自社メンバーでの開発でプロジェクトをまとめるのに比べ、複数の会社が集まっているプロジェクトでのリーダーは距離感が難しいと言えるでしょう。

達成を喜び合う人たち

他社メンバー全員と積極的に関わるべき

複数の会社が集まっているプロジェクトでリーダーが取るべき行動としては、積極的に他社メンバー全員と関わっていくことでしょう。基本的に指示系統としては協力会社の上司に何かを伝え、その協力会社内で上司が部下に伝える、といった流れになります。

しかし、協力会社の上司としか会話していないと部下の状況がわからず、プロジェクトリーダーが気付かないところで人間関係がうまくいっていないことがあります。特に下請け企業の労働環境は過酷なので、内部で体調不良やパワハラ等の問題が発生しているケースも多いのです。

そのまま放置しているとプロジェクトの期間中に人が辞めてしまったり、現場に来なくなったり、来ても作業しなくなってしまうようなことがあります。これが複数の会社で発生するとプロジェクトは確実に崩壊するので、事前の対策が必須でしょう。

そのためにはプロジェクトリーダーが各メンバーとコミュニケーションを取ることはもちろん、プロジェクト内であれば他の会社の人同士も積極的にコミュニケーションを取れるようサポートしていく必要があります。

プロジェクト内のメンバー全員がコミュニケーションを取れる関係になっていれば、自社内の人間関係だけで閉鎖的に追い込まれていくメンバーが減ります。プロジェクトリーダーが気付かないところでパワハラが発生しているケースも多いので、プロジェクトメンバー全員を巻き込んでコミュニケーションの流れを作ることで、各メンバーが追い込まれないよう注意すると良いでしょう。

またエンジニアのなかには内向的な人も多いので、強引にコミュニケーションを取りすぎるのもNGです。プロジェクトリーダーに自覚がなくても、プロジェクトメンバーからするとリーダーは目上の存在です。

最初のうちは話しかけても緊張している可能性が高いので、相手の様子を見つつ徐々に打ち解けていくと良いでしょう。忙しいし面倒だからという理由で放置してしまったり強引に話しかけてしまったりするかもしれませんが、プロジェクトメンバーはリーダーの挙動に対して意外と繊細です。

少しの気遣いでメンバーの働きやすさ、プロジェクト進行具合が圧倒的に変わってくるので、プロジェクトリーダーが必ず注意して取り組むべきポイントです。

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